大台越えの308psを得たいっぽう、コンフォートにもかつてない気配りをしたのが新型『インプレッサSTI』の特徴だ。
「快適性をプレミアムクラスにした」なんてセリフが開発者の口から出た初めてのWRX STIである。といっても、乗り心地が大いに改善され、ツインクラッチSSTの採用で、ついにAT限定免許にも対応したランエボXに比べると、インプレッサはより豪快で、男らしいクルマである。あちらは280psだから、インプのほうがフツーに速い。
エンジンの遮音や乗り心地などランエボほど洗練されていないが、わざわざWRX STIを求める人なら、むしろこっちのほうが“らしくて”いいと思うかもしれない。
ランエボもインプレッサも、今回のモデルチェンジで快適方向に振られたのはたしかだが、その伸びシロはランエボのほうが大きい。逆にインプレッサは、体育会系のマナーがまだ色濃く残っているところが特徴であり、魅力である。
2008.4.2
下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。
スバル『インプレッサWRX STI』は大人のクルマに仕上がっている。お子ちゃま向けのハイパフォーマンスカーから熟成の領域に入った感じだ。
>>全文を読む(2008.10.18)
激辛路線をひた走ってきた『インプレッサWRX STI』も、新型になって180度コンセプトをかえて登場してきた。硬い足とハイグリップなタイヤだけをたよりに、強引にタイムに挑む姿勢を捨てて、しなやかに路面をとらえることにしたようなのだ。
>>全文を読む(2008.10.14)
『インプレッサ』自体が高いシャシー性能を持つクルマに生まれ変わったことで、「WRX STI」はその性能を生かして極めて高い操縦安定性を確保すると同時に優れた乗り心地を確保している。
>>全文を読む(2008.10.15)
ボディが堅剛で、路面からのショックの入力に対してボディ共振が小さい。つまり、室内が静かで居心地がいい。この出来のよいボディを得たことで、旧型よりもソフトなサスペンションに設定してもタイヤの性能を使い切れる。
>>全文を読む(2008.7.10)
最強のライバル三菱『ランエボX』と比較すると、実質的な速さはほとんど互角。しかし、そこに到達するアプローチが正反対なのがおもしろい。
>>全文を読む(2008.7.9)
「スバル車には見えない」ルックスはちょっとばかりの不完全燃焼感がともなうものの、走りの質感の高さは従来型を確実に凌ぐ。
>>全文を読む(2008.4.11)
ハッチバックデザインとなり顔つきも「スバル車らしくなくなった」ことで、これまでの“スバリスト”(スバルファン)には大いなる戸惑いを与えそうな新型『インプレッサ』。
>>全文を読む(2008.2.27)
後輪にダブルウイッシュボーン式のサスペンションを採用した「SIシャシー」と呼ぶ新しいシャシーによって、優れた操縦安定性を確保しながら乗り心地にも優れたクルマに仕上げている。
>>全文を読む(2008.2.26)
エクステリアデザインについて最初のうちは、アゲインストな意見が聞かれたが、最近はかなりなじみが出てきたのと同時に、飽きの来ないフォルムだなぁと感じるようになった。
>>全文を読む(2008.1.29)
DOHC2リッターターボ仕様の走り味は、これまでボクが抱いていた『WRX』の概念をことごとく覆すものだった。いきなりハッチバックで登場したのも驚きならば、走りのキャラクターも激変したのである。
>>全文を読む(2007.12.25)
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