3000万円級のスーパーSUV!レンジローバースポーツ SVとランボルギーニ ウルス SEを徹底比較
ポルシェ カイエンの成功に触発されて誕生したと言われるランドローバー社のレンジローバースポーツ。
200km/hを軽々と超える高速巡航性能と優れた悪路走破性能、さらに最上級の乗り心地を融合したスポーツラグジュアリーSUVは、レンジローバーのもうひとつのフラッグシップです。
それに対抗するのは、ランボルギーニ ウルス。イタリアとイギリスのスーパーSUVを徹底比較をします。
- Chapter
- 高級クロスオーバーSUVが進化したハイパフォーマンスモデル
- 2500万円オーバーの超高級セグメントのライバル
- ライバルのランボルギーニ ウルスとは
- 意外にもボディサイズはほぼ同じ!
- レンジローバースポーツとウルスを比較してお題の車が良い点は?
- レンジローバースポーツとウルスを比較してライバルが良い点は?
- ブランドのアイデンティティが走りの違いに現れている
高級クロスオーバーSUVが進化したハイパフォーマンスモデル
2000年、BMWがSAVのX5を市場に投入したことによって開拓された高級クロスオーバーSUVマーケット(トヨタ ハリアーがルーツという説もあり)。
ライバルのフォルクスワーゲングループは、2002年にV10エンジンを積んだVW トゥアレグと、ポルシェ カイエンターボを投入。
カイエンは、経営危機にあったポルシェを立て直すほどの売り上げを記録して、高級クロスオーバーSUVというカテゴリーを定着させました。
そして2005年、ラグジュアリーSUVのパイオニアであるレンジローバーが、ライバルブランドへの対抗馬としてレンジローバースポーツを開発、市場へ投入しました。
2500万円オーバーの超高級セグメントのライバル
現行型にあたる3代目レンジローバースポーツは、2022年のデビューです。
現在(2026年)、日本国内のラインナップは、エントリーグレードのレンジローバースポーツ S D300(1258万円)から、最上級グレードのレンジローバースポーツ SV P635(2440万円)まで幅広い価格と仕様を取り揃えています。
取材車のレンジローバースポーツ SV エディション2は限定車で2474万円という価格設定。それにオプションをふくめると2936万550円という超高級車です。
3000万円級のライバルとしては、同じイギリスのプレミアムブランドであるベントレーのベンテイガ ハイブリッドをはじめ、ポルシェ カイエンターボ E-ハイブリッド、メルセデス‐AMG GLE63S 4マチック+、BMW XMなどがありますが、今回はランボルギーニ ウルス SE(車両価格3150万円)をピックアップしました。
ライバルのランボルギーニ ウルスとは
高級スポーツカーブランドであるランボルギーニが手掛けたスーパーSUVのウルスは、最高出力478kW(650PS)、最大トルク850Nmを発生する4.0L V8ツインターボエンジンを搭載して2017年にデビューしました。
今回、ピックアップしたウルス SEは2024年5月デビューで、パワートレインに4.0L V8ツインターボに電気モーターを組み合わせたPHEVを搭載しています。
意外にもボディサイズはほぼ同じ!
ボディサイズは、レンジローバースポーツ SV エディション2が、全長4,970mm×全幅2,025mm×全高1,815mmで、ホイールベース3,000mm。
対してウルス SEは、全長5,123mm×全幅2,022mm×全高1,638mmに、ホイールベースは3,003mm。
ホイールベースと全幅はほぼ同じですが、全長はウルスのほうが150mm以上も長く、画像でもわかるほど前後オーバーハングが大きくなっています。
パワートレインは、レンジローバースポーツ SV エディション2は、最高出力467kW(635PS)、最大トルク750Nmを発生する4.4L V8ツインターボエンジンに、最高出力14kW(19PS)、最大トルク200Nmを発生するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムと8速ATの組み合わせ。
駆動には最新世代のインテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)システムを採用しています。
対してウルス SEのプラグインハイブリッドシステムは、最高出力456kW(620PS)、最大トルク800Nmを発生する4.0L V8ツインターボエンジンに、最高出力141kW(192PS)、最大トルク483Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム出力588kW(800PS)、システム最大トルク950Nmを発生。
トランスミッションは8速ATで、駆動にはアクティブ・リアトルク・ベクタリング搭載4WDシステムを採用しています。
それぞれの最高速度は、レンジローバースポーツ SVが290km/h、ウルス SEは312km/h。
0-100km/h加速は、レンジローバースポーツSVが3.8秒、ウルスSEは3.4秒と、いずれもスーパーカー顔負けの性能を発揮します。
レンジローバースポーツとウルスを比較してお題の車が良い点は?
レンジローバースポーツが良い点としてまず挙げたいのが悪路走破性です。
ウルスのドライビングモードは、ストラーダ、スポーツ、コルサという3つの異なるオンロードモードに対し、レンジローバースポーツのテレインレスポンスは、ダイナミック、コンフォート、オート、SVモードにくわえ、オンロードモードを用意。
85cmの渡河性能も、レンジローバーならではセールスポイントといえます。
室内空間、とくに後席の居住性は、SUVらしいボクシーで塊感のあるデザインのレンジローバースポーツのほうが広く快適。車両感覚もつかみやすくなっています。
くわえて取り回しの良さの指標となる最小回転半径も、レンジローバースポーツSVが5.3m、ウルスSEは5.9mなので、普段使いという観点でもレンジローバースポーツが優れています。
レンジローバースポーツとウルスを比較してライバルが良い点は?
PHEVのウルス SEは、60km以上のEV走行が可能です。同時に最高速、0-100km/h加速ともに、レンジローバースポーツ SVに水をあけています。
ランボルギーニらしいスポーティなデザインのインテリアは好き嫌いの分かれるところですが、唯一無二という点ではウルス SEに魅力を感じます。
ブランドのアイデンティティが走りの違いに現れている
SUVながら、カーボンブレーキを装備するなど走行性能に一切妥協のない両モデル。
走りのスペックこそ似てますが、スーパースポーツカーとラグジュアリーSUVというブランドの方向性の違いは、おもにオンロードに照準をあわせたウルス SEと、オンオフ問わず高い走行性能を発揮するレンジローバースポーツ SVという車両性格の違いにも現れています。
つねにアドレナリンを分泌させたい人はウルス SE。普段はファミリーカーとして使い、たまに熱い走りを楽しみたいという人にはレンジローバースポーツ SVがおすすめとなるでしょう。




























