古い車に長く乗るのは悪いことなのか?車齢13年以上の車に対する自動車税が「15%増し」

更新日:2017/01/25

毎年4月に届く、自動車納税通知書。分かってはいても、金額を確認すると、その金額に愕然としますよね。特に車齢13年以上を越えた車を所有するドライバーの方々は、憤懣やるかたない思いでしょう。理由は、2015年度から施行された「グリーン化税制」。環境負荷が大きい車に対して、税負担を大きくすることが決まったからです。

2015年から車齢13年を超える車は、自動車税がさらに5%アップ

2015年から自動車税の仕組みが大きく変わりました。

ガソリン車では初度登録から13年を過ぎた車両、ディーゼル車では11年を過ぎた車両の、自動車税が約15%アップとなったのです。

実は筆者の車も対象車なので、2015年から自動車税は以下のように、6,000円も多く税金を払わないといけなくなりました。

39,500円×115%=45,400円(100円未満切り捨て)

環境負荷が大きいから増税?その根拠はどこにあるのか

古い車は、"環境負荷が大きい"という理由でさらなる罰を課すという構図です。

筆者自身、車齢18年を経た車に乗っていますが、昨年届いた自動車税の納付書には増税の詳しい理由など一言も書かれていませんでした。「環境負荷が大きいため」の一言だけです。

要するに、「そんな古い車になんか乗ってないで、さっさと新しい車に買い替えなさい」ということなのでしょう。

自動車税を払うのが嫌というわけではなく、エコカーに対する税の軽減も良いと考えだと思います。ただ、「車齢13年以上の車は環境負荷が大きい」というその根拠を知りたい…。

古い車が一律に「環境に悪影響だから罰を与える=自動車税増税」という流れは、どうしても納得できない話です。

日本人ならではの「もったいない精神」はどこへ?

日本は世界1、2位を争う自動車生産国であり、世界に誇れる車を多数世に送り出していますが、自動車文化に関しては後進国です。

都市部では、電車やバスを使わずに自家用車を使うことにうしろめたさを感じるドライバーが少なからず存在し、まるで車に乗ること自体が「罪」とされるような環境です。これでは正常な自動車文化が育つには無理があるのかもしれません。

それでいて、自動車産業が日本の基幹産業というのですからとても不思議です。

このような「逆境」の中、数々の懐かしい思い出とともに、古い車を大切に乗ってきた人たちも何万人、何十万人といます。しかし、古いものを大事にする心などを一蹴されたと感じるのが、2015年の増税です。

車齢13年以上を経てもまだまだ現役、低燃費で魅力的な車

自動車税増税ではつまり、「13歳以上の車」に対するペナルティなわけですが、車齢13年以上の車は有無を言わさず罰金を科せられるような、そんなにひどい車なのでしょうか?

ということで、2017年で発売から13〜14年経過した車(2003〜2004年発売)をあげてみました。

・トヨタ パッソ
・トヨタ ウィッシュ
・ホンダ エリシオン
・ホンダ フィット
・日産 キューブ
・スバル レガシィ
・三菱 eKクラッシィ
・ダイハツ タント

など、まだ現役で走っているクルマが多数ありますね。

新車が売れれば業界が潤い、ひいては日本の経済に活気が出ることは、もちろん分かります。

しかし、そうはいっても”古い車には長く乗るな”と言われているようで、どうにもやりきれない。読者の皆さんはどうお考えでしょうか?

情報提供元: CarMe[カーミー]