いまはなき『コロナ』の末裔。ユーザーの平均年齢は、高級志向の『プレミオ』が60歳、少し若向きの『アリオン』でも55歳という、第二の人生セダン。
ガチンコライバルは『ブルーバード・シルフィ』だが、より万人向けの無難な外観に仕上げたのはさすがトヨタ。メッシュグリルを前面に押し出すアリオンなどは、なかなか上等な佇まいをみせる。
プラットフォーム(車台)は旧型のキャリーオーバー。そのためか、ボディの剛性感が第一級とはいいかねるが、気になるところといったら、それくらい。クルマには特段の興味なく、ましてや贅沢なガイシャなど眼中にない。しかし、物理的にも社会的にも安全性の高い“ちゃんとしたセダン”がほしい、という熟年にはオススメ。
ダッシュボードやセンターコンソールを飾る水転写印刷のフェイク・ウッドパネルはお見事。ただし、後席の居住性やトランクの広さは、ブルーバード・シルフィにかなわない。
2007.12.4
下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。
“5ナンバー”にはこだわるけれど、その枠の中ではできるだけ室内の広いセダンが欲しい……、そんな日本特有の価値観に応えるパッケージングは、日産『ブルーバード・シルフィ』と同様のもの。
>>全文を読む(2008.2.27)
トヨタ車も含めて多くの車種がボディをワイド化して3ナンバー車になっていくなかで、あえて5ナンバー枠を守ったクルマ作りをした点は評価できる。
>>全文を読む(2008.2.26)
印象希薄。4人の大人にとって過不足ない居住空間をしっかりと構築して凝縮した外形の中に収め、素直にしなやかに走るセダンこそは、乗用車における「保守本流」、つまり「1台あればほとんどの使い方を満足する自動車」であるはず。
>>全文を読む(2008.1.31)
乗用車としての中核セグメント、しかも欧州向け製品なのだが、空間設計、骨格は駄作たるプレミオ/アリオンの改装版。
>>全文を読む(2004.9.24)
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