中古でBMW・MINIクラブマンを買うならこの車種がオススメ!

MINIクラブマンは、BMWメイドになってからは先代の2代目から設定されているショートワゴンともいえる仕様です。
オリジナル・ミニ(クラシック)の「オースチン・セブン・カントリーマン」、「オースチン・ミニ・カントリーマン」や「ミニ・クラブマン・エステート」、「モーリス・ミニ・トラベラー」なども驚くような高値で愛好家の間で売買されていますが、ここではBMW傘下になってからのMINIクラブマンについて中古車での狙い目をご紹介します。
2代目MINIに設定された初代クラブマンは、クラブドアを採用

BMW傘下のMINI Clubman(ミニ・クラブマン)は、2代目から設定されています。日本での発表は2007年10月の東京モーターショーで、シューティングブレークのコンセプトを採り入れて具現化されています。
BMW傘下になり別モノになったとはいえ、どことなくMINIっぽい面影が感じられるのが、輸入コンパクトカーで圧倒的な支持を得ている理由といえるでしょう。
そうはいっても、クラシック・ミニの時代から積載性はひとつの課題であり、BMW傘下になってからもクラブマンが「復活」したのは当然といえるかもしれません。

2代目BMWミニのクラブマンは、まだBセグメントに入るサイズでありながら居住性、積載性の向上が図られています。2代目の3ドア(ハッチバック)のMINIよりも全長が240mm延びたことで、足元空間も80mm長くなり後席の居住性が大幅に改善しました。

また、運転席側に「クラブドア」、テールゲートに観音開きのスプリットドアを採用しているのも特徴です。クラシック・ミニ時代のクラブマンと同等のコンセプトを採用し、MINIのこだわりが表現されています。
一方で、クラブドアはフロントドアを開けてからでないとリヤドアは開けられず、前ドアとは逆向くに開き後ドアが小さいなどのデメリットもあったものの、3ドアと比べると後席の乗降性は着実に向上していました。
後席は荷物置き場という方が多いのであれば、クラブドアを採用する2代目MINI(初代クラブマン)を指名する手もありそう。もちろん、多少の不便を我慢して、オシャレな雰囲気を重視するという気構えは必要です。

現行型の3代目MINI(2代目クラブマン)は、BセグメントからCセグメント級に階級を上げています。
初代クラブマンの全長3980×全幅1685×全高1440mmから2代目クラブマンは、全長4270×全幅1800×全高1470mmと一気に大型化。さらに、クラブドアが廃止され、一般的な4ドアヒンジ式ドアに変更されています。
一方でスプリットドアと呼ばれる左右開き式のテールゲートは健在で、頭上が狭い場所でも気にせずに開閉できるだけでなく、操作時(とくに閉める際)に力が不要という利点があります。
子どもがいるなら迷わず2代目クラブマンを指名したい

乗降性を考えると、使いやすいのは断然現行型のクラブマンです。とくに小さな子どもがいるファミリーには「クラブドア」の先代クラブマンよりも明らかに使いやすく感じられるはず。
一方で、クラブマンのアイデンティティを理解しながらオシャレに乗りこなすなら、初代クラブマンの方が向きますし、駐車場事情などのボディサイズの制約があるなら初代クラブマンを指名する手もあるでしょう。
また、MT派のニーズに応えてくれるのも初代クラブマンです。中古車市場では、初代も現行型のタマ数の差は想像よりも少なく、初代の選択肢も多くあります。

先述のように、子どもが2人いる筆者なら迷わずに現行MINI(2代目クラブマン)を指名します。ほかにもハッチバックの5ドア、MINIクロスオーバーという選択肢もありますが……。
2015年9月に発表された2代目クラブマンは、1.5Lと2.0Lのガソリンターボを設定。さらに、2016年4月に2タイプの2.0Lディーゼルターボを追加しています。さらには、4WD仕様や最速バージョンの「ジョン・クーパー・ワークス」を設定するなど、多彩な選択肢があります。
街乗り中心であればガソリンエンジン車、ロングドライブの機会が多いのであれば2.0Lディーゼルを選択するのがオススメです。