“5ナンバー”にはこだわるけれど、その枠の中ではできるだけ室内の広いセダンが欲しい……、そんな日本特有の価値観に応えるパッケージングは、日産『ブルーバード・シルフィ』と同様のもの。
すなわち、確かに後席足もとやトランクスペースは驚くほどに広いものの、そのプロポーションは妙にヒョロ長く、外観上はお世辞にもスタイリッシュとは思えない……、というのがその特徴か。
「一見豪華で上質に見えるインテリア」も、なるほどターゲットであるシニア層の気持ちを惹きそうな仕上がり。こうして“Old at Heart”(?)な人の期待に素直に応えられるからこそ、トヨタならではの販売力と相まってコンスタントなセールスを維持している!?
裏を返せばこんなクルマ好きの人からは「圏外」なモデルばかりが優れた販売成果を上げるという事柄こそ、今の日本の自動車産業の問題点を象徴しているのかも。
2008.2.27
河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。愛猫家なのに猫アレルギーが発症し、このところ辛い毎日……
トヨタ車も含めて多くの車種がボディをワイド化して3ナンバー車になっていくなかで、あえて5ナンバー枠を守ったクルマ作りをした点は評価できる。
>>全文を読む(2008.2.26)
印象希薄。4人の大人にとって過不足ない居住空間をしっかりと構築して凝縮した外形の中に収め、素直にしなやかに走るセダンこそは、乗用車における「保守本流」、つまり「1台あればほとんどの使い方を満足する自動車」であるはず。
>>全文を読む(2008.1.31)
いまはなき『コロナ』の末裔。ユーザーの平均年齢は、高級志向の『プレミオ』が60歳、少し若向きの『アリオン』でも55歳という、第二の人生セダン。
>>全文を読む(2007.12.4)
乗用車としての中核セグメント、しかも欧州向け製品なのだが、空間設計、骨格は駄作たるプレミオ/アリオンの改装版。
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