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【インプレ'07】岡島裕二 ホンダ『シビック タイプR』 FF版タイプR史上、最速

新しい『シビック タイプR』は4ドアセダンになり、重量も『インテグラ タイプR』に比べて80kgも重くなってしまったので、手にする前は牙を抜かれた猛獣のようなイメージを描いていた。が、実際は予想を上回る秀逸な走りっぷりを披露してくれた。

セダンボディは剛性が高く、リヤサスもマルチリンクに進化しているので、あらゆる場面で高い接地感を発揮してくれるのだ。ステアリングを切れば切ったぶんだけフロントが入り、あとはアクセルを徐々に開けていけば、理想のラインを簡単にトレースできる。

FF車特有のタックインの挙動も出ないので、鈴鹿サーキットを走ってもまったく不安を感じることなく高速コーナーを攻めることができた。

さらにエンジンもインテグラ・タイプRに対して5psパワーアップし、6速MTのギヤ比も最適化されたので、重量増加を感じさせないパワーフィーリングを実現している。

史上最速のFFタイプRを作るという開発目標がクリアできていることは、新型シビック タイプRに乗ってみれば、誰もが実感できよう。

2007.4.25

岡島裕二| モータージャーナリスト
20代前半にレースの参戦資金調達のために自動車専門誌出版社に勤務。その後ウェブ編集者を経て、2003年よりフリーモータージャーナリストに転身。レース経験を生かした試乗インプレッションと、貧乏生活から芽生えた価値観をもとに、クルマの本質を鋭く分析。

フォト
<5つ星評価>
パッケージング ★★☆☆☆
インテリア/居住性 ★★★☆☆
パワーソース ★★★★★
フットワーク ★★★★★
オススメ度 ★★★★☆

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