更新日:2014/11/17

■圧勝で最終戦を制したMOTUL AUTECH GT-Rがダブルタイトルを獲得
■GAINER DIXCEL SLSがポール・トゥ・ウィン。3位のグッドスマイル 初音ミクZ4とタイトルを分け合う

11月16日午後、AUTOBACS SUPER GT第8戦(最終戦)『MOTEGI GT 250km RACE』の決勝レースがツインリンクもてぎで行われた。ポールポジションのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が、独走で今季2勝目を挙げ、逆転でドライバーズチャンピオンを獲得した。GT300クラスでは、No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が優勝しチームタイトルを獲得。ドライバーズタイトルは3位を死守したNo.4 グッドスマイル 初音ミクZ4(谷口信輝/片岡龍也組)が獲得した。

見事な秋晴れに恵まれた11月16日(日)、気温16℃、路面温度23℃と温かいコンディションの中、午後1時に栃木県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップがスタート。1周のパレードラップの後、今度はペースカー先導によるフォーメーションラップがスタートした。この隊列走行を終えると、3万2000人の観客が見守る中、53周先のゴールに向けて、全社一斉にアクセルを踏み込んだ。
このスタートで、ポールポジションのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が好ダッシュを決めて、トップに立つ。2番手にNo.46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝)、3番手にNo.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴)。ミシュランタイヤを装着するこの3台が序盤から逃げる展開に。その後方では、オープニングラップのS字入り口で、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がNo.36 PETRONAS TOM'S RC F(ジェームス・ロシター)をオーバーテイクしようとインに飛び込んだが、2台は接触。デ・オリベイラはコースアウトして大きくポジションを落とした。一方のロシターも時計回りにハーフスピンした際、右フロント部分にダメージを負い、ペースが上がらなくなってしまった。さらに、その後方では、予選6番手だったNo.32 Epson NSX CONCEPT-GT(ベルトラン・バゲット)が3コーナーでコースオフ。やはり最後尾までポジションを落としてしまう。
トップ集団では、序盤からクインタレッリが猛プッシュ。5周目あたりから、次第に2番手以降を引き離して行く。2番手の柳田と3番手の山本は、僅差の争いとなった。そこから大きく引き離されたのが、接触後も4番手のポジションを守っていたロシターのPETRONAS TOM'S RC F。だが、その背後にはNo.17 KEIHIN NSX CONCEPR-GT(金石年弘)、No.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛)、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)、No.6 ENEOS SUSTINA RC F(国本雄資)、そして後方から見事な追い上げを見せるNo.37 KeePer TOM'S RC F(アンドレア・カルダレッリ)らが僅差で迫ってきた。
ロシターは必死で後方のクルマたちを抑え込んでいたが、8周目には金石にオーバーテイクを許す。ところが、金石は、その直後の2コーナーでコースオフ。そのままスローダウンすると、ほぼ1周ゆっくり走ってピットに戻り、修復作業に入ってしまった。一方、ロシターは、その後、関口を交わしたカルダレッリにオーバーテイクされてしまう。さらに15周目のV字コーナー立ち上がりでは、関口にもかわされ、6番手まで後退することになった。この頃、オープニングラップでロシターと接触したデ・オリベイラには、ドライブスルーペナルティーが提示されている。

追い上げるカルダレッリは20周を終えるところで、ロシターは21周を終えるところでピットイン。それぞれ給油とタイヤ交換、ドライバー交代を行った。その翌周、22周を終えるところでピットに入ったのは、2番手を走行していた柳田と3番手を走行していた山本。だが柳田は、黄旗区間の追い越しで10秒ストップのペナルティが課され、順位を落としてしまう。その間に2番手浮上を狙ってルーティンピットワークを行った山本だったが、再スタート時に伊沢拓也がエンジンストール。ピットアウトに若干時間がかかる。この間に、伊藤大輔に代わったKeePer TOM'S RC Fの先行を許すことになった。その後、表彰台獲得を目指して変則作戦を繰り出したのは、28周を終えるところでピットに入ったNo.24 D'station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム)。ドライバー交代と給油、リヤタイヤ2本のみの交換でコースに戻ったクルムは、ここでポジションを上げることに成功した。また33周を終えるところまでルーティンピットを引っ張った関口のWedsSport ADVAN RC Fは、これを見てタイヤ無交換作戦を選択。脇阪寿一は2番手でコースに戻ることに成功した。
クインタレッリのMOTUL AUTECH GT-Rは、前半から大きくリード。ルーティンのピットインを行う段階で、後続に40秒近いセーフティーマージンを稼いでいた。そして、30周を終えるところまで引っ張って、いよいよルーティンピットへ。ドライバー交代と給油、タイヤ交換を行ったが、トップを守ったままコースに戻った。後半を担当した松田次生は、セーフティーマージンを持っていたが、そこからさらに後続との差を広げて行く。その後方では、38周目の1コーナーで伊藤が脇阪をパス。何とか松田との差を詰めたいところだったが、松田のペースには届かなかった。終盤、場内の目をくぎ付けにしたのは、3番手争い。タイヤ無交換の脇阪に、クルムと伊沢が迫る。クルムは再三、オーバーテイクのチャンスを狙い、45周目の1〜2コーナーで脇阪のインに並びかけた。だが、脇阪も一歩も引かず、2台は3コーナーまで並走。3コーナーでは脇阪がイン側のラインを取れるということもあり、ポジションを守り切る。それを見ていた伊沢は、ここで脇阪に続いてイン側のラインを選択。クルムに迫る。そして、46周目の2コーナーでは、いよいよクルムをかわして4番手に浮上。さらに、47周目のヘアピンでは、ブレーキが厳しくなってきていた脇阪をオーバーテイクし、表彰台圏内に入ってきた。
トップのMOTUL AUTECH GT-Rは、まさに横綱相撲。2位に51秒744という大差をつける独走で今季2勝目をあげ、タイトルを決定してみせた。NISMOがドライバーズタイトルを獲得したのは、2008年以来6年ぶり。クインタレッリにとっては3度目、松田にとっては嬉しい初戴冠となり、松田は感涙にむせんだ。また、このレースの結果、チームタイトルもNISMOが獲得。LEXUS TEAM KeePer TOM’Sに対してわずか1ポイント差という僅差の勝利だった。

GT300では、ポールポジションのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が、独走で今季2勝目を挙げ、逆転でドライバーズチャンピオンを獲得した。GT300クラスでは、No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が優勝しチームタイトルを獲得。ドライバーズタイトルは3位を死守したNo.4 グッドスマイル 初音ミクZ4(谷口信輝/片岡龍也組)が獲得した。

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