ダイハツ タントカスタムの先代との違い!

更新日:2020/01/19

「軽スーパーハイトワゴン」ジャンルの元祖であるダイハツ タントですが、主に男性を意識したカスタム系も、実はダイハツが元祖。初代タントカスタムは、標準の初代タント発売から遅れること1年半で登場、2代目からは標準タントと同時に発売されています。

元々は男性をメインターゲットとし、CMキャラクターには人気俳優を起用するなど「カッコいい、ちょい悪系」で作られてきたタントカスタムですが、実は、2019年7月に発売となった4代目タントから、少しだけ方向性が変わっているのです。

文・吉川 賢一/写真・エムスリープロダクション 鈴木 祐子

スポーティさが際立つ!少し大人っぽくなったデザイン

3代目タントカスタムでは、これでもかと言わんばかりの攻撃スタイルで、切れ長のヘッドライトや、大型メッキグリルを採用していました。さらにフロントバンパーにもメッキが使われるなど、エクステリア・インテリア共にメッキパーツを多用し、ギラギラやんちゃな雰囲気を漂わせていました。

しかし、4代目タントカスタムは先代のギラギラした印象が弱まり、メリハリのあるフロントフェイスなど、ギラギラというよりは大人っぽく、存在感のある印象を受けます。その変化の理由としては、タントはその使い勝手の良さから、子育て世代からだけではなく、シルバー世代からも需要があること、が考えられます。

4代目タントでも「ミラクルオートステップ」や「ラクスマグリップ」など、シルバー世代にやさしいオプションが用意されており、ダイハツとしてはそうした需要を取りこぼさないために、シルバー世代から敬遠されかねないギラギラ感を薄め、「広いターゲットに向けたデザイン」としたのでしょう。

これまでの、ギラギラを好む世代に向けては様々な用品パッケージを用意しています。中でも、メッキ加飾が施される「プレミアムプラン」と「プレミアムプラスプラン」、ダークブラックメッキが施される「スポーツプラン」は、かなりお得感のある内容となっています(Xグレード以上で装着可能)。

また、先述したように、カスタム系の元祖はダイハツであり、同社の代表的車種であるムーヴの初代モデルにおいてムーヴカスタム(通称:裏ムーヴ)として1997年に登場したのがカスタム系の始まり。

最近の軽自動車におけるドレスアップモデルでは、三菱 eKクロスのように「ゴテゴテ系」ではないテイストのクルマも人気となっていますが、「カスタムの元祖」としては、大幅な路線変更は避けたかったのでは?ということも考えられるでしょう。

4代目タントカスタムが3代目から進化した点

タントカスタムは、クルマとしての基本な部分は標準タントと同じなので、エクステリア以外の、3代目から4代目への主な変更点は、標準タントと同じく…

・先代までのミラクルオープンドアに加え、運転席ロングスライドシートや助手席イージークローザー、タッチ&ゴーロック機能、ウェルカムオープン機能を備えた「ミラクルウォークスルーパッケージ」を採用
・「DNGAプラットフォーム」の採用
・大幅改良を受けた自然吸気、もしくはターボ付きの3気筒DOHCエンジン
・新開発のスプリットギア付きのCVT
・先進安全技術「次世代スマートアシスト」を採用

といったところ。カスタム系での3代目から4代目への変更点としては、ボディーカラーでしょう。

ブラックマイカメタリックと組み合わせ2トーン3色がメーカーオプションで設定されたのに加え、3代目では標準タントと共通色であった、プラムブラウンクリスタルマイカがメーカーオプションでカスタム専用色となり、新たにパールブラックがメーカーオプションで追加となりました。

2トーンが設定されるあたりからも「チョイ悪」だけではなく、昨今の流行を取り入れて、幅広い需要に対応したい、というダイハツの思いが読み取れます。また、3代目では、NA車の「X」とターボ車の「RS」の2タイプのみの設定でしたが、4代目では、エントリーグレードである「L」も用意され、ユーザーの選択肢を広げています。

キープコンセプトながらも、時代の流れをくみ取った、絶妙なクルマといえるタントカスタム。何より、機能が増えてレベルアップしているにもかかわらず、お値段は据え置き。ダイハツの本気を感じます。「良品廉価」なクルマ作りを得意とするダイハツだからこそできたクルマ、といえるでしょう。

情報提供元: CarMe[カーミー]