フォルクスワーゲンがティグアンで唱えるSUVのあり方とは?

更新日:2017/01/31

VWのラインナップは非常に充実しており、Aセグメントのup!からゴルフ等が筆頭となるC、パサートのDセグメント、さらには、トゥーラン、トゥアレグといったミニバン、SUVもラインナップするなど、まったくもって隙がない状態。そして現在人気のコンパクトSUV市場に、勝負をかけているのが「ティグアン」です。

モデルチェンジでより魅力を増したVW ティグアン

VWティグアンの初代デビューは2008年。2016年に約8年ぶりにフルモデルチェンジが行われ、日本では2017年1月17日から販売開始されました。日本でのラインナップは、1.4L TSIエンジンに6速DSGの組み合わせ。駆動方式は、FFのみとなります。

流行りのダウンサイジングターボエンジンは、すでにゴルフ等に搭載されており、信頼性は実証済み。最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク25.5kgm/1500~3500rpmという最大トルクを低回転から発生するスペックは、1.5トンのボディでも街中での運用にストレスないでしょう。

またJC08モード燃費も16.3km/Lと、なかなか優秀な数値。国産SUVと互角に勝負できるモデルです。

先代に比べ全長、全幅が拡大され、全高が25mmほど低くなったボディは、ホイールべースを2,605mmから2,675mmに延長。その分、車内空間の拡充に繋がり、後部座席のクリアランスも向上してます。これは、ファミリー層にも大いに訴求するポイントではないでしょうか。

とはいえ、そうしたサイズ以上に目につくのは、フロントマスクのイメージの刷新。現行VWのマナーに沿ったデザインは、非常にシンプルながら高級感のある意匠となっています。世代を問わずに選びやすいVWらしい造り、ともいえるのではないでしょうか。

最新のデジタルデバイスもドライビングをサポート

近年、進化著しいのが、メーター廻りでもあります。今回のティグアンには、アナログから取って代わり、デジタルメータークラスターと称したデバイスを搭載。

“Active Info Display”と名付けており、TFT12.3インチ大型ディスプレイには、アナログ式のスピードメーターとタコメーターの間にドライビングに必要な情報を表示するほか、ナビゲーションのマップを表示することも可能です。

これによりドライバーは、運転中に情報を得やすくなるほか、メーター廻りを物理メーターからデジタルに変換することで、コスト面でもメリットがあるといえます(近いものではガラケーとスマホの製造コストにもいえることですね)。

またオプションながら、フロントウインドウに情報が映し出されるヘッドアップディスプレイも用意されており、安全装備含め、最新のデバイスをきっちり塔載しているのもポイントといえましょう。

ティグアンは日本マーケットでどのような評価をうけるのか…

SUVといえば悪路も走る…というのが当初のコンセプト。しかしVWグループはティグアンをFF仕様のみで日本マーケットに投入。これは、マーケティングリサーチにより「SUVのニーズ」が見えてきた結果、といえそうですね。

排気量は小さいながらもパワフル、居住空間も良好、そして燃費も良い…。色気は少ないかもしれませんが、完成度の高いSUVモデル。これがVWの現時点で考えるコンパクトSUVの理想形、といったところでしょうか。

気になる価格は、エントリーグレードのTSI Comfortlineが360万円〜。日本での同カテゴリのSUVモデル、C-HRは251万円~、ホンダのヴェゼルは192万円~、マツダ CX-5は246万円~であり、やはり価格面では国産車に分があるのは事実です。

しかし質実剛健な造り込みと、ハイグレードな内装、装備などは、VWティグアンに分があります。欧州車の入門モデルとしても、魅力ある1台となるのではないでしょうか。


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情報提供元: CarMe[カーミー]