カーボン製のホイール!? やっぱり走行性能アップするの?

更新日:2017/02/11

足回りのカスタマイズの定番メニューとして挙げられるのが、ホイールの交換です。豪奢なアルミホイールには、鍛造と鋳造があり、それぞれにメリットがあります。また古くからレースで用いられているのが、マグネシウム。アルミよりも軽量で剛性も高いと言われます。このような多くのホイールがマーケットに溢れているわけですが、カーボンなんて素材も出てきているのです。

ホイールを軽量化するメリット

ホイールは、鉄やアルミ、マグネシウムなど、さまざまな材質が使用されてきました。こうしたホイールの材質の進化は、軽量、高強度といったテーマがあればこそです。

クルマの軽量化には、いつくもの手法がありますが、ことさらホイール自体の軽量化は非常に効果が高いといわれています。

バネ下重量の軽量化は、実質4〜15倍の効果があるとされており、これが4本備えているわけですから、トータルでみれば相当な軽量化に匹敵するわけです。これは走行性能、燃費性能といったクルマが走る上で、多くのメリットにつながります。

だからこそ、ホイールはなるべく軽く仕上げたい、その一方で車体重量を受け取める重要なパーツでもあるため、高強度、耐久性といったものが必要。現在はアルミ製が主流ですが、その理由は、重量、強度、そして製造コストや商品価値、これらの兼ね合いのなかでもっともバランスが取れているからでしょう。

カーボンホイールを採用したクルマとは?

さて、前述のように軽量で強度のある素材といえば、他にもカーボンがあります。実際、カーボンモノコックボディ等、採用するクルマも出てきました。

このカーボンをホイールに採用した例としては、2013年のジュネーブショーでケーニグセグが展示した「アゲーラS」があります。ホイールはすべてカーボンでできており、そのサイズは前19x9.5J、後20x12.5J。大型大径ホイールなのですが、リアカーボンホイールの重量はなんと6kg台に仕上がっていたそうです。

同サイズの鍛造アルミホイールなら、重量は軽く見積もっても10kgを切ることはないでしょう。つまり、約6割程度の重量ながら、強度も高いという、まさに衝撃的なホイールといえますね。

超軽量のカーボンホイールは普及できるのか!?

これだけメリットが多いのですから、カーボンホイールをもっと採用すべき、というのは当然の意見です。しかしどんなものにもメリット・デメリットはあります。

このカーボンは加工するのに高い技術が必要で、コストがとてもかかってしまうのです。また新素材ゆえに、長期間における紫外線の影響など、多くのテストが必要というのが実情。

しかしこうした問題をクリアしてカーボンホイールの量産を進めているのがフォードです。シェルビー マスタングのハイスペックモデル「GT350R」にはカーボンホイールが標準装備されています。

このホイール重量は、わずか8.1kg。アルミホイールの約半分の重量になっているとのことで、走行性能に多大な貢献をしているのは想像に難しくありません。また量産することによって製造コストを下げることができます。

VWもカーボンホイールの量産化を計画しているとのことで、世界的にこのカーボンホイールの装着が進んでいくのであれば、私達でも比較的身近な価格で手に入れることがこの先できるかもしれませんね。

軽量かつ頑強、また腐食しないという素晴らしい特性をもっているカーボン。今後、多くのメーカーがこの利点を活かした開発を進めてくれれば、アルミホイールにとってかわるのがカーボンホイールとなるのは間違いないでしょう。私達もそのメリットを享受したいところですね。


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情報提供元: CarMe[カーミー]