走行距離が10万キロ超えの車でも高く買取してもらう方法
長く乗り続けてきた愛車は特別な思い出もあるため、たとえ走行距離が長くてもできるだけ高く売りたいものです。
古い車でも正しい知識を持てば高く売ることは決して不可能ではありません。
本記事では、10万キロ走行した車を買い替えるべき時期、高く売れる理由、査定額の相場、高く売るコツなどを解説しています。
10万キロ以上走行した車をお持ちで高値で売りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
10万キロの車でも問題ない!買取可能な理由とは
近年、製造技術の進歩によって車両の性能が大きく向上しており、10万キロ走ったとしても走行性能が大きく低下することがなくなってきました。
そのため、たとえ走行距離が10万キロを超えた車でも大きな不具合がない限り、買取査定を拒否されることはまずありません。
現在の認識では、走行距離が10万キロを超えた車でも十分に価値があるとされているのです。
10万キロの車は車検と買取どっちがよい?
一般的には、日本国内で車に乗る方は、1年で約1万キロ走ると言われています。
つまり、走行距離が10万キロの車は約10年もの期間使用されていると想定できるでしょう。
車検では年数が経過するほど、たくさんの部品の交換が必要ですが、10年となるとウォーターポンプや燃料ポンプ、バッテリーなどあらゆる部品を交換する必要があります。 燃費が悪くなってしまった車にそれだけのお金をかけるのは、お世辞にもコスパが良いとはいえません。
また、同じ車に乗り続けた場合、自動車税が上がってしまう点も考慮して、10万キロ走った車は買い替えるべきです。
10万キロの車の買い替え時期の見極めポイント!状況・状態別にご紹介
ここまでで、10万キロ走行した車は買い替えるべきと結論付けました。
しかし、10万キロ走ったからといって、必ず10年目で買い替える必要はありません。
以下の4つのポイントを確認してから、買い替えるかどうか検討してみることをおすすめします。
車検時期の直前
車検は、新車を購入してから最初は3年目、以降は2年ごとに受ける必要があります。
つまり、3年目、5年目、7年目、9年目、11年目…といった節目でメンテナンスを受ける必要があります。
車検を受ける際にはどうしてもメンテナンス費用がかかってしまうため、車検の直後に車を買い替えるのはおすすめしません。
なので、新車を購入して10年目で買い替えるよりは、11年目の直前で交換した方が、メンテナンス費用を考えれば少しだけお得なのです。
異音の有無
10万キロの距離を走行した、もしくは10年乗り続けていても、問題なく乗り続けることのできる車はたくさんあります。
しかし、車によってはエンジンをかけるとき、または走行中に異音が鳴ってしまうケースがあります。
車検に出すのも一つの手ですが、数万から数十万円の修理費がかかってしまう可能性があり、おすすめできません。
そのため、10万キロの距離の走行、もしくは10年以上乗り続けていて異音がした場合は、買い替えの時期と判断するべきです。
買取査定額が有利な決算時期
時期によっては、車を高く買い取ってもらえる可能性があります。
その時期とは、1~3月、もしくは9~10月です。 この月は中古車販売店の決算セールが行われる傾向がある時期で、仕入れのために買取を強化することから、買取価格が上がるというわけです。
そのため、買い替えを検討する場合は、どの月に売るかまで考慮できていればベストです。
税金負担が増える前
車を所有したときから「自動車税」を負担する必要があります。
この「自動車税」は増税するタイミングがあり、それが購入から13年後と18年後のタイミングです。
ただし、ディーゼル車の自動車税は新車購入から11年経過した時点で増額する仕組みになっています。
具体的な増額幅はガソリン車とディーゼル車ともに約15%ほどです。 詳しい金額については以下の表を参考にしてください。
なので、10年経過したからといってすぐに買い替える必要はありませんが、13年目までには買い替えた方がお得であるといえます。
走行距離10万キロ以上の車でも価値がある3つの理由
車を買い替えるとして、10万キロも走った車は十分な値段がつくのでしょうか?
結論から申し上げますと、10万キロ走った車でも十分な値段がつきます。
今では10万キロどころか15万キロ、20万キロの車でも買い取ってもらえるケースも珍しくありません。
それは1章の「10万キロの車でも問題ない!買取可能な理由とは」でも記載した通り、部品の製造技術の進歩により車が壊れにくくなったことに加えて、3つの需要があることに起因しています。
以下で詳しく解説していきます。
人気車の値下がり需要
10万キロ走った車だとしても、人気車やクラシックカー、スポーツカーなどは比較的高値で取引されることが多いです。 むしろそういった高額な車は、中古で値下げされるタイミングを狙っているカーマニアも多いので、需要が非常に高い傾向があります。
また、逆に軽自動車やミニバンなど、車にお金をかけたくないユーザーに人気の車も需要が高い場合があります。 10万キロ走った車でも走れればいい、といった実用性やコストを重視するユーザーは一定数いるので、買取業者からしても仕入れる価値のある車として判断されるのです。
海外の日本車需要
海外では「日本車は非常に精密で壊れにくい」というイメージが定着しています。
それに加えて、日本人はものを大切にするという印象もあり、海外では10万キロ走った車でも気にせずに売買することが多く、海外からの需要は非常に大きいといえます。
そのため、海外への販路を持っている買取業者なら、過走行車でも買い取ってくれる可能性が高いのです。
部品やパーツとしての需要
車自体ではなく、内部の部品や金属資源としての需要がある可能性もあります。 中古部品は他の車の修理や補修に必要不可欠なため、需要が高いのです。
また、外装などの金属部分は鉄として利用されるため、最低でも2万円ほどの値段が付きます。
このように、たとえ10万キロ走った車であろうと何かしらの需要があるはずなので、諦めて廃車にしてしまう前に一度査定を依頼してみることをおすすめします。
10万キロ以上の過走行車を売却するメリットとデメリット
10万キロ以上の過走行車を売却する際のメリットとデメリットを踏まえた上で、「車を売却する」もしくは「車を維持し続ける」のどちらかを検討することが重要です。
10万キロ以上走行する車を売却するメリットとデメリットを理解した上で判断していきましょう。
10万キロ以上の過走行車を売却するメリット
10万キロ以上の過走行車を売却するメリットは以下の通りです。
- 中古車価格が大きく下がる前に売却できる
- 故障のリスクを防げる
10万キロという走行距離は、中古車の価格が大きく下がるターニングポイントです。中古車価格で300万円の価値がある車でも、走行距離が10万キロを越えるか、超えないかで価格が大きく異なります。
また、10万キロを超えると故障するリスクも高くなってきます。定期的なメンテナンスを実施している場合でも、突然不具合が発生するリスクも考えられるため注意が必要です。
そのため、故障リスクを防ぐためにも10万キロを超える車は売却することをおすすめします。
10万キロ以上の過走行車を売却するデメリット
10万キロ以上の過走行車を売却するデメリットは、車の状態によって納得できる買取金額が提示されない可能性があることです。
車の価値は年々減少していきます。それは年式に限らず走行距離に対しても同じことが言えるでしょう。人によっては長年同じ車を所有し続けたこともあり、車に対して愛着が湧いている方も多いはずです。
そのため「今、車を売却するのはもったいない」と考える方も中にはいます。
過走行車の売却時に注意したい3つのポイント
10万キロ以上の過走行車の売却時に注意したいポイントが3つあります。
- 査定前に点検記録簿の有無を確認する
- 複数の査定業者で金額を比較する
- 車の内外装を綺麗にする
それぞれ詳しく解説します。
査定前に点検記録簿の有無を確認する
10万キロを超えた過走行車を売却する前には「点検記録簿の有無確認」を行いましょう。
点検記録簿とは、車の点検や整備記録を証明する書類です。点検記録簿はメンテナンスノートと呼ばれることもあり、書類の有無で査定金額が異なります。
もし、点検記録簿が車の中にない場合もしくは紛失した場合には、近くのディーラーで再発行の手続きを行いましょう。
複数の業者で金額を比較する
過走行車を売却する際には、複数の買取業者で金額を比較しましょう。買取業者によって金額が異なります。A社では10万円の提示で、B社では20万円の金額提示などもよくあるケースです。
業者間を競合させることで金額交渉が有利に進みます。
そのため、必ず複数業者の金額を比較した上で最も条件の良い業者と取引しましょう。
車の内外装を綺麗にする
10万キロ以上の過走行車を売却する前には「車の内外装を綺麗にする」ことも重要です。車の査定を行う方も同じ人であり、車の第一印象は査定金額を判断する上で重要なポイントになってきます。
そのため、査定前に車の内外装を綺麗にするか、しないかによっても査定金額が異なってくるでしょう。
少しでも高く愛車を売却するためにも、是非実践して欲しい注意点です。
10万キロ以上の過走行車の売却は下取りではなく買取がおすすめ
10万キロ以上の車を売却するときには、ディーラー下取りに出してしまうと0円査定を受けてしまうこともあります。 これはディーラーと買取業者では車を引き取った後の販路が大きく異なることに起因しています。
そもそもディーラーは新車の販売をメイン事業としており、車の下取りやその後の中古車の販売は専門外です。 そのため中古車の販路が狭く、特に10万キロ以上の車になると廃車にするしか手段がなくなってしまうことも多いのです。
対して、買取業者は車の買取を専門に行っているので、たとえ10万キロ以上の車であっても、海外で販売したりパーツとして活用したりと、さまざまな手段で利益に変えることができます。
車を売るときはさまざまな条件や状況を考慮して下取りか買取かを決めるべきですが、10万キロ以上の車の場合は買取業者で売却することを強くおすすめします。
▼下取りと買取の違いについて、詳しくはコチラ 【徹底比較】車の下取りと買取の違い|高額査定を受けるならどっち⁉
10万キロ/20万キロ走行した車の査定額を調査!
ここからは、10万キロ、もしくは20万キロ走行した車はどのような査定になるのか調査いたしましたので、ぜひご覧ください。
10万キロの車の場合
10万キロを超えた車両でも大きな不具合がなければ買い取ってもらえる可能性が高いです。
しかし、買取相場はボディタイプで異なる点に注意しなければなりません。 人気が高い車両は中古車でもすぐに売れるので不良在庫になりにくく、業者も高く買ってくれるのです。
査定額が最も高くなるのはハイエースなどのワンボックスカーであり、10万キロに達していても最大で251万円の値段(2022年12月時点)がつきます。
次いでステップワゴンなどのミニバンが高い査定額になりやすく、172万円前後が平均的な相場(2022年12月時点)とされています。
ファミリーカーとして最も普及しているセダンや軽自動車は一部の車両を除き、新車の販売価格がさほど高くないので査定額もそれに応じて低くなります。
高級車でも査定額が10万円に達するのは稀なので、一般向けの車両はそれ以上に安くなるのが普通です。
20万キロの車の場合
走行距離が20万キロを超えるとワンボックスカーでも査定額が下がりますが、それでも需要はあります。 これはワンボックスカーの人気が非常に高く、特に外国で高く売れるのが大きな理由になっています。
ワンボックスカーはもともとは作業車両の一種であり、頑丈に作られていることから走行距離が長いものでも性能が極端に落ちるということはありません。 収納スペースの広さからさまざまな用途に使える汎用性の高さも、広く普及している理由なのです。
一方、10万キロ査定ではワンボックスカーに次いで高い金額を出したミニバンは、20万キロに達したら査定額は大きく下がってしまいます。 理由としては、ミニバンはファミリーカーとして設計された車両なので耐久性がさほど高くなく、20万キロに達した車は査定額に響いてしまうのです。
セダンや軽自動車に至っては外国で売ることも困難になるほか、部品取りとしても使えません。 査定をしても結果が変わらないことが多いので、廃車処分に回すのが無難です。
廃車として処分してしまう前に廃車専門の買取業者に査定を依頼してみましょう。 各種税金の還付金を受け取ることができたり、廃車に必要な手続きや費用を業者が持ってくれることもあります。
廃車買取はぜひ 車選びドットコムの廃車買取をご利用ください!
セダンや軽自動車に至っては外国で売ることも困難になるほか、部品取りとしても使えない場合がほとんどです。 そのため、早急に廃車処分に回すのが無難といえます。
走行距離10万キロ走行の車を高く売るコツ
走行距離10万キロの車でも、コツさえつかめば高く売れるものです。
以下で、そのコツを解説していきます。
業者によって査定額が違うため一括査定を選ぼう
高く売れると思っていても、実際に査定をしてもらったら安い金額になったというケースは少なくありません。
同じ車両でも業者によって査定額が大きく異なるので、ひとつの業者だけで安易に即決すると大きな損をしてしまいます。 せっかく高く売れると見込んだ車両を安く手放すのはもったいないことです。
愛車を高く売るための方法として、複数の業者を比較できる一括査定があります。
中古車を売る業者にとって車両の買取業務は仕入れと同じことです。 売り物である車両がなければ商売にならないので、よほどの不具合でもない限り査定を拒否することはありません。
特に人気の高い車種は他の業者に取られないよう、査定額を高く算出する傾向があります。 複数の業者を競い合わせる形になる一括査定がお得なのは、中古車販売の仕組みを利用した方法だからなのです。
一括査定なら車選びドットコムの一括査定がおすすめです! 45秒の簡単申し込みで200社以上から最も適した最大8社に無料一括査定が可能です。 ぜひご検討ください!
一括査定サイトで愛車の価格を調べよう
愛車を少しでも高く売りたいとお考えの方は、一括査定サイトで愛車の価格を調べるのがおすすめです。
車選びドットコムの一括査定なら、愛車の情報を1回入力するだけで近くにある複数の買取店へ一括で相見積もりできます。 あとは査定額を比較して一番高く売れる店舗で売却するだけ! もちろん、査定額に満足できなければ売却する必要はありません。
愛車の本来の価値を知るためにも、まずは値段を調べてみましょう!
まとめ
- 10万キロの車でも外国には需要がある!
- ボディタイプによっては走行距離に関わらず高い相場!
- 一括査定を利用してお得に売却するのがコツ
近年の車両製造技術の進歩によって、走行距離が10万キロでも外国向けに販売する名目で買い取ってくれる業者が増えています。
また、車両のボディタイプによっては非常に高い査定額となるのも押さえるべきポイントの一つです。 同じ車両でも業者によって査定額が異なるので、複数の業者の比較ができる一括査定を利用してみてはいかがでしょうか。
まずは愛車の値段を調べてみよう
愛車を少しでも高く売りたいとお考えの方は、一括査定サイトで愛車の価格を調べるのがおすすめです。
車選びドットコムの一括査定なら、愛車の情報を1回入力するだけで近くにある複数の買取店へ一括で相見積もりできます。 あとは査定額を比較して一番高く売れる店舗で売却するだけ!もちろん、査定額に満足できなければ売却する必要はありません。
愛車の本来の価値を知るためにも、まずは値段を調べてみましょう!
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