最大積載量オーバーで事故を起こした時の違反点数は?

更新日:2019/10/15

トラックにあらかじめ定められている最大積載量。最大積載量を超えて荷物を積んだ状態で運転を行うと重大な事故につながることから、法律により罰則が課されます。

今回は最大積載量オーバーで事故を起こしたとき、違反点数がどうなるかなどを解説していきます。

文・PBKK

最大積載量とは

最大積載量とは、トラックに積める荷物の最大量のことです。

トラックには最大積載量の他に…

・車両重量:トラックのガソリンをいっぱいにし、バッテリーなど走行に必要な装備をすべて用意したときの重量

・乗車定員総重量:トラックに乗車できる定員の総重量(1人当り55kg×定員数で計算)

・車両総重量:最大積載量+車両重量+乗車定員総重量

という3つの重量に関する要素があり、車両総重量から車両重量と乗車定員総重量を引いた値が最大積載量となります。

ちなみに乗用車には最大積載量の決まりはありませんが、普通運転免許でも運転できる軽トラックには最大積載量が設けられています。

最大積載量オーバーの運転は、過積載扱いで違法になる

最大積載量は、安全に車を運転するための基準となります。もし最大積載量を超えた荷物を載せて運転してしまうとブレーキの利きが悪くなったり、カーブしにくくなったりして大きな事故を引き起こす可能性があります。

そして最大積載量をオーバーした状態で運転すると過積載で法律違反になり、運転者・荷主そして事業者の三者が責任を追及される恐れがあります。ちなみに車両総重量が既定の値を超えていなくても、貨物量が最大積載量をオーバーしていれば問答無用で法律違反になるので注意しましょう。

運転者の場合は…

・過積載の割合が5割未満:2点+3万円の罰金

・過積載の割合が5割以上10割未満:3点+4万円の罰金

・過積載の割合が10割以上:6点+免許停止及び6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金

となり、過積載の割合が大きければ大きいほど罰則が厳しくなります。特に過積載の割合が10割以上だと、禁固刑が下される可能性もあります。

荷主に過積載の責任がある場合は…

・過積載を繰り返す可能性がある場合:警察署から再発防止命令が出される

・再発防止命令を無視した場合:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金

が、課されます。こちらも最悪の場合禁固刑に処される可能性があります。

また事業所に責任がある場合は…

・トラックの使用制限命令に違反した場合・・・3か月以下の懲役または5万円以下の罰金

・使用制限命令標章を破損、汚損やわざと処分した場合・・・2万円以下の罰金または科料

・過積載を下命・容認した場合・・・6か月以下の懲役または10万円以下の罰金

が課されます。科料や禁固刑になる可能性もあり、過積載がどれだけ危険なのかがよく分かります。

最大積載量オーバーで運転をするとハンドル操作が思うように出来なくなったり、ブレーキの効きが悪いなど運転に大きな支障を及ぼすほか、周囲にも迷惑をかける可能性もあります。ルールを守って安全運転を心がけましょう。

情報提供元: CarMe[カーミー]