新車価格1000万円オーバー!巷で話題の高級SUV8選
クロスオーバーSUVが世界的人気で、日本でも軽自動車からトヨタのランクルまで幅広くラインナップが揃い、レクサスからは新車価格1000万円を超えるLXが販売されています。
1000万円オーバーとなると、さすがに庶民には高嶺の花ですが、年式によっては中古車で狙えるモデルがあるかもしれません。
そんな憧れの高級SUVを8台ピックアップして紹介します。
国産ブランドで唯一の1000万円を超えるSUV
レクサス LX
トヨタの高級ブランド、レクサスの最上級SUVがLXです。海外では1996年から販売されてきましたが、日本に導入されたのは先代の3代目からで、LX570の新車価格は1100万円でした。
現在、販売されているのは2022年にデビューした4代目LXで、新車価格は1250万円〜となっています。
歴代トヨタのランドクルーザーをベースとしており、最新のLXはその悪路走破性の高さに加えて、高級サルーンのようなラグジュアリーなインテリア(内装)が特徴です。
乗車定員は、LX600に2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを用意するほか、ゆったりとくつろげる2列シート4人乗りのLX600"EXECTIVE"もラインナップされています。
パワートレーンの、V型6気筒3.5Lターボエンジンと10速AT(Direct Shift-10AT)、AWDの駆動方式は全車共通です。
4代目の中古車は品薄状態、LXの中古車を狙うのであれば3代目が良いでしょう。
海外には1000万円オーバーのSUVがゴロゴロ
マセラティ レヴァンテ
イタリアの高級スポーツカーブランド、マセラティが2016年に発表したSUVがレヴァンテです。
100年以上の歴史を持つマセラティが初めて世に送り出したSUVは、ユーザーの期待を裏切らない美しいエクステリアデザインと、豪奢なインテリアが魅力です。
当初は、新車価格1000万円オーバーの3.0L V型6気筒ツインターボのガソリンエンジンモデルがメインで、後にハイパフォーマンスモデルであるGTSとトロフェオに搭載される3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを追加。
その間に、3.0L V6ディーゼルターボも販売されましたが、あまり人気がなかったのか短期間でラインナップから姿を消しました。
現在は、2021年追加された2.0Lマイルドハイブリッドをボトムに、3.0L V型6気筒ツインターボ、3.8L V型8気筒ツインターボというラインナップで、新車価格は1332万円〜となっています。
モデルライフが長いこともあり、初年度登録の個体を中心に探せば、手が届くかもしれません。
メルセデス・ベンツ Gクラス
現在のSUVブームのなかにあって異色の存在がメルセデス・ベンツ Gクラスです。
高級クロスカントリーSUVとして地位を確立しているGクラスの歴史は、1981年より販売が開始されたW460型ゲレンデヴァーゲンにまで遡ることができます。
この車両は軍用車両として企画されたもので、そこから基本的なスタリングを変えることなく現在まで生産されています。
もちろんエンジンやインテリア、装備などは、その都度アップデートを受けており、2018年の改良では、ボディの軽量化にはじまり、エクステリアの変更、ATの多段化、安全運転支援システムの搭載などにより、大幅な性能向上を果たしています。
現在の新車価格は3.0L 直列6気筒のクリーンディーゼルを搭載たG400dが1289万円〜となっています。
Gクラスはその希少性ゆえに高値安定傾向にありますが、大幅改良が施された2018年以前を探すと掘り出し物が見つかるかもしれません。
ポルシェ カイエン
ハイパフォーマンス系クロスオーバーSUVの流れを作ったエポックなモデルが、2002年から市場に投入されたポルシェ カイエンです。
ポルシェ初のSUVであるカイエンでしたが、ポルシェらしいエクステリアデザインと、スポーツカー顔負けのパフォーマンスで予想を上回る販売を記録。ポルシェの経営を支える重要なモデルに成長しました。
その後、カイエンは2010年に2代目、2018年には3代目に進化して現在に至ります。
2023年5月現在のラインナップは、V型6気筒ターボエンジンを積んだベースモデルのカイエン、電気モーターを組み合わせたカイエン E-ハイブリッド、4.0L V型8気筒ツインターボのカイエンSというもので、新車価格は1198万円〜となっています。
中古車はリスクを承知で狙うなら初期モデルが破格の値段で買えますが、現実的なのは2010年以降の2代目モデルです
ランボルギーニ ウルス
ウルスは、フェラーリと並ぶイタリアのスポーツカーメーカーであるランボルギーニが2018年に投入したスーパースポーツSUVです。
最高出力650hp(478kW)、最大トルク850Nmを発生する4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載したウルスには、ランボルギーニの4WDシステムとアクティブトルクベクタリングが搭載され、オンロードは持ちろんオフロードでも高い走破性を発揮するようチューニングされています。
インテリアはスポーティなイメージながらもラグジュアリーな印象で、5人乗りのほかにリア左右に独立したスポーツシートをセットした4人乗りもラインナップ。
最新の先進運転支援システムによる高い安全性能も備えています。新車価格3137万円〜。
発売から4年以上が経過したウルスですが、市場での人気が高く中古車になってもプレミアが付いて価格が落ちてません。
ランドローバー レンジローバー
メルセデス・ベンツ Gクラスと並び立つ輸入SUVといえば、ランドローバーのフラッグシップ、レンジローバーです。
本格的なクロスカントリー性能と、高級セダンにも比肩する装備で古くからヨーロッパのセレブに愛用されてきました。
2021年にデビューした現行型はその5代目にあたり、搭載エンジンは3.0L 直列6気筒クリーンディーゼルエンジンに小型モーターを組み合わせたD300(MHEV)、3.0L 直列6気筒ターボをベースにプラグインハイブリッドとしたP550e、4.4L V型8気筒ツインターボに小型モーターを組み合わせたP530、同じ4.4L V型8気筒ツインターボながら最高出力452kW(615PS)を誇るP615の4タイプ。
ちなみにP530は、2021年のマイナーチャンジ以前は、モーターを持たないエンジンモデルです。
その新車価格はもっともベーシックなモデルでも1895万円〜。
中古車市場で見つけやすいのは2021年以前の4代目レンジローバーで、高年式でも900万円前後のプライスタグが付いています。
メルセデス・ベンツ GLE
メルセデス・ベンツ GLEクラスは、メルセデスSUVの中核を担うMクラスの後継として2015年に登場しました。
その名の通りEクラスのSUV版という位置づけで、2019年に登場した現行型のボディサイズは、全長4,930mm×全幅1,950mm×全高1,770mmという堂々としたもの。
大柄なボディサイズを活かして、通常の2列5人乗りの加えて7人乗りも選べるようになっています。
2023年6月時点で販売されているモデルは、2.0L 直列4気筒ディーゼルターボにISGを組み合わせた300dと、3.0L 直列6気筒ディーゼルターボの400dの2種類で、いずれも駆動方式はフルタイム4WDの4MATICのみ。
価格は1268万円〜となっています。
BMW X6
クロスオーバーSUVとクーペを融合させたエクステリアで、2008年に登場したニューモデルがBMW X6です。
当時のX5とプラットフォームを共用しながらも、リアエンドに向かってルーフラインを思い切り傾斜させたスタイリングは、世界のSUVに大きな影響を与えました。
2019年に登場した現行型は、シリーズ3代目にあたり、ラインナップは3.0Lの直列6気筒クリーンディゼルと48Vマイルドハイブリッドの35dと、4.4L V型8気筒ツインパワーターボエンジンと48VマイルドハイブリッドのM60iの2つで、いずれもフルタイム4WDのxDriveが組み合わされます。
価格は、xDrive35d M Sportが1622万円〜、ハイパフォーマンスモデルのBMW X6 M60i xDriveは1636万円。
中古で狙うなら、先代もしくは先々代のX6がおすすめです。
1000万円オーバーのSUVといっても長く販売されているものは、年式や走行距離に呼応するように価格が落ちているものもありますが、ウルスやGクラス、新型のLXなどは市場での人気が高く、中古車の旨味は少ない傾向になっています。
いま中古車ならではのこなれた価格で狙うなら、ちょい古のカイエンやレヴァンテ、レンジローバーがおすすめです。