免許証の平成表記、新元号に変わったらどうなるの?

更新日:2019/01/24

現在交付されている自動車の運転免許証には、有効期限に元号が使われています。ご存知のように天皇陛下の退位にともない、元号も変更されるわけですが、運転免許証の有効期限表記について、どのような対応が必要となるのでしょうか。

文・立花義人

運転免許証の有効期限

現在の運転免許証の有効期限には、優良運転者と一般運転者の5年と、違反運転者、初回更新者および新規取得者3年があります。

昨年、運転免許証の更新を行った筆者の免許証には「平成35年◯月◯日まで有効」と記されています。ところが、新元号のスタートは今年の5月1日からとなりますので、平成35年は存在しない年になります。

新元号の発表は4月1日に閣議決定され、同日発表となる見込みですが、平成35年=(新元号)5年というように、免許証の有効期限について自分で換算する必要があります。

ただし今回は、平成31年が新元号の1年といったように、平成から30を引いた数字が新元号の年度になるので、多少わかりやすいと思います。

免許証の有効期限表記は、西暦と元号の併記になる

2018年12月21日、警察庁は運転免許証に記載されている有効期限を、現在の元号のみの表記から、「西暦と元号の併記にする」と発表しました。

同年8月に交付された案は、「有効期限の表記は西暦表記に変更する」というものでした。しかしこの案に基づき、パブリックコメント(公的期間が政令や省令を定めようとする際、あらかじめ案を公表し、広く国民に意見や情報を募集する制度)を実施したところ、生年月日や交付日に元号が使われているので、有効期限のみ西暦表記にすると混乱するという意見や、これまで通り元号を表記すべきという意見あったことから、西暦と元号を併記する案に落ち着いたようです。

それを受けて、今後有効期限の表記について変更されていくことになりますが、システムの導入に時間がかかるため、実際に新しい表記で免許証を手にすることができるのは、今年の3月以降になるそうです。

改元後、現在の運転免許証を新しい表記のものに交換する必要はあるのか?

警察庁は、新しい表記の運転免許証に交換するよう求める発表をおこなっていません。

運転免許証の更新期間は、海外に居住していて更新期間に日本にいない等の特別な事情がない限り、「有効期間が満了する日の直前の誕生日をはさんだ2ヶ月間」と定められており、それ以外の期間に自由に更新することはできません。

もし最寄りの警察署や免許更新センターで、改元時に皆一斉に免許証の交換を行うとしたら、窓口の業務はパンクしてしまうことになりますから、これはあまり現実的ではありませんね。

現在使用している運転免許証の有効期限が元号表記のみの場合であっても、運転免許証の有効性は保持されます。次回の運転免許証更新の時期を確認し、更新忘れのないように気をつけましょう。

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文・立花義人
5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。

情報提供元: CarMe[カーミー]