広い室内空間で、快適なドライブを楽しめるカローラルミオン

カローラルミオンと言えば、コンパクトカーでありながらも広い室内空間で、快適なドライブを楽しめると人気が高いトヨタの車種です。カローラルミオンは北アメリカのサイオンxBと共同で開発が行われたモデル。「リラックス」をコンセプトに掲げ、内装などもユニークに設計されたデザインカーとして買取相場に関しても安定しており、比較的高額査定にも繋がりやすい車種となっています。

カローラルミオンは北米大陸で展開されているサイオンxBがベースで、それを日本仕様に設計したモデルです。その外装は、水平かつ垂直基調で四角い箱型のシルエットが特徴的。ユニークでありながらも、シンプルでリラックスできる内外装デザインが魅力の車種です。アメリカ人でも十分に寛げるボディサイズシートリフターを装備し、チルトをはじめテレスコピックステアリングも採用されています。カラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「シルバーメタリック」、「ブラックマイカ」や「スーパーレッド」などのバリエーションがあります。

内装に関しては、ユニークな箱型シルエットに負けないくらい、大人の遊び心が随所に施されているのがポイントです。デジタルスピードメーター、アナログタコメーターといったハイブリッドメーターなど、4連のセンターレイアウトで配列。空いたスペースにはポケッテリアが沢山準備されているため、運転席付近のユーティリティも非常に便利です。後席もかなり大きめにデザインされており、大人の男性が座っても肩の高さ以上の空間に余裕があります。こうした設計によって、外側から社内が見えにくくなり、リラックス感が演出されています。

カローラルミオンには排気量1.5L車および1.8L車が用意されていますが、いずれもエンジン燃焼効率の向上やフリクションの低減、さらに「SuperCVT-i」と呼ばれるトランスミッションが搭載されており、極めて高い燃費性能を誇ります。1.5Lと1.8Lを比べると、高速ロングドライブなら1.8Lが向いていますが、普段使いであれば1.5Lでも十分です。車両の安定性をサポートするために、VSC＆TRCを全車で標準装備されており、粗っぽさを感じさせない乗り心地で走行性能も充実しています。

カローラルミオンの人気モデル・グレード

そんなカローラルミオンですが、中古車としても人気がある車種でリセールバリューが安定して高い車と言えるでしょう。その中で、特に人気の高いモデル・グレードや、査定に出す際にプラスになるポイントをご紹介します。

人気グレードは「1.8Sエアロツアラー4WD」や「1.5Xエアロツアラー」

カローラルミオンは2007年の発売以降、マイナーチェンジを経ながら現在でも初代モデルが購入可能な車種です。特に人気が高いグレードは、「1.8Sエアロツアラー4WD」や「1.5Xエアロツアラー」。その他に、「1.5Gオンビーリミテッド」や「1.8Gオンビーリミテッド」、「1.8Gエアロツアラー」なども人気です。

人気の高いカラーは黒、白、シルバー

カローラルミオンの人気カラーは黒、白、シルバーの順に人気があります。つまり、「ブラックマイカ」や「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」なら定番の人気色なので高値に繋がりやすくなります。

VIP系のカスタムが人気

カローラルミオンはどちらかと言えば男性ユーザーに人気のある車種で、VIP系のカスタムカーに人気が集まっています。そのため、カスタム系車両の買取を得意とする店舗に依頼すれば、高値での買取も期待できるでしょう。また、社外エアロあるいは社外ホイールを装備している車も人気で、こうした車両なら高い買取相場で取引されます。

カローラルミオンの中古車相場の傾向

とりわけ若者から支持を集めているのがカローラルミオンの特徴。買取市場でもカローラルミオンの需要は高く、買取査定が高くなるグレードは「1.8Sエアロツアラー4WD」および「1.5Xエアロツアラー」です。台数の多い「1.5G」あるいは「1.8Sエアロツアラー」の場合には、買取相場は多少落ちる傾向があります。

カローラルミオンの買取相場の傾向を見ると、2009年の12月から2015年の12月に販売された後期型の車両が高く販売されています。走行距離は、基本的に高額買取されているのは7万km未満のケースが多いです。通常の買取市場では、買取価格を決定する上で走行距離は重要な要素であり、10万km以上になると価値が付かなくなる場合が多いですが、カローラルミオンに関しては別です。カローラルミオンなら、例え走行距離が10万kmを超えていても、なかなかの買取相場で取引されています。走行距離が多い車でも高く売却できる可能性がありますので、積極的に査定を依頼してみましょう。

また、通常の買取相場では修復歴がある車は買取価格が安くなる傾向がありますが、カローラルミオンなら修復歴がある場合でも状態が全体的に良好なら修復歴のない車とほぼ変わらない相場が見込めます。支持層の多くが若者ということで、エアロ仕様車の需要も高くなります。社外エアロあるいは社外ホイールの装備車が人気ですから、査定の際にはアピールポイントとなるでしょう。