洗車に食器用洗剤を使っても大丈夫なのか?使う際の注意点は?

更新日:2017/02/11

油汚れを落とすには、絶大な威力を発揮する食器用洗剤。洗車用シャンプーとして使うのは問題ないのでしょうか?食器に使うものだから、車のボディにも優しいような気もしますが…。どうなのでしょうか?

食器用洗剤、カーシャンプーの違いは何?

食器用も自動車用も界面活性剤の入った化学的な合成洗剤です。2つの洗剤の違いを考えてみましょう。

・落とす汚れの種類
食器用洗剤には野菜も洗えることをうたっている製品もありますが、基本的にはガラスやプラスチックについた、油汚れを落とすための洗剤です。一方、自動車用洗剤はクルマの塗装面を綺麗にするのがおもな目的で、ここに付着する汚れは、泥や砂、排気ガス、鉄粉、虫や鳥の糞、そしてワックスの残りである油膜分などです。

・すすぎ性能
食器用洗剤は、「泡で落とす」「泡の力」など泡の洗浄力をアピールしている製品が多いです。洗車に使うと、終えたあとの泡切れに時間がかかりますし、成分が残ってしまう場合もあります。また泡残りが長期間におよび、洗剤分が塗装面や車の各部分に残って乾燥して蓄積されていくことはあまり良いことではありません。対する自動車用洗剤は、泡切れが良く、洗車を素早くできます。

・油分の除去
食器用洗剤はそもそも油汚れを落とすためのものなので、これで洗車をするとボディーのワックスが落ちてしまい、表面がざらついた感じになります。ワックスを完全に落としたいのであれば、食器用洗剤を使ってもいいかもしれませんが、単に油分を除去するのであれば、自動車用に開発されたアルカリ系洗剤の方がベターです。

・樹脂パーツへの影響
食器用洗剤は油分落とし性能が高いのは良いのですが、ずっとこれを使っているとバンパーなどの樹脂部分はだんだんと白っぽくなっていきます。これは洗車用でもいずれ起こることなので、樹脂コートや黒樹脂復活などのケミカルを使えば復活します。

洗車用洗剤を使うメリット

これはもう、車専用なので使いやすさという点では抜きんでています。

ただし、水質によっては乾燥時にシミになりやすい水道水も多くあります。夏場など塩素を増やしている水道水もありますからね。

このような場所では、乾燥時に「しみ(イオンデポジット)ができにくい+イオンデポジット軽除去」機能を付加したカーシャンプーを使うのがおすすめです。自動車洗車に特有のトラブルや汚れを解消してくれるのも、洗車用洗剤のメリットですね。

洗車に食器用洗剤を使うのは問題なし?

自動車用、食器用…それぞれ成分や用途が違いますが、たとえばカーシャンプーを切らしていてすぐに洗車したい!というときには、食器用を使っても問題はありません。

つまり、年に数回使う程度なら致命的な影響は出ないということです。

しかし食器用洗剤は泡切れがよくありません。試してみれば分かりますが、きれいに泡を流したつもりでも、食器用洗剤の方はヌルヌル感がかなり強く残っている印象があります。もちろん、洗剤によっても違うのですが。

食器用洗剤を使う際の注意点

また、食器用洗剤を車に使う場合には以下のことに気を付けましょう。

・原液では使わずに濃度調整をしましょう。もし原液をボディにそのままだ使用してしまうと、泡切れがますます大変になります。

・すすぎをしっかりしましょう。泡切れが良くないので、すすぎはしっかりとする必要があります。コイン洗車場などで高圧水を使う場合は、丁寧に落としましょう。高圧水はパワーはすごいですが、水量は意外と少ないのです。

・油分が除去されるので、洗った後にはワックスなどを使いましょう。油分落としには向いていますが、塗装面のワックスもほとんど落ちてしまいますので、滑らかな塗装面をつくるためには、ワックスは必須です。

専用洗剤は、洗車用ならでは

前述しましたが、普通にさっと洗うだけなら、食器用で問題はないのですが、鉄粉除去、ウォータースポット、頑固な水垢汚れの除去に関しては、専用洗剤以外を使うと効果が薄くなります。

そのような特殊な汚れを落とす場合は、自動車用洗剤の中から、目的の付加機能が付いたものを選びましょう。

台所用洗剤を洗車に…は年に数回使うなら問題ないでしょう。ただし、くれぐれも薄めて使ってくださいね。

情報提供元: CarMe[カーミー]