【プロ解説】マツダ3ファストバックの安全装備を徹底解説!!〜クラストップレベルの充実度〜

更新日:2021/03/16

2019年5月にマツダの新世代商品第1弾として登場したマツダ3。エントリーグレードでもアダプティブクルーズコントロールのマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)を標準装備しるなど充実した運転支援システムが特長です。それでは、マツダ3に採用されている先進の安全装備を紹介しましょう。

文・写真/萩原 文博

スマート・ブレーキ・サポート[前方検知機能](SBS)

前方車、歩行者そして自転車を検知するのが、スマート・ブレーキ・サポート[前方検知機能](SBS)です。レーダーセンサー及びカメラによって前方車、歩行者(昼間・夜間)、自転車(昼間)へ衝突する可能性があるとシステムが判断したとき、ディスプレイの表示と警報音でドライバーに危険を知らせます。衝突を回避できないとシステムが判断するとブレーキ制御お行い衝突時の被害を軽減します。ドライバーがブレーキペダルを踏んだ場合はブレーキが素早く確実に掛かるようにサポートします。システムが作動する条件は対象の前方車が約4km/h以上、歩行者・自転車の場合は約10~約80km/hの時となります。

スマート・ブレーキ・サポート[後方検知機能](SBS-R)

約2~8km/hで後退中に後方の障害物を超音波センサーで検知し、衝突を回避できないとシステムが判断したときに、ブレーキ制御によって衝突時の被害を軽減するのが、スマート・ブレーキ・サポート[後方検知機能](SBS-R)です。リアパーキングセンサー(センター/コーナー/サイド):リアバンパーに内蔵された超音波センサーによって近距離の静止物を検知し、警告音でドライバーに知らせます。

スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物検知機能](SBS-RC)

0~約10km/hで後退中に自車の左右や後方に接近してきた車両を検知するのが、スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物検知機能](SBS-RC)です。この機能は衝突を回避できないとシステムが判断したときに、ブレーキ制御を行うことで、衝突時の被害を軽減します。

AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]

AT誤発進抑制制御は徐行中(前進時15km/h以下、後退時約10km/h以下)や停車時、カメラや超音波センサーが前方または後方に車両や壁などの障害物を検知しているにも関わらず、必要以上にアクセルペダルが踏み込まれたとき、表示および警告音と同時にエンジン出力を抑制する機能です。前進時には衝突を回避できないとシステムが判断したときに、ブレーキ制御を行うことで衝突時の被害を軽減します。

アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)

安全運転に必要な視界を確保するのが、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)です。夜間走行時に先行車や対向車の状況をクルマが判断。ヘッドライトの照射範囲や明るさを自動的に変化させるシステムです。グレアフリー(防眩)ハイビームは約30km/hで先行車や対向車の状況に応じてハイビームの照射範囲を自動的にコントロールする機能です。そしてワイド配光ロービームは約40km/h以下で車両の左右側方を広く照射する機能。そして、ハイウェイモードは約95km/h以上でより遠方を照射する機能です。

ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)

ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)は夜間走行時に先行車や対向車の状況をクルマが判断し、ハイビーム/ロービームを自動的に切り替えるシステムです。約30km/h以上で走行中に前方に先行車や対向車がいないときにハイビームとなります。一方、前方に先行車や対向車のランプ類を検知したときや街灯が並んでいる場所や路面の明るい街中を走行しているとき。そして約20km/h未満で走行しているときはロービームとなります。

360°ビュー・モニター

ドライバーから死角となる見えない部分の危険を察知してサポートするのが、360°ビュー・モニターです。これは車両の前後左右に設置した4つのカメラを活用し、センターディスプレイの表示や各種警告音で低速走行時や駐車時に車両周辺の確認を支援するシステムです。映像はトップビュー、フロントビュー、フロントワイドビュー、サイドビュー、リヤビュー、リヤワイドビューと6パターンに切り替えられます。

前側方接近車両検知(FCTA)

左右前方から接近するクルマを検知して通知するのが、前側方接近車両検知(FCTA)です。交差点へ進入しているときに左右前方の死角から接近する車両を検知して、その接近状態に応じて表示を点灯させる機能です。その状態で発進(約10km/h以下)すると表示が点滅し、警報音とともにドライバーに危険を知らせます。

ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)&後側方接近車両検知(RCTA)

後方からのクルマの接近を知らせるのが、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)&後側方接近車両検知(RCTA)です。BSMは後方から接近する車両の存在を知らせて、車線変更時の後方確認を支援するシステムです。約15km/h以上で前進しているときに後方からの接近車両を検知すると、接近状態に応じてドアミラー表示を点灯。その状態で点灯下側にウインカー操作を行うと点滅表示と警報音でドライバーに危険を知らせます。一方のRCTAは駐車場などから後退するときに、左右後方に接近した車両を検知してドライバーに警告を行う機能です。BSMの検知エリアは自車の左右に隣接する車線で、自車のフロントドア後端から自車の後方約50mまでとなります。

車線逸脱警報システム(LDWS)

車線逸脱警報システム(LDWS)は自車が車線から逸脱する可能性があることを知らせるシステムです。約60km/h以上での走行中にカメラが車線の白線(黄線)を検知し、自車が車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、警報によってドライバーに知らせる機能です。

レーンキープ・アシスト・システム(LAS)

車線からの逸脱回避を支援するのが、レーンキープ・アシスト・システム(LAS)です。自車が車線から逸脱する可能性があると、システムが判断した場合に、ハンドル操作をアシストすることにより、車線からの逸脱回避を支援するシステムです。約60km/h以上の速度で走行中に車線の白線(黄線)を検知して、自車が車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、電動パワーステアリングを作動させてドライバーのハンドル操作をアシストします。同時にマルチインフォメーションディスプレイの表示でドライバーに知らせます。

交通標識認識システム(TSR)

交通標識認識システム(TSR)は走行中にカメラやナビゲーションシステムが認識した交通標識を、アクティブ・ドライビング・ディスプレイとメーターに表示することで、交通標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援するシステムです。表示した最高速度標識の速度を超過した場合は、表示や警報音でドライバーに知らせます。

ドライバー・アテンション・アラート(DAA)

ドライバーに休憩を勧める機能がドライバー・アテンション・アラート(DAA)です。これはドライバーの疲労や注意力の低下を検知し、ドライバーに休憩を促すシステムです。車線内を約65km/h以上で走行しているとき、クルマがドライバーの疲労増加や注意力低下を推定するとマルチインフォメーションディスプレイの表示と警報音でドライバーに休憩を促します。

ドライバー・モニタニング

ドライバーの眠気やわき見を検知するのが、ドライバー・モニタニング機能です。これはドライバーの疲労や眠気を検知し、休憩を促すシステムです。約5km/h以上で走行しているとき、ドライバーモニタリングカメラで顔の各部位の特徴点の変化を検出し、ドライバーの疲労や眠気を推定して、マルチインドメーションディスプレイの表示および警報音でドライバーへ休憩を促します。疲労や眠気を検出した場合は注意の警報パターンを行い、より強い疲労や眠気を検出した場合は警告の警報パターンを行います。

クルージング&トラフィック・サポート(CTS)

高速道路での渋滞時の疲労軽減をサポートするのが、クルージング&トラフィック・サポート(CTS)です。追従走行機能とステアリングアシスト機能によって高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートシステムです。先行車との車間距離を一定に保つ追従走行に加えて、車線を検知している場合は、ステアリングアシスト機能が車線に沿った走行をアシストします。低速で車線を検知していない場合は、先行車の走行軌跡に沿った走行をアシストします。追従走行機能はAT車が0km/h~高速域まで、MT車は約30km/h~高速域まで行います。ステアリングアシスト機能はAT車が0km/h~高速域まで(白線検知時)、MT車は約30km/h~高速域まで(白線検知時)で行います。

マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)

マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)は車間距離を一定間隔で保つ機能です。フロントレーダーセンサーが先行車を検知することで、アクセルペダルやブレーキペダルを踏まなくても、設定した速度での定速走行や車間距離を一定に保ちながら追従走行ができるシステムです。AT車は0km/h~高速域まで、MT車は約30km/h~高速域まで行います。

マツダは商品改良で運転支援システムをアップデートさせることが多い自動車メーカーです。これは最新のシステムを常に最新モデルに搭載したいという企業の真摯な姿勢の表れだと言えます。まだ新しいモデルということもありますが、クラスでトップレベルの運転支援システムの充実度を誇っています。

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情報提供元: CarMe[カーミー]