中古車の買い替える時期の目安は?押さえておくべき8つのポイントとは

中古車には、買い替えに適したタイミングがあることをご存知でしょうか?
愛車の買い替えを考えると、「今売りに出して損しないだろうか」「買いたい車は今買うべき時なのか」などと魔病んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、中古車買い替えサイクルのポイントを8つお伝えしていきます。
中古車の車検費用を安くするコツも併せてをご紹介しますので、是非参考にして下さい。
中古車の買い替えサイクルのポイント8つ

中古車には、”買い替えサイクル”があります。どれほど気に入っている車でも、何十年も故障なく走らせ続けることは不可能に近いでしょう。
また、生活スタイルや家族構成の変化によっても、買い替えを検討せざるを得ないことがあります。
以下では、中古車の買い替えサイクルのポイントを8つご紹介します。
買い替えを検討されている方は是非、一つずつ確認してみてください。
1. 走行距離
2. 年数
3. 増税前
4. フルモデルチェンジ前
5. 不具合が起きた時
6. 車検
7. 生活スタイルの変化
8. 高い買取値がつくか
1. 走行距離
新車・中古車を問わず、車を買い替える上で目安として考えられるものの一つが「走行距離」です。
走行距離が長くなればなるほど、車には負荷がかかっていることになります。
具体的には、5万キロ、10万キロの2つが目安です。
実際車にはどのような影響が出てくるのか、下記にてもう少し詳しくご説明します。
5万キロ
5万キロ前後から、交換しなければいけない消耗品が出てきたり、売却時の査定額が変わってきたりします。
実際に中古車の値段は、5万キロを境に大きく変化すると言われています。
消耗品の交換費用や査定額の変化を考慮したら、走行距離5万キロというのは買い替えの一つのタイミングとなるでしょう。
10万キロ
10万キロというのは「その車の寿命に達している」とも考えられる走行距離です。
もちろんこまめにメンテナンスを行っていたり、交換すべき部品をきちんと交換していたりすれば、まだ十分に乗れることでしょう。
しかし、「まだ十分に乗れる」ことは、「中古車として十分に売却可能である」ことと必ずしも一致しません。
10万キロを超えた車は査定額が低くなりやすく、買い手もつきづらいと言われています。
2. 年数
具体的には5年・7年・10年・13年が買い替えの目安になると言われています。
これは、車検やメーカーの保証期限等が過ぎるタイミングに差し掛かるからです。
以下で年数ごとに、どのような買い替えサイクルのポイントやメリットがあるのか、ご説明します。
5年
新車の場合、5年目というのはメーカーの特別保証期間が終わる時期かつ、2回目の車検の時期でもあります。
保証が切れた後の修理・部品交換や2回目の車検は、保証中や1回目と比べて費用が高くなる可能性があります。
7年
7年目を迎えると、そろそろ車を買い替えるのか、それともこの車を乗り潰すまで乗るのか、検討すべき時期に差しかかっていると言えます。
それは、以前に比べ消耗品交換の頻度や、修理が必要なほどの不具合が発生する頻度が高くなっており、そろそろ中古車としての値段が付きづらくなる時期とされているからです。
今後かかると考えられる修理・車検費用等も考慮の上、値段が付く間に買い替えるのか、乗り潰すまで乗るのか、検討すべき時期でしょう。
10年
10年目を迎える頃には、中古車としての値段はほとんど付かなくなっていると考えたほうが良いでしょう。
この時期に考慮すべきなのは、車の状態です。それほど高額でないメンテナンス費用をかければまだ十分に走れる状態なのか、かなり高額の費用をかけなければ走れない状態なのか、一考する時期と言えます。
13年
この頃になると、メンテナンスや修理にかかる費用はかなり高額になっている可能性が高いです。また、2015年の法改正により自動車税が高額になる時期でもあります。
買い替えたほうが安く快適に乗れるのか、それとも費用をかけてでも乗り続けていきたいのか、お気持ち次第とも言えます。
3. 増税前
毎年4月1日の時点で車をお持ちの場合、1年分の自動車税を納める必要があります。
2019年10月の新税制施行後に取得した車は自動車税の税率が引き下げられました。
また、環境への負荷が大きいとされる、ある程度の年数が経過した自動車は、軽減措置が適用されません。
これらの自動車税が高くなるタイミングの前に買い替えを検討する、というのも買い替えサイクルの重要なポイントになります。
4. フルモデルチェンジ前
新車への乗り換えを検討している場合、「フルモデルチェンジ車が発売される前」というのも買い替えサイクルのポイントになります。
フルモデルチェンジした車が発売されることが決まったら、一般的に現行モデルの車の値は下がります。
また、場合によっては大幅な値引き交渉が可能な場合もあるでしょう。
5. 不具合が起きた時
不具合が起きた時、修理して乗り続けるのか、それとも買い替えを検討するのか、迷われた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
数千円から数万円で直る場合やまだ車が新しい場合は、修理という選択肢を選ばれる方が多いでしょう。
しかし、仮に数十万円かかるとすれば、買い替えサイクルの一つのポイントと言えるでしょう。
6. 車検
車検にはある程度まとまった金額が必要になります。
また、古い車や走行距離が長い車ほど車検にかかる費用は大きくなるものです。
車検費用を支払ってでも乗り続けたほうが得なのか、それとも車検を受ける前に買い替えたほうが得なのか、検討すべきタイミングと言えます。
7. 生活スタイルの変化
生活スタイルの変化も、買い替えのわかりやすいタイミングです。
たとえば、結婚した、お子さんが産まれた、お子さんが増えた、お子さんが独立した等の家族構成の変化があるでしょう。
また、キャンプ等の新しい趣味を始めた、通勤で車を使用するようになった、家族に介護が必要になり車椅子を乗せる必要が出てきた等の使用用途の変化も考えられます。
8. 高い買取値がつくか
車を買い取ってもらう場合、高い値が付くことに越したことはありません。
高い値が付くタイミングを逃さない、値が下がる前に買い替える、というのも買い替えサイクルの重要なポイントです。
たとえば、フルモデルチェンジ車が発売される前に買い取ってもらう、車の状態がまだ良好なときに買い取ってもらう、走行距離が5万キロ未満のときに買い取ってもらう等、これまでご紹介した内容も参考にしてみてください。
中古車の車検費用を安くするコツ3つ

ここからは、中古車の車検費用を安くするコツを以下の3つご紹介します。
1. 複数の見積もりから比較
2. 不要な整備項目は外す
3. 決算期・月末を狙う
車検の費用がどのくらい高額になるのか、心配になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車検ではしっかりと車を点検してもらう必要がありますが、できることなら安く済ませたいものです。
是非これからご紹介する3つのコツを参考にしてみてください。
1. 複数の見積もりから比較
車検を依頼できる業者は複数あることをご存じでしょうか。
また、どの業者に車検を依頼するかによって、車検にかかる費用が異なってくることはご存じでしょうか。
車検の依頼が可能な業者には、第一にディーラーがあり、その他には車やカー用品の販売店、車の整備工場、ガソリンスタンド等があります。
一般的にディーラーに依頼すると高額になるとされていますが、まずは複数の業者から見積もりを取り、比較検討してみましょう。
2. 不要な整備項目は外す
車検において点検・整備してもらう項目は、ある程度まであなたご自身で選択できます。。
ディーラーでの車検が高くなりがちなのは、この点検・整備項目が多かったり細かかったりするためです。
本来必要不可欠とされている最小限に近い項目に絞ることにより、車検費用を安く済ませることも可能になります。
3. 決算期・月末を狙う
車検を依頼する業者等の決算期や月末を狙うことも、車検費用を安くするコツの一つです。
決算前や月末には、その時期ならではのサービスやキャンペーンが行われている可能性があります。
各業者には年度や月ごとに販売目標や売上目標があり、その目標を達成するためにさまざまなキャンペーンを行う場合があるからです。
中古車の買い替えサイクルの目安を参考に車を乗り換えよう
お持ちの車への愛着等もあり、なかなか買い替えを決断できない場合もあるでしょう。
しかし、いずれ売却されるのであれば「買い替えに適したタイミング」で手放した方がお得になると考えられます。
今回ご紹介した「中古車の買い替えサイクルのポイント」等を参考に、今一度検討されてみてはいかがでしょうか。