車選びドットコム買取相場分析:2024年5月

ここでは「車選びドットコム」が収集したオークション相場や蓄積した独自データを基に、2024年5月の最新買取相場推移を分析してレポートします。
「大切にしてきた愛車だからこそ、ベストなタイミングを見極めて売却したい!」と考える方は、買取相場の動向も注視しておくと、より高値で愛車を売却することができるでしょう。
今年の買取相場は高値で推移しそう

例年通り3月にいったん落ち着きを見せた2024年の買取相場ですが、現在は上昇機運に入っており、このまま過去最高値を記録した昨年を上回る相場がしばらく続きそうな気配です。
これは、ここのところ毎月のように報告している国内の新車の納期遅れによって、新車が届くのを待てないユーザーが、新古車や低走行車を購入して現在の相場を作っています。
そのいっぽうで、国内経済の停滞によって、下取りや買取に出される車両が減っているという状況も買取価格を押し上げています。
また円安が止まる気配のない為替の影響も見逃せません。
現在の日本は、世界54カ国を対象にした2023年のBMI(ビックマック指数)で44番目、イギリスの会社が発表した「休暇の価値が高い旅行先(滞在費用の安い都市)ランキング」でベトナム(ホイアン)、南アフリカ(ケープタウン)、ケニア(モンバサ)に続いて日本(東京)が4位になるなど、とにかく海外から見ればお得感の高い国になっているのです。
それは自動車に関しても言えることで、海外から見ると現在の中古車市場はバーゲンセール状態。たとえば、以前(1ドル=125円)は日本で中古車を買って輸入すると、自国で4万ドルになっていた車両が、現在は3万ドル強で輸入することができる状況。
それであれば輸入費用、整備費用を払っても十分にもとが取れるので、海外で人気の高い中古車は積極的に買取が行われ、相場も高値安定になっています。
とくに注目は高年式車。一般的にはあまり知られていないことですが、東南アジアや南アジアの国々、アフリカのモーリシャスなどは、製造年や登録年度に規制があり、高年式の個体は輸入できない決まりがあります。
いっぽうで2022年のウクライナ侵攻以降の西側諸国を中心とした経済制裁によって、ヨーロッパを中心とした自動車メーカーが撤退し、新車輸出も途絶えている状況のロシアでは、日本の中古車需要が高まっています。
もちろん日本も経済制裁を課していますが、規制対象から外れた低価格、小排気量車を中心に輸出が増加しています。
新車の納期遅れによる中古車需要と、海外からの強い需要傾向はしばらく続くことが予想されおり、買取相場は昨年を上回る数字がみこまれています。
相場が高値のいまは売却にはベストな時期

車の買取相場は、自動車税が4月1日に課税されること、新生活需要が落ち着くなどといった要因によって、毎年2月ごろをピークにその後いったん下落するのは例年通りで、今年は3月を底に今後は上昇する予測になっています。
いっぽうで例年をうわ回る高額相場になっていますので、愛車の売却や乗り換えを考えている方は、積極的に行動するのが吉。その際は、複数の業者に買取を依頼して、提示金額の高い業者を選びましょう。
なかでも5年落ちまでの高年式車は、前述した輸出要因もあって高値傾向が強くなっていますので、そういった年式の車両で買い替えや売却を考えているユーザーは、早めに動いたほうが良いでしょう。
ここ数年、トヨタ アルファードやハリアーの高年式車の中古車価格が落ちないのは、国内にくわえて海外需要も重なっているという裏の事情があります。
その他カーロラクロスのような人気車種では、プラスとは行かないまでも少ないマイナスで売却できる可能性が高いので、積極的に査定に出してみることをおすすめします。
2024年5月以降の中古車買取の動向

中古車情報サイト「車選びドットコム」が提供する中古車管理システムから、買取・下取りデータを抽出して2024年2月の車買取相場の速報データをもとに今後の相場を分析してみましょう。
買取・下取りの速報データを見ると、前月の予想通り3月をボトムに4月から上昇傾向になることが予想されています。このままいけば、相場は過去4年をうわ回る高値で推移しますので、ここ数ヶ月は売却のタイミングと言えるものとなりそうです。
その際、できるだけ高値での売却を考えている方は、一括査定がおすすめ。買取相場が高騰しているということは、市場は売り手有利の状態ですから、期待以上の買取金額を引き出せるかもしれません。