レクサス LCコンバーチブルのインテリア徹底解説|ラグジュアリーと先進技術が融合する室内空間

オープンカーでありながら、ラグジュアリーと快適性を極めた『レクサス LCコンバーチブル』。
本記事では、レクサス独自の美学と先進技術が融合した室内空間に注目し、シートデザインや空調制御、巻き込み風対策といった細部にいたるまで徹底解説します。
上質なオープンエア体験を求める方注目の、レクサス LCコンバーチブルの魅力に迫ります。
- Chapter
- ラグジュアリーコンバーチブルとしてのこだわり抜かれた室内デザイン
- コンバーチブルならではのオープンエアドライブを楽しむための非日常的な空間
- 高剛性かつ軽量な全自動式ソフトトップを採用
- オープンドライブ時の快適性と静粛性を徹底追求
- 計算された美しさと、快適性を追求した本当のラグジュアリー
ラグジュアリーコンバーチブルとしてのこだわり抜かれた室内デザイン

レクサス LCコンバーチブルのインテリアは、LCシリーズに共通する“Seduction&Technology”コンセプトにより、ドライバーとパッセンジャーそれぞれが快適に過ごせる空間を重視し、大人の色気と先進的な機能性を融合した独自のラグジュアリーを表現しました。
左右非対称デザインの前席のドライバー側は、クルマとの一体感を演出。各部のスイッチは、走りに直結する操作系をドライバーまわりに、情報系は水平に配置するなど、使いやすく機能的なレイアウトとされています。
いっぽう助手席側は、乗員を適度に包み込みながらも前方に向かって広がりを感じさせるおもてなしの空間を形成。安心感と開放感のバランスを意識し、両サイドの握りやすい位置にグリップを配置するとともにドアトリムは腕を包み込む滑らかな造形とされました。
さらにルーフを開けた際の見え方にもこだわり、シート表皮やトノカバーなども外観の要素の一部として美しく作り込まれています。
コンバーチブルならではのオープンエアドライブを楽しむための非日常的な空間
LCコンバーチブルは、「インテリアもエクステリアである」という考えのもとデザインされました。
とくにシートデザインには強いこだわりが見られ、肩口のユニークなキルティング処理や、3種類の異なる穴径を使ったグラデーション風のパーフォレーション加工などにより、華やかさと特別感を演出。
また、ヘッドレストの後部にはブランドマークのエンボス加工、シート肩口の金属と革を調和させたベルトガイド、シート背面のウォークインレバーに施した金属調の縁取りなど、細部までこだわって処理されています。
高剛性かつ軽量な全自動式ソフトトップを採用
全自動式ソフトトップを構成するルーフリンクやブランケットの一部には、マグネシウムやアルミニウムを採用し、剛性確保と軽量化を両立。くわえて4層構造(布3層+吸音材)とすることで、静粛性と美しいルーフラインを両立しています。
時速50km以下なら約15秒(オープン約15秒、クローズ約16秒)で開閉できるソフトトップは、開閉動作を”動き出し””途中””完了”の3つのステップに分けて、優雅で自然な動きを実現しています。
ソフトトップの開閉スイッチは、センターコンソールにあるパームレスト下に全窓操作スイッチとともに配置されています。スイッチは、開閉方向と操作方向を合わせているので直感的な操作が可能です。
オープンドライブ時の快適性と静粛性を徹底追求

LCコンバーチブルは、オープンエアを感じながら走行中の会話を自然に楽しめる空間を作り上げるため、室内環境はもちろんベルトラインやリアの造形など空力性能にもこだわりました。
室内への巻き込み風を低減させるアイテムとして「ウインドディフレクター」を標準装備。車内への巻き込み風を後席の下方向へコントロールして、60km/hまでのシーンで前席乗員の顔まわりに発生する巻き込み風を約20%低減します。
またそれよりも高い速度域では、オプションの「ウインドスクリーン」が活躍します。
後方視認性や風切り音にも配慮したメッシュパターンを採用したウインドスクリーンは、約100km/hまで効果を発揮するアイテムで、巻き込み風を抑制し、乗員の顔付近に来る風を約70%低減します。
室内環境は、エアコンやシートヒーター、ステアリングヒーター、ネックヒーターを統合制御する「レクサスクライメイトコンシェルジュ」を採用。
首元や肩口が冷えやすい低温時には、ネックヒーターが効果的に温め、可動フィンにより最適な位置に温風を送る設計がなされているなど、オープン時には車速と連動して快適な室内環境を維持します。
室内の静粛性には、音響シミュレーションを用いて吸音/遮音を適切に行い、ノイズを発生源から抑制。さらにアクティブノイズコントロール(ANC)の採用で、オープン/クローズともに人間が不快に感じる低周波ノイズを低減しました。
いっぽうでサウンドジェネレーターや排気バルブの採用などにより、オープン時の気持ち良いサウンドが作りこまれています。
またメーターパネルの表面には、AR(Anti Reflection)コートを追加し、液晶画面に入る光の反射を抑えるなど、コンバーチブルならではの配慮が細部にまで施されています。
計算された美しさと、快適性を追求した本当のラグジュアリー

レクサスLCコンバーチブルのインテリアは、細部まで計算された美しさと、快適性を追求した先進技術の融合により、真のラグジュアリーを体現しています。
ドライバーとパッセンジャーそれぞれの居住性を重視した空間設計、オープン時の巻き込み風対策や空調のきめ細やかな制御、そして上質感漂う素材使いにいたるまで、あらゆる面で“おもてなし”の心が宿っています。
ただのオープンカーではなく、日常を特別な体験に変えてくれるレクサス LCコンバーチブル。インテリアからも、その魅力と哲学が存分に感じられる1台です。