中古でダイハツ・ムーヴラテを買うならこのモデルがおすすめ!

女性をメインターゲットに据えたムーヴ・ラテは、2004年8月登場の初代限りで販売を終えました。
ムーヴ派生モデルとしては、主に女性ユーザーを想定した2016年登場の初代ムーヴ・キャンバスにそのコンセプトが受け継がれているともいえます。
約4年というモデルライフであったため、中古車市場での物件数はそれなりではありますが、走行距離が短く、手が届きやすい価格帯の個体もあるようです。
女性をメインユーザーにした、かわいい系の軽ハイトワゴン

2004年8月に誕生したムーヴ・ラテは、モノがあふれる現代に、「リラックスしたライフスタイル」を掲げ、女性ユーザーを想定した軽ハイトワゴンとして設定されました。
なお、2代目は登場せず、2007年に「VS」、「クールVS」というグレードが設定されるなど見直しが図られています。
ライバルは、2年半ほど前に発売されたスズキの初代アルト・ラパンや2001年誕生のMRワゴンなどがありました。

愛らしいフロントマスクが目を惹くスタイリングは、ハイト系でも現在のようなボクシーではなく、丸みを帯びた姿も印象的です。
リヤドアはスライドではなく一般的なヒンジ式(スイング式)でしたが、90°近く開く前後ドアにより良好な乗降性を実現しています。
ボディカラーは、現在も流行しているナチュラルカラー系も設定されていて、自然を手本にしたという「ハッピーフルーツカラー」を含む全10色展開と豊富でした。
リヤ独立スライドなど居住性や積載性は上々

また、全高は1630mmと高めで、室内高にゆとりがあり、乗降時の頭上まわりにも余裕があります。
室内長も1970mmと広く、前後席距離間は、940mmと後席足元空間にも余裕があります。
さらにリヤシートは、左右別々で250mmのロングスライドが可能で、荷物が多い場合はワンモーションで背もたれを前倒しできるなど、居住性、使い勝手の面でも古さを抱かせません。
外部の女性ユーザーの声を元に装備や収納などが練られていて、プラズマクラスターやUVカットガラス、キーレスエントリーシステムなどのほか、軽自動車初となるドアミラーターンランプなどが用意されています。
高速道路も使うならターボ仕様が欲しい

初代ムーヴ・キャンバスは、NAエンジンしか設定されておらず、先日発表された2代目にはターボ仕様も用意されています。
キャンバスの場合、NAのみだと非力だとう声もあったようです。
ムーヴ・ラテは、登場時からターボ仕様もされていて、高速道路や山道などでもストレスの少ない走りを享受できます。
平坦な市街地中心であればNAエンジン仕様でも不足はそれほど抱かせないでしょう。
トランスミッションは、現在の軽に多いCVTではなくトルクコンバーター付の4速AT(コラムシフト式)です。
コラムシフト式の採用により前席左右間のウォークスルーも可能。

また、安全装備では、運転席&助手席エアバッグやプリテンショナー&フォースリミッター(運転席可変)機構付フロント3点式ELRシートベルが標準装備されていますが、衝突被害軽減ブレーキなどは未設定。
装備が充実しているのは「X リミテッド」や「VS」で、充実装備とエレガントな雰囲気の「クールVS」も狙い目です。
逆に最廉価の「L」は、ABS(EBD&ブレーキアシスト付)がメーカーオプションでしたので要注意です。

中古車市場で比較的高くなっているのは、ターボの「RS」系で、「クール」も人気になっています。
年代的に先進安全装備が未設定であること、登場から約18年も経っているため、記録簿の確認など物件選びは慎重に行いたいところです。
先述したスズキ・アルトラパンやMRワゴンなどと比べながら選ぶ手もあります。