介護される側の立場に立った車選び

福祉車両としてお年寄りの介護に合わせた車両が販売されていますが、その他にもステップのついた車やセダンタイプでもお年寄りが乗りやすい車など、介護に役立つ中古車を紹介します。

介護する人、される人 その人に合った福祉車両を選ぶ

出典:ライフケアビークル – Wikipedia

介護する人、される人 その人に合った福祉車両を選ぶ

日本もいよいよ本格的な高齢化社会に突入しつつあります。各ディーラーのカタログラックを覗くと、福祉車両に類するクルマのカタログが多数用意されています。ただ、お年寄りや体の不自由な方が乗るなら福祉車両で選ぶ、という短絡的な思考はあまり良いとは思えません。というのは、サポートに必要な機能は人によって異なるからです。かえって使いにくかったり邪魔だったりする機能もないとはいえません。そもそもそういう乗車支援装置以前に、クルマとしてはどうなのだろう?といった点も、ぜひ考えていただきたい部分です。 「介護される人の立場にたって考える」だけでなく、できれば「介護される人も一緒に試乗して」クルマを選びたいものです。

みんなでゆったり・・・大型ミニバンはお年寄りには大きい

みんなでゆったり・・・大型ミニバンはお年寄りには大きい

大きいミニバンならみんなで一緒にお出かけできる、という理由で、選択肢に入る場合も有るでしょう。ただ、お年寄りからすると、よじ登るように乗車するのが大変なようです。 私も祖父を連れてドライブに行って気づきました。そういう場合はステップの付いているクルマなどにした方が良いかもしれません。また、手すりをつけることができるならば、増設した方が良いかもしれません。乗り降りが大変なことが原因で、クルマに乗って出かけるのが億劫になってしまうお年よりもいらっしゃるようです。 クルマはお年寄りの外出を手助けする存在でなければなりません。是非注意していきたいものです。

人に優しい車について考えましょう

車選びと介護を結び付けて考えたとき、「人に優しいクルマであるか」という視点はとても大切になります。ただ、本当の意味で人に優しい車は案外少ないものです。 現在、人に優しいクルマ=安全なクルマであるとしており、安全についてはかなり五月蝿く言われ、規制も厳しくなっています。そこで安全設計を試み、ボディを大きくしたクルマがあります。しかし実際は、ドアが厚くなっただけで、中の座席は広くなっておりません。また、窓が小さくなり、閉塞感を強く感じる設計になっています。さらに、ボディが重たくなったので、エンジンを大きくすると同時に、ボディを支える足回りも硬くなった結果、お子さんやお年寄り、体の不自由な方にはこたえる乗り味になってしまった・・・。これでは乗っている人が精神的に苦痛に感じるのではないでしょうか?自動車の安全設計には、こういった本末転倒な側面も含まれていることを忘れてはいけません。 「人に優しいクルマ」を選ぶときは、クルマの乗り心地についてもしっかりチェックするようにしましょう。世代の違う車、モデルチェンジの前やあとのクルマを比較も、中古車ならば可能です。車種としては、やはりタクシーにも用いられるような、クラウンのセダンやセドリックのセダンなどは、「人へのやさしさ」が残っているクルマだと言えるでしょう。これらのクルマならば、乗り込むときに無理な姿勢やよじ登るような姿勢をとらずにすみますしね。

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