中古車が買いたくなる自動車WEBマガジン

【プロ解説】史上最強のランドローバー!ディフェンダー OCTA(オクタ)を徹底試乗

ランドローバー ディフェンダー OCTA

高級SUVブランドのランドローバーのなかで、タフで優れた悪路走破性を備えたディフェンダー。そのなかの最上級グレードが、『OCTA(オクタ)です。

オン/オフ問わず他を圧倒する性能を謳うOCTAの車両価格は、ベースのディフェンダー110の約2.5倍!フラッグシップであるレンジローバーよりも高い2190万円!!というもの。

最高の性能ともてなし感をあわせ持つディフェンダー OCTAの試乗レポートと解説をお届けします。

Chapter
ランドローバーのアイデンテティを支える本格的クロカンモデル
新しさのなかに先代ディフェンダーの面影を残すエクステリア
最高のパッケージに最強のクロカン性能を備えた究極のディフェンダー!
最高出力635馬力を発生する4.4L V8ツインターボを搭載
オフロードでドライバーをサポートするOCTAモードを搭載
本格クロカンなのに快適性も犠牲にされていない
オフロードのパフォーマンスも楽しみな1台

ランドローバーのアイデンテティを支える本格的クロカンモデル

ランドローバーのなかで、もっともクロスカントリー性能に寄せたモデルがディフェンダーです。

1948年のランドローバー(シリーズⅠ)をルーツに持ち、強靱なラダーフレームにアルミニウムボディを架装した本格クロスカントリー車として進化してきたモデルで、1991年にディスカバリーがデビューしたことを受けて「ディフェンダー」を名乗るようになりました。 

現行のディフェンダーは、2019年のフランクフルトモーターショーで世界初公開。

基本骨格は、従来のラダーフレーム構造と比較して3倍のねじり剛性を実現した軽量アルミニウムモノコック構造の新アーキテクチャー「D7x」を採用。ランドローバー史上もっとも頑丈なボディ構造と軽量化を両立しています。

新しさのなかに先代ディフェンダーの面影を残すエクステリア

エクステリアデザインは、直立したフォルム、ルーフ後方のアルパインライトウインドウ、横開きのリアテールゲート、外付けスペアタイヤといった初代のモチーフを取り入れることにより、ひと目でディフェンダーとわかるシルエットを獲得。

インテリアは、通常、乗員には見えないようにデザインされる構造物や装具をあえて露出させることで質実剛健なイメージ。シンプルさと実用性を強調しています。

搭載されるエンジンは、3.0L直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)をはじめ、5.0LV型8気筒スーパーチャージドエンジン、4.4L V型8気筒ツインターボエンジン、さらにプラグインハイブリッドというラインナップで、駆動方式は電子制御のフルタイム4WD(AWD)のみ。

足まわり(110シリーズ)の電子制御サスペンションは、標準車高より―40mm〜+145mmの範囲で調整可能。スムーズな乗り降りのサポートはもちろん、オフロードでの比類なき走破性、渡河性能にもひと役かっています。

日本市場では1千万円を切る新車価格と、タフで上質な内装、本格クロカン性能の組み合わせによって好調な販売を続けています。

最高のパッケージに最強のクロカン性能を備えた究極のディフェンダー!

試乗したディフェンダー OCTA(オクタ) は、ディフェンダー史上もっともダイナミックで、オンロードでもオフロードでも他の追従を許さない卓越した走破能力とパフォーマンスを発揮するモデルです。

外見上の特長は、最大23インチ径のタイヤを装着できるようにするため拡大されたホイールアーチと、専用デザインのフロントグリル、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだリアバンパーなどで、ボディサイズはディフェンダー110に対して、車高は28mm高く、車幅が68mm広くなった、全長4,940mm×全幅2,065mm×全高2,000mmとなっています。

ちなみにOCTAという名称は、ダイヤモンドの原石の八面結晶(OCTAHEDRON)に由来するもので、強靭でラグジュアリーなキャラクターを表しています。

ディフェンダー共通の運転支援機能は、前方衝突警告、レーンアシスタンス、制限速度警告、制限速度通知を統合したドライバーアシスタンスモードをはじめ、オフロードで最適な走行ペースを維持できるオールテレインプログレスコントロール、パークアシスト、パーキングセンサー、3Dサラウンドカメラ、ドライバーコンディションモニター、ブラインドスポットアシスト、テレインレスポンス2などで構成。

3Dサラウンドカメラには、リアルタイムで水深を監視、ドライバーに潜在的な危険を警告し、リスクを最小限に抑える「ウェイドセンシング」、通常はボンネットで隠れて見えない前輪前方エリアを表示する「ClearSightグラウンドビュー」、周囲360度の映像とカラー表示のガイドラインおよび警告音で、付近の障害物を確認できる「オーバーヘッドビュー」を搭載。あらゆるシチュエーションで重宝します。

最高出力635馬力を発生する4.4L V8ツインターボを搭載

パワートレインは、ランナップ中でもっともパワフルな4.4L V型8気筒ツインターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムの組み合わせ。

エンジンスペックは、最高出力467kW(635PS)、最大トルク750Nm、電気モーターは最高出力14kW、最大トルク200Nmをそれぞれ発生します。

トランスミッションは8速ATで、22インチのオールシーズンタイヤを選択した場合、ディフェンダー OCTAの最高速度は時速250km/hに達します。

サスペンションには、走行中の姿勢変化を抑制するとともに荒れた路面でも不快な振動を抑えるしなやかさをあわせ持つ油圧連動式の6Dダイナミクスサスペンションテクノロジーをディフェンダーシリーズとして初採用。オン/オフ問わず妥協のないドライビングを可能にします。

より長く、強化されたウィッシュボーンや、独立したアキュムレータを持つ独自のアクティブダンパーなど、改良版サスペンション・コンポーネントにより、オフロードではホイールアーティキュレーションを向上しました。

いっぽうオンロードではロールを抑え、いかなる路面においても他に類をみない信頼感と制御性を確保しています。

またブレンボ製キャリパーを備えた400mm径のフロントディスクブレーキとクイックなステアリングレシオにより、俊敏かつ正確な応答性も特徴となっています。

オフロードでドライバーをサポートするOCTAモードを搭載

ディフェンダー OCTAのドライブモードは、デフォルト設定のコンフォート、オンロードでのパフォーマンスが味わえるダイナミック、オフロード走行時のパフォーマンスに特化したOCTAの3つ。

それぞれ路面状況にあわせて、エンジンレスポンス、ステアリングの重さ、サスペンションの減衰力(電子制御エアサスペンション)を最適化します。

なかでもOCTAモードは、ディフェンダーシリーズ初のオフロードでのパフォーマンスに特化した専用モードで、滑りやすい路面での最適な加速を実現するオフロードローンチモードや、オフロードABSキャリブレーションによって、究極のコントロール性能を提供します。

このOCTAモードとダイナミックモードでは、キャビンが鮮やかに赤く照らされると同時に、パワー、トルク、横Gの数値が見やすいようにスクリーンレイアウトが変更されます。

本格クロカンなのに快適性も犠牲にされていない

試乗したディフェンダー OCTA(車両本体価格2190万円)は、前後20インチホイールを装着した仕様で、それにマットプロテクティフィルム、ディプロイアブルサイドステップなどのオプション一式を追加装着しています。

インテリアは、従来のレザーより30%軽量化し、耐久性に優れた素材を用意。さらにボディ&ソウルシートは、前席の乗員は音楽を聴くと同時に体験することができます。6種類のウェルネスプログラムも利用可能で、乗員をリラックスさせたり、移動中の認知反応を改善する手助けをしてくれます。

最小回転半径は6.1m、全高全幅ともに2mをオーバーするボディは、都内ではやや持て余すサイズで、当然ながら駐車場所も選びます。

ところが実際にドライブしてみると、全幅はそれほど気になりません。ボディの見切りの良さ、ステアリングの操作性の良さによる効果が大きいのでしょう。高速道路やワインディングなどでの乗り味は、高級車そのものです。

オールシーズンタイヤを装着しているクルマでここまで静粛性が高く、乗り心地の良いクルマに乗ったことがありません。

4.4L V8ツインターボエンジンは、約2.6トンというヘビー級のディフェンダー OCTAをスムーズに加速させます。

踏み込めばスポーティなサウンドを奏でますが、高速道路の巡航ではエンジンは2,000回転以下に保たれジェントルです。

高速道路での快適性は、ブランド上位のレンジローバースポーツと遜色ないレベルです。これは油圧連動式6Dダイナミクスサスペンションの効果によるものです。

オフロードのパフォーマンスも楽しみな1台

ランドローバー ディフェンダー OCTA

今回はオンロードのみの試乗でしたが、OCTAモードによるオフロード走行ではいったいどんなパフォーマンスを発揮するのか、期待が高まります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として本格的に参画し、2006年に独立。現在は、日本でもっとも多くの広報車両を借り出して取材を行うフリーランスの編集者として活動中。中古車の流通、販売店に精通した「中古車相場師」と呼ばれるいっぽうで、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

ドリキン土屋圭市MC!

チャンネル登録はこちら

もっとみる 車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

カテゴリー

注目タグ

車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

ディフェンダー記事デイリーランキング

2026.03.28UP

デイリーランキング

2026.03.28UP

最新記事