頭文字Dで佐藤真子の愛車 日産シルエイティ、どうしてくっつけたの?

更新日:2018/02/12

しげの秀一原作の大人気マンガ『頭文字D』では、180SXのボディにシルビアのフロントマスクを移植した「シルエイティ」が登場します。漫画のなかだけの改造車かと思いきや、このドレスアップは現実でも流行しました。どうしてこの改造が流行ったのでしょうか?

日産 シルビアと180SXの関係とは?

日産 シルビアには、3~5代目に共通のコンポーネントを使った姉妹車が存在しました。3代目と4代目がガゼール、5代目(S13型)は180SXです。

シルビアとガゼールは、まさに双子車といえるもので、外見上の差異はリアコンビのデザインと外装色程度。搭載エンジンも同じなら、ボディタイプも2ドアノッチバッククーペと3ドアハッチバッククーペで共通です。

しかしシルビアが5代目のS13型になると、2ドアノッチバッククーペがシルビア、3ドアハッチバッククーペが180SXにモデルが分かれます。それにともない、フロントマスクが固定式ヘッドライトのシルビアと、リトラクタブルヘッドライトの180SXに差別化されます。

では、どうしてシルエイティのようなスワップ車が生み出されたのでしょうか?

どうしてシルエイティを生み出したのか?

シルエイティは、180SXのボディにS13型シルビアのフロントマスクを移植した車両です。漫画のなかだけでなく、現実にもこのチューニングを行う人もいます。どうしてこのチューニングを行うのでしょうか?理由を考えてみました。

その①:頭文字Dファン心理

頭文字Dのファンならば、劇中に登場する車両に乗りたいと思うのは当たり前。実際、豆腐屋さんではないのに、しかも藤原さんでもないと思われるのに「藤原とうふ店」のサイドデカールを貼ったAE86型トレノも見かけます。

その②:フロントの軽量化

180SXのフロントヘッドライトはリトラクタブル方式であるため、固定式ヘッドライトと比較すれば複雑なギミックを備え重量がかさみます。

となるとドリフト時にはヨーモーメントが働き、車体コントロールの難易度が上がりそうです。そこで固定式に変更することでフロントオーバーハングの軽量化が目指せます。

他にもリトラクタブルが好きではない、シルビアのフロントマスクが安価で入手できたなどの理由もありそうです。

その③:加工いらずで変更可能

180SXと5代目シルビアはともにS13型。主要コンポーネントは共用で、フロントマスクの交換には板金加工は、ほぼ必要ありませんでした。

そこで手軽に180SXのフロントマスクをシルビアのものに変更できました。この逆にシルビアに180SXのフロントマスクを移植する改造もあります。

シルビアと180SXでワンビアも!

シルエイティは180SXのボディにシルビアのフロントマスクを移植した車両です。この逆にシルビアのボディに180SXのフロントマスクを移植する改造もあります。この場合、ワンビアと呼ばれます。2ドアノッチバックのリトラクタブルヘッドライトは最終型ガゼールを想起させますね。

ファブリカ