2017年4月から自賠責保険が約2000円ほど値下がり!その理由は?
ドライバーのみなさんに朗報です。12月12日に、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料が2017年4月から安くなることが判明しました。こちらは全車種に適応され、現在の保険料から約5〜10%値下げされる見通しです。2017年1月に開かれる金融庁の自賠責保険審議会で、正式に値下げの割合が決定します。
※ 2016年12月21日時点
では、実際にどのくらい保険料が安くなるのか、そもそも自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)とはなにか解説していきます。
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)ってどんな保険?
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)とは、1955年に制定された自動車損害賠償保障法によって加入が義務付けられた強制保険です。
こちらは対人賠償を目的とした保険であり、事故に遭った被害者に支払われます。
ちなみに、未加入のまま運転すると以下の罰則が課せられます。
・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
・6ヵ月の範囲内で免許停止処分
現在の保険料は、一般的に2年で27,840円、軽自動車は26,370円となっています。
来年の4月から、約2,000円ほど値下げされる見込みです。
では、なぜ、保険料が値下げされるのでしょうか?
なぜ、値下げされるのか?
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)が値下げされる理由は、2014年、2015年と約二百〜三百億円の黒字が出ているからです。
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、日本損害保険協会 によって保険料が黒字にも赤字にもならないように調整されています。
2016年も黒字になる見込みであるため、値下げされることとなりました。
その背景には、自動ブレーキなど高い安全性能を装備した車が増加し、事故に対する支払いが減少したことがあります。
もし、自動運転の技術が進み、事故が減少すれば、将来的に保険料はもっと安くなるのでしょうか?
2018年以降の価格も気になりますね。