半世紀を超える歴史を重ねて通算13代目を迎えたトヨタ『クラウン』。その伝統に忠実に、どこまでユーザーに楽をさせるかを徹底的に追求してある。先代の通称“ゼロ・クラウン”でV6エンジンを採用するなど大きな変更を受けたので、今度の新型は各部のファインチューニングが重点になっている。
その効果がもっとも色濃く現れたのはサスペンションで、とくにノーマル系の「ロイヤルサルーン」では、コーナリングや車線変更の瞬間の不自然な突き上げ感が姿を消した。それ以外は、とくに強く印象に残る点がないといっても過言ではないほど、じつに綿密な気配りが行き届いている。
そのうえでエンジンやブレーキだけでなくステアリングまで含む統合安定維持装置VDIM(滑りやすい路面で試すと効果絶大)を搭載するなど、比較的年齢の高いユーザーを意識した装備も充実している。
いっぽう、コンソール上のボタンでスポーツモードを選ぶと、エンジンやステアリングの反応が穏やかに変化して楽しめる。
2008.7.8
熊倉重春| モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。
ベストパッケージは、3リッターの「ロイヤル」だと感じた。「アスリート」は、かなりサスペンションが締め上げられていて、オヤジが無理して若ぶっているような感じ。
>>全文を読む(2008.7.9)
見た目の印象は従来の“ゼロ・クラウン”とさほど代り映えしないながら、走りのバランスは大幅に向上。「ロイヤル」と「アスリート」のどのモデルに乗ってもそうした好印象は共通。
>>全文を読む(2008.4.10)
レクサス『GS』と共通プラットフォーム(車台)を使いながら、お約束の「日本最適化」を守った13代目『クラウン』。ホイールベースはGSと同じだが、ボディ全幅は1.8m以下に収めた結果、ぎりぎり日本のタワーパーキングにも収まる。
>>全文を読む(2008.3.31)
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