車下取りの注意点【下取りに出す前に知っておきたいこと】
車の売却に下取りを利用する予定の方に、車を下取りに出す前に注意すべきことをご紹介していきます。
おおまかな流れなどを知っておけば、取引をスムーズに進めたり、トラブルを回避視しやすくなります。
- 下取りに必要な書類
- 下取りの流れ
- 下取りに出す前に複数の業車に査定依頼を出す
車を売却に下取りを利用しようとお考えの方に、車を下取りに出す前に注意すべきことについてまとめています。
下取りの必要書類や当日の流れは?
まず下取りを利用する前に大まかな流れや必要なものを把握しておきましょう。 特に必要書類に関しては用意するのに時間のかかるものもあるので、事前に用意しておくことで取引をスムーズに進めることができます。チェックしておきましょう!
必要書類
下取りなどの車の売却手続きに必要な書類は普通自動車と軽自動車で異なります。どこで売るにしても基本的に内容は変わらないため、車の売却を行う際は最初に用意しておくことをおすすめします!
■普通自動車の場合
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- リサイクル券
- 実印
- 印鑑登録証明書
- 振込口座情報
■軽自動車の場合
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- リサイクル券
- 印鑑(実印でなくても可)
- 振込口座情報
これらに加えて委任状や譲渡証明書なども必要ですが、これらはディーラー側で用意してくれますので事前に作成する必要はありません。 また、住所や姓の変更があった場合には住民票や戸籍謄本が必要になりますので、以下の記事も是非チェックしてください!
▼【旧姓・旧住所】車下取りには戸籍謄本や住民票が必要なのはどんな場合?下取りの流れ
1.必要書類の準備と車の清掃
前述したとおり、必要書類をあらかじめ準備しておくことでスムーズな取引が可能になります。書類に不備があると最大で1週間ほど売却が遅れてしまいます。
また、売却の前に車の清掃もしておきましょう。車が汚れているだけで査定額が大きくマイナスになることはほとんどありませんが、きれいにして大事に乗っている車だと言うことをアピールできれば査定士の心象がよくなり若干のプラス査定が見込める可能性があります。
ただし、タバコ臭やペット臭などの匂いについては残っていると査定額に響きますので、必ず消臭などをしておきましょう。
2.ディーラーに持ち込んで査定をしてもらう
車と必要書類の準備ができたらディーラーに持ち込んで査定をしてもらいましょう。 事前にネットで車の買取相場について調べておくと極端に安い値段をつけられるのを避けることができますので、把握しておくことをおすすめします。
また、スムーズに査定を行ってもらうために飛び込みで持ち込むのではなく、電話で日程について打ち合わせて予約をした上で査定をしてもらいましょう。その際に車の情報について伝えておけば概算の下取り価格なども教えてもらえるので、比較検討の材料にすることもできます。
3.下取り手続き
査定額に納得が行けば、後は準備しておいた書類を提出し、現在の車の引き渡し日や次の車の納車日、入金期限について打ち合わせをしておきましょう。 引き渡し日については査定してから間が空きすぎると車体に傷がついてしまうなどのアクシデントで査定額に影響が出てしまうこともあるため、即日から1週間ほどをおすすめします。ディーラーであれば次の車の納車日まで代車を出してくれることが多いので担当者に相談してみましょう。 また、引き渡しの際には社内の忘れ物やナビの住所・履歴が消えているかを必ず確認しましょう。
査定額が低い?注意点は売却金額にあり!
下取りとは、新品の代金の一部として割り引く目的で、売手が買手から古品を引き取ること。携帯電話や靴も「下取りキャンペーン」を行っているので、なじみのある言葉だと思います。
今乗っている車の売却から、新車納車までの手続きを、下取りならば同一のディーラーでスムーズに済ませることができます。
すなわち下取りに出す最大のメリットは何より「楽である」ということです。
これはシンプルにして非常に大きな利点です。 めんどくさがりの筆者のような人間ならずとも、きっと多忙な日々をお過ごしの皆さまにとっても魅力的なキーワードですよね。
下取りの価格って高いの?
これで売却金額が高ければ迷わず即決で問題ないわけですが、実際のところはどうなのでしょうか。多くの人が利用してきた実態から見ると、感覚的にはなんとなく悪くなさそうな気がします。
しかし、少しお待ちください!
「お店にとっても楽だし、損をさせられるようなことはないのでは?下取りをしてもらうのがいいんじゃないかな。」と考えるかもしれませんが、
実は、販売店で下取りをお願いすれば営業コストを省ける(楽できる)が、金銭面では必ずしもお得になる(利益が出る)とは限らない。どちらかというと損をしてしまうことの場合が多い。のです。
次の項目で詳しく説明していきます。
下取りに出す前にまず査定を!
車を扱う業者は様々な業態があります。中にはユーザーへの販売は行わず買取のみを専門に行う業者も存在します。
むろん買い取るだけで利益を上げることは不可能なので、このような業者はエンドユーザーから買いとった車を他の販売店に売ることで利益を得ています。(以下買取業者)
しかし繰り返しになりますが、エンドユーザーにとって「楽」なのは圧倒的に下取りです。
この上さらに下取りの方が高く売れるのであれば、より手間のかかる買取業者など誰も利用しませんよね?
それでも買取業者が存在している、できているという事実を踏まえれば当たり前といえば当たり前なのですが、「下取りに出すよりも買取業者の方が高値で買い取ってくれる場合が多い」です。
その理由は、下取りをするディーラーは「車を売る」専門であるのに対し、買取業者は「車を買う」ことに長けた専門業者であるからです。そのため、下取りでは査定されなかったような他社製品のオプションの付加価値を評価してくれたり、買い取った車を利益にできるネットワークを持ったりしているのです。
ただ、必ずしも買取のほうが高くなるというわけではなく、買取で需要のない車は下取りのほうが値段がついたりもします。 下取りを決める前には、買取業者へも見積もり査定を依頼することをお勧めします。 見積りを出してもらうことにより、下取りで査定された額が妥当かどうかの判断をすることができ売るためです。
▼下取りと買取の違いについて、詳しくはこちら!とはいえ、どの会社にそして何社ぐらいに見積もりを依頼すればよいのか見当もつかないという方は多いかと思います。
というわけで次の項目へどうぞ!
最低3社の業者に頼んで査定額を比較すること
下取りに出す前に買取業者にも見積もりを依頼した方が、金銭面ではプラスになる可能性が高い、というところまではご理解いただけたと思います。
しかし、できればその中でも特に高く買ってくれる業者を見つけたいところですが、買取店に行くのも交渉するのも時間がかかって大変。
大げさに言えば、日本中全ての業者に直接コンタクトを取り、全国規模で価格競争を起こさせるのが最大利益を得る方法となりますが…
…それ、やりますか?もちろんやりませんよね。
業界内でもある程度相場というものが決まっていますので、時間をかければかけたぶんだけ得できるというものでももちろんありません。
とはいえ業者ごとに得意な分野とそうでない分野があり、場合によっては数十万円単位で買取価格に差が出ることもあるようなので最低でも3社は相見積もりを取りたいところです。
最低3社といってもその3社はどこを選べばいいの?
これは皆さまがお持ちの車によって異なりますので一概には言えません。
買取店には得意不得意があります。輸入車を専門的に扱っている買取店や、地域に根差して軽自動車に力を入れていたり。
徹底的に情報を集めてご自分の車の買取を得意とする業者を厳選するしかない、ということになります。少しでも査定額を上げたいならばそれが一番よいでしょう。
しかしこの方法は費用対効果が良くないため、趣味の領域かもしれませんね。
一番簡単なのは、ネットの一括査定サービスを利用することです。一括査定サービスは一度車の情報を登録するだけでいくつかの買取業者に自動で申し込みをすることができるため、後は電話で日程調整して査定を受けるだけ!
各買取業者の見積もりを比較することができるため、簡単に一番高く売れる業者を見極めることができます。ぜひ一度ご検討ください!
まとめ
- 「とにかく楽をしたい」方はそのまま下取りに出してしまいましょう。
- 「時間と労力に糸目をつけず、とにかく一円でも高く売りたい」という方は個別に業者を調べて地道に当たっていきましょう。
- 「高く売りたいけど、手間も極力かけたくない…」ネットで簡単に複数の業者から見積もりを取ることのできる一括査定の利用をおすすめします。
一括査定サービスは登録自体はとにかく簡単なので、下取り派の方もやるだけやってみたら思わぬ高値を付けてくれる業者が見つかるかもしれませんよ。
まずは愛車の値段を調べてみよう
愛車を少しでも高く売りたいとお考えの方は、一括査定サイトで愛車の価格を調べるのがおすすめです。
車選びドットコムの一括査定なら、愛車の情報を1回入力するだけで近くにある複数の買取店へ一括で相見積もりできます。 あとは査定額を比較して一番高く売れる店舗で売却するだけ!もちろん、査定額に満足できなければ売却する必要はありません。
愛車の本来の価値を知るためにも、まずは値段を調べてみましょう!
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