マイクロソフトが発表した「Microsoft Connected Platform」とは?

世界最大規模の家電製品の見本市、CES2017。
マイクロソフトはCES2017で新たな自動車戦略「Microsoft Connected Platform(マイクロソフト・コネクテッド・プラットフォーム)」を発表しました。
今回の記事では、Microsoft Connected Platformがどんなものなのか簡単に紹介いたします。
※ 2017年1月18日時点

Microsoft Connected Platformとは、インターネットを通じて情報のやり取りをする「コネクテッドカー」で利用されるクラウド上のサービスを指します。
こちらは自動運転技術のサポートやセキュリティ対策、車内で利用できるクラウドサービスの拡大などを目的として開発されました。
Microsoft Connected Platformの魅力は、「Office 365」「Skype for Business」「Power BI」などのクラウドサービスが車内でも使えるようになることです。
完全自動運転が実現すれば、自分で運転する必要がなくなります。
その際に、車内でクラウドサービスを使い仕事をすることができれば、仕事の生産性が向上します。
Microsoft Connected Platformは、Appleの「CarPlay」やGoogleの「Android Auto」のような車載OSではありません。
2020年には全世界で約4000万台に搭載されると予測されているAndroid Autoなどの車載OSとの競合を避けており、OSの違いを問わず、どんなOSでも利用できるクラウドサービスとなっています。
Microsoft Connected Platformはすでにルノー・日産の車種に搭載されることが決定しており、2017年中にはテスト版のソフトウェアが発表される予定です。
いまやただの移動手段としてだけでなく、通信デバイスとしての役割も期待される自動車。
これからどんな通信サービスが開発されていくのか楽しみですね。