ハイブリッド車がおすすめな理由とは?注意点や高く売却できるポイントを解説
この記事では、ハイブリッド車の特徴や購入・売却時のメリットなどについてご紹介いたします。
現在ハイブリッド車をお持ちで、売却や下取りを検討中の方はぜひ一度お読みいただき、その上で愛車の価値を確認されてみてはいかがでしょうか。
- Chapter
- ハイブリッド車とは?
- ハイブリッド車は高く売却できる?
- ハイブリッド車を高く売却する4つのポイント
- ハイブリッド車をおすすめする理由
- ハイブリッド車を売却するときの注意点とは?
- ハイブリッド車を売却しよう!
ハイブリッド車とは?
近年、ハイブリッド車という名前はよく耳にしますが、ハイブリッド車の定義を明確に知っている方は少ないでしょう。
ハイブリッド車を一言で言うなら、2つ以上の動力源を備えている車ということになります。
動力源にもいろいろありますが、一般的にはガソリンによって動くエンジンと、電気によって動くモーターを使って走行する車を指すことが多くなっています。
ハイブリッド車は高く売却できる?
ハイブリッド車の方がガソリン車よりも高価での買取が期待できると言われています。
環境に対する配慮に優れたところが、新車だけに限らず中古車市場においても購入者に好まれているからです。
加えて、減税の対象となること、ガソリン車と比較して燃費が良いことで維持費も安く抑えられることが人気の高い理由となっており、売る時の買取価格が高くなっています。
ハイブリッド車を高く売却する4つのポイント
しかし、ハイブリッド車というだけで、どんな条件でも高価買取が実現するわけではありません。
どんなハイブリッド車の人気が高いのか、気をつけておくべき点はあるのか、売却前に知っておくことが大切です。
ここからは、高価で売却するための4つのポイントを確認していきましょう。
1. 電気モーターなどの部品が劣化していないか
電気モーターなどの部品が劣化していないかどうかは売却時に注意する点です。
ハイブリッド車のシステムは、モーター、バッテリー、インバーターの3つから作られているため、どれかが欠けてしまうと正常に作動しなくなってしまいます。
モーターは比較的寿命が長いとされていますが、もし故障してしまうとシステム全体に関わることになるため注意が必要です。
2. バッテリーの寿命
ハイブリッドシステムの一つであるバッテリーの状態も、売却時には重要なチェックポイントです。
バッテリーが劣化してしまうと、作動への影響は大きいでしょう。
しかし、ガソリンと併用してエンジンを駆動するハイブリッド車の場合、バッテリーの負荷は少なく寿命も長くなっています。
一般的な乗用車は距離にすると10万km程度耐久できると言われますが、最新型のハイブリッド車であれば15万km以上の走行にも耐えられると言われています。
3. 車種の人気はあるか
ハイブリッド車は全般的に売却・下取り時の価格が高いと言われます。
これは、燃費の良さなどから、人気が高いからです。
走行距離や個々の車の状態によって、査定は変わりますが、アルファード、プリウス、ハリアーなどが人気車種となっています。
4. 走行距離の長さ
走行距離の長さも売却時査定のチェックポイントとなります。
走行距離が長くなればなるほど、バッテリーやモーターの状態にも影響を与えることになるので、評価が低くなる可能性が高くなるでしょう。
しかしこれについても、個々の車の状態に関わってくるので、どの程度メンテナンスされているのか、外装や内装の状態は良いのかといったことによっても、評価額は大きく変動します。
ハイブリッド車をおすすめする理由
ここまではハイブリッド車の特徴や高く売却する際に注意するポイントについて見てきました。
ここからは、具体的にハイブリッド車のメリットについて詳しく紹介していきます。
1. 維持費を抑えられる
ハイブリッド車は、通常のエンジン車と比較すると燃費が良いという利点があります。そのためガソリン代が安く抑えられます。
次に税金について考えます。自動車税に関して、ハイブリッド車はエコカー減税が適用されるため、通常のエンジン車と比較すると税金の面でも抑えることが可能です。
ガソリン代と税金、2つの点から考えてもハイブリッド車は維持費を安く抑えられるということがわかります。
2. 環境に良い
ハイブリッド車は、環境に良いという点もメリットの1つです。
ハイブリッド車は低速で動いている間はガソリンを使用せずに電気モーターを使って走行しています。
電気での走行時は、CO2などの温室効果ガスの排出が抑えられるため、環境に負荷を与えにくいと言われています。
3. 性能の高さ
ハイブリッド車がおすすめの理由として、性能の高さも挙げられます。
ハイブリッド車はエンジンと電気モーターという2つの動力源があるため、エンジンの劣化がガソリン車に比べて進みにくいです。
そのため、長く乗って走行距離が増えてきたとしても、自動車の馬力にはほとんど変化がなく乗り続けることができます。
また、エンジン音が静かなこともメリットと言えます。特にガソリン車ではエンジンの始動時やアイドリング時に音が発生しますが、ハイブリッド車ではモーターを使用しているため、音はほとんどしません。
早朝や夜間など、周囲へ音量を配慮すべき時間帯には、かなりメリットが高いと言えるでしょう。
4. 燃費の良さ
燃費が良いことは、ハイブリッド車の最も特質すべきところと言えるでしょう。
一般的に自動車がガソリンを多く消費するのは、低速から中速へ移行する時となります。
しかしハイブリッド車は低速走行時には電気モーターが主に働き、中速走行への加速を支えます。そして、ガソリンでのエンジン駆動がメインの動力源となった後も、モーターは常にエンジンの回転をサポートし続けているため、ガソリン消費量は低く抑えられ、高い燃費が実現可能です。
5. 査定に期待ができる
年々ハイブリッド車の性能は高まり、それとともに市場での人気も高まっています。
そのため、中古市場でのハイブリッド車の人気も根強く、売却時や下取り時にも高額査定を期待することができます。
6. リセールバリューが高め
ハイブリッド車はこれまで見てきた通り、中古車市場でも根強い人気を誇り、値崩れしにくい状態が続いています。
一般的に、ガソリン車では走行距離が10万kmを超えると買い手がつきにくくなるため、リセールバリューもあまり期待できません。
しかし、ハイブリッド車は走行距離10万kmを超えていたとしても、エンジンなどの劣化が少ないこともあって、購入希望者が多くなっている傾向にあります。そのため、リセールバリューも高くなります。
ハイブリッド車を売却するときの注意点とは?
ハイブリッド車の売却で1つだけ注意しなければならない点があるとしたら、10年以上経っている年式のものを売る時です。
ハイブリッドシステムのバッテリーやモーターなどが劣化している可能性があるからです。
2010年以降の年式のものであれば、かなり性能が上がっておりほとんど考慮する必要はないでしょうが、それ以前のものに関しては注意が必要です。
ハイブリッド車を売却しよう!
ハイブリッド車とはそもそもどういった車なのか、特徴やそのメリットについてポイントごとに見てきました。
ガソリン車と比較して、環境性能に優れており燃費もよく、市場での人気が根強い車種と言えます。
動力源が2つあることで、エンジンへの負担が少なく走行距離が多くとも劣化しづらいため、中古車市場でも、値崩れがしにくいことが特徴です。
ただし年式が古くなってくると、バッテリーやモーターの劣化が心配になるので、メンテナンスは欠かさないようにしましょう。
ハイブリッド車の売却を検討されている方は、まずは査定して現在の価値を確認してみてはいかがでしょう。