最強のライバル三菱『ランエボX』と比較すると、実質的な速さはほとんど互角。しかし、そこに到達するアプローチが正反対なのがおもしろい。楽器にたとえれば、あらゆる電子制御を駆使したランエボXは最新鋭のシンセサイザー、対する『インプレッサ』STIはアコースティックな響きで演奏者を喜ばせる。
308psを誇る水平対向4気筒ターボは先代よりトルクバンドが広くなり、低回転からググ〜ッと強力なパンチを繰り出す。
最大の注目点は足まわりで、とくに新設計のダブルウイッシュボーン方式になったリアサスペンションが光る。これが粘り強く路面をつかみ、それに負けずフロントもしっかり食いつくため、本当にドライバーの気持ちのままに攻めることができる。
後部オーバーハングが短いハッチバックの効用で、強引に攻めてもテールの重さを感じさせず軽快に振り回せる。ガガッと張り出したオーバーフェンダーなど、直接WRCを連想させるスタイリングも嬉しい。
2008.7.9
熊倉重春| モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。
スバル『インプレッサWRX STI』は大人のクルマに仕上がっている。お子ちゃま向けのハイパフォーマンスカーから熟成の領域に入った感じだ。
>>全文を読む(2008.10.18)
激辛路線をひた走ってきた『インプレッサWRX STI』も、新型になって180度コンセプトをかえて登場してきた。硬い足とハイグリップなタイヤだけをたよりに、強引にタイムに挑む姿勢を捨てて、しなやかに路面をとらえることにしたようなのだ。
>>全文を読む(2008.10.14)
『インプレッサ』自体が高いシャシー性能を持つクルマに生まれ変わったことで、「WRX STI」はその性能を生かして極めて高い操縦安定性を確保すると同時に優れた乗り心地を確保している。
>>全文を読む(2008.10.15)
ボディが堅剛で、路面からのショックの入力に対してボディ共振が小さい。つまり、室内が静かで居心地がいい。この出来のよいボディを得たことで、旧型よりもソフトなサスペンションに設定してもタイヤの性能を使い切れる。
>>全文を読む(2008.7.10)
「スバル車には見えない」ルックスはちょっとばかりの不完全燃焼感がともなうものの、走りの質感の高さは従来型を確実に凌ぐ。
>>全文を読む(2008.4.11)
大台越えの308psを得たいっぽう、コンフォートにもかつてない気配りをしたのが新型『インプレッサSTI』の特徴だ。
>>全文を読む(2008.4.2)
ハッチバックデザインとなり顔つきも「スバル車らしくなくなった」ことで、これまでの“スバリスト”(スバルファン)には大いなる戸惑いを与えそうな新型『インプレッサ』。
>>全文を読む(2008.2.27)
後輪にダブルウイッシュボーン式のサスペンションを採用した「SIシャシー」と呼ぶ新しいシャシーによって、優れた操縦安定性を確保しながら乗り心地にも優れたクルマに仕上げている。
>>全文を読む(2008.2.26)
エクステリアデザインについて最初のうちは、アゲインストな意見が聞かれたが、最近はかなりなじみが出てきたのと同時に、飽きの来ないフォルムだなぁと感じるようになった。
>>全文を読む(2008.1.29)
DOHC2リッターターボ仕様の走り味は、これまでボクが抱いていた『WRX』の概念をことごとく覆すものだった。いきなりハッチバックで登場したのも驚きならば、走りのキャラクターも激変したのである。
>>全文を読む(2007.12.25)
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