日産・NV100クリッパーの中古車の価格相場はいくら?狙い目モデルと選び方を解説

軽バンと呼ばれる車種は、荷室が広く、たくさんの荷物を運ぶことができるため、主に商用車として利用されています。日産・NV100クリッパーも軽バン車の1つとして、人気のある車種です。
今回は、車選びドットコムに掲載されている日産・NV100クリッパーの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なNV100クリッパーの中古車を紹介していきます。
- Chapter
- 日産・NV100クリッパーとはどんな車?
- 価格と年式から見た、おすすめのNV100クリッパー中古車
- 年式と走行距離から見た、おすすめのNV100クリッパー中古車
- 軽バンを安く買いたいなら、狙い目の車種
日産・NV100クリッパーとはどんな車?

日産・NV100クリッパーは、主に商用車として利用される軽ライトバンで、初代は三菱自動車工業から、2代目以降はスズキからOEM供給を受けるクルマです。
初代モデルはクリッパートラックと共に2003年に「クリッパー」の名で発売を開始。2007年には乗用モデルのクリッパーリオが販売され、その後2012年には名称を「NV100クリッパー」に改名しています。
2013年発売の2代目以降、スズキ・エブリイからOEM供給を受けており、現在3代目モデルが販売されています。
軽バンの主流は、スズキ・エブリイ、ダイハツ・ハイゼットカーゴ、ホンダ・N-VANの3車種と言われていて、スズキ・エブリイからOEM供給を受ける他の兄弟車種としては、マツダ・スクラムバン、三菱・ミニキャブバンなどがあります。
積載性に優れ、安全性能も充実しており、申し分ない機能性を備えた車種となっています。また、優れた登板性能や加速性能をもつNV100クリッパーは商用だけでなく、アウトドアを楽しむ方からも人気のある一台です。
価格と年式から見た、おすすめのNV100クリッパー中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のNV100クリッパーの中古車を紹介していきます。
2022年5月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2022年5月2日時点の情報)
出典:NV100クリッパー(日産)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
現行モデルはどの年式も価格幅広めで在庫豊富
現行の3代目モデルは2015年から発売が開始されており、7年目を迎えています。そんな現行モデルの在庫状況はかなり豊富に揃っていると言えるでしょう。
特に高年式である2020〜2022年式と、モデル発売年付近の2016〜2018年式にタマ数が集中しています。
また、価格幅も広く、高年式だと70万〜240万円、現行モデルの発売年付近だと30万〜300万円で販売されているため、気に入ったグレードも予算の中で探しやすくなっています。
高年式なら100万円前後が狙い目
より高年式の車を探している方は、2020〜2022年式の100万円前後の車両が狙い目です。NV100クリッパーのグレードであるDX・GXどちらの在庫も豊富で、4WD車や5AGS、セーフティパッケージ搭載車のタマ数が一気に増えます。
新車価格だと150万円ほどする4速ATのGX 2WD車も、車両本体価格110万円以下から選ぶことが可能です。
100万円未満になると、特にGXの種類が激減するため、より豊富なグレードから探したい方は価格幅を90〜110万円に設定して探すことをおすすめします。
100万円未満なら2018年式がおすすめ
なるべく安く、豊富な在庫から選びたい方は、2018年式の車両がおすすめです。2018年式よりも高年式で、100万円未満の車両から選ぶとなると、似たグレードの車両が多くなり、自分に合うクルマを見つけることが難しいでしょう。
2018年式は価格幅が広く、100万円未満の車両もラインアップが豊富に揃っているため、気に入る一台が探しやすくなっています。ただし、走行距離が10万km近く走っている車両もあるため、購入する際は注意が必要です。
年式と走行距離から見た、おすすめのNV100クリッパー中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のeKワゴンの中古車を紹介していきます。
2022年5月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2022年5月2日時点の情報)
出典:NV100クリッパー(日産)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
高年式は登録済み未使用車が豊富!
NV100クリッパーは商用車ということもあり、他の車種と比べて、ある程度高年式でも10万km近く走っている車両が多くなっています。そのため、より走行距離が浅い車を狙うのであれば、2021〜2022年式の車がおすすめです。
2021〜2022年式だと登録済み未使用車が多く、特に2022年式は走行距離100km未満の車両が多くラインアップされているので、予算に見合えば新車同然の車両を手に入れることができるでしょう。
お値打ち・豊富な選択肢が揃った2020年式・1〜2万km
走行距離が長くなればなるほど中古車価格は安くなっていくため、気になる車がなかなか見つからない方は予算に応じて条件を替えて探すのがおすすめです。
NV100クリッパーの場合、走行距離が1〜2万kmほどと十分浅い距離であっても比較的安い価格の車両が見つけやすく、年式も十分浅いものから選ぶことができます。
掲載台数が多いのは2020・2021年式ですが、年式にこだわりがなければ、同じ走行距離でもより低価格の車両が豊富な2020年式を選ぶのが良いでしょう。
2018年より低年式車は価格と状態のバランスを見て判断
現行モデルの中でも、価格的には求めやすい2016〜2018年式は、ほとんどが走行距離1万km以上となっています。
過走行車と呼ばれる走行距離10万km超えの車両は2016年に集中していますが、2018年式でも9〜10万km車の在庫が多くなっているので、注意が必要です。
しかし、同じ年式の車両でも走行距離の幅は広くなっており、1〜2万kmの比較的走行距離が浅い車両も在庫は揃っているので、年式関係なく車を選ぶ場合は、価格と走行距離のバランスを見て探すようにしましょう。
軽バンを安く買いたいなら、狙い目の車種

軽バンは、先述したように商用として利用されることが多い車ですが、荷室が広く、4WD車をラインアップしている点から、最近ではアウトドアに活用できる車としても注目を集めています。
そのため、中古車市場に出回る車を、事業を展開する業者だけでなく、一般の方が購入する機会が増えており、今後もますます人気車種は売れていくことが予想されます。
自由なシートアレンジも可能なため、車中泊や週末のレジャーにも最適なクルマです。お値打ちな一台を探しているキャンパーの方におすすめと言えます。