カプチーノ (スズキ) の買取査定・価格相場が分かる【車選びドットコム】

最先端の安全性が備えられたカプチーノ

スズキのカプチーノは、スポーツカーのスペックを持つ軽自動車です。フロントエンジン・エアドライブを採用し、小型ながら快適な走りが実現するのが、こちらの車の特徴になっています。カプチーノの生産は既に終了していますが、比較的新しいモデルや限定のリミテッドモデルなどは、中古車買取の相場でも高額査定が受けやすい傾向があります。

カプチーノの特徴は、まずその外観にあります。こちらの車は、低めの車高やスタイリッシュな外観といった、スポーツカーならではの特徴を有しています。3つのパーツで構成されたルーフの部分は取り外しが可能。フルオープン、タルガトップ、Tトップから好みのスタイルを選ぶことが出来ます。開放的なオープンカーとしてドライブを楽しめるのが、カプチーノの大きな魅力と言えるでしょう。

このカプチーノは、車体がコンパクトなだけでなく、スポーツカーならではの軽さも兼ね備えています。ボディの部分にはアルミニウムが使用され、軽快なドライブが出来るという特徴が。ダブルウィッシュボーン式サスペンションを取り入れている所は、スポーツカーならでは。エンジンを縦に配するなど、内部のバランスにも工夫が凝らされています。カプチーノに使用されているエンジンは、元々は同メーカーのアルトワークス用に作られたもの。64馬力という、軽自動車ではトップクラスのパワーを持つのがこちらの車種です。

カプチーノは、車内もコンパクトな設計です。2ドアの2人用の軽自動車となっており、全体がスマートなデザインで統一されています。5速MTの車として発売されていましたが、後に3速MTも新たに登場しました。カプチーノの場合、発売された当初のモデルは、日本だけでなくイギリスやドイツでも発売された経緯があります。海外で発売されたモデルは、必要に応じてその国の仕様に合うように、手が加えられることもありました。ちなみに、カプチーノというネーミングは、イタリア伝統のコーヒー、カプチーノがイメージの元になっています。オシャレな飲み物というイメージと、リンクさせたコンセプトで発売されたのがスズキのカプチーノです。

カプチーノの人気モデル・グレード

カプチーノは、発売後、フルでのモデルチェンジは行われていません。発売されていた年式モデルの中で、特に人気が高いモデル・グレードや、査定で評価されやすい点をご紹介しましょう。

生産終了間際のモデルが人気

市場に流通しているカプチーノの中で特に人気が高いのは、生産が終了する1998年ごろのモデルです。1997年や1996年といった生産終了間際に発売されたベースグレードのモデルも、状態が良いものはニーズが高い傾向があります。

限定生産のリミテッドモデルも価格が上がりやすい

特別仕様車として発売されていたリミテッドモデルも、査定額が上がる可能性があるでしょう。1993年から1994年にかけて発売されたリミテッドモデルは、ベースグレードに比べるとやや高めの価格で取引が行われています。バックスキンのシートなどが採用されているこの手のモデルには、ファンも少なくなく、ニーズが高いのが1つの特徴です。例えば1993年に発売されたリミテッドIやリミテッドIIなどは、紺色のボディが特徴で、ファンの間では紺リミと呼ばれて人気があります。また、1994年発売のリミテッドIIIも、黒色のボディから黒リミと言われており、ファンが多いモデルと言えるでしょう。