プロが厳選!価格帯別おすすめオープンカー9選|特別な高揚感を味わえるモデルとは?
オープンカーでのドライブは、春先や秋から初冬にかけてがもっとも快適で絶好のシーズンです。爽やかな風と季節の移り変わりを肌で感じられるオープンカーライフに、一度は憧れたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし「オープンカーは価格が高い」「維持費が心配」と購入を躊躇していませんか?
じつは、中古車市場を含めると、100万円台の手ごろな価格から狙える魅力的なオープンモデルがたくさん存在します。
そこでここでは、あこがれのオープンカーライフを現実にするため、価格帯別におすすめのオープンカーをプロが厳選してピックアップしました。
- Chapter
- 【150万円以下】 手軽に楽しむライトウェイトスポーツ・軽オープン
- 【150万円〜300万円】 走りも装備も妥協しない実力派モデル
- 【300万円以上】 大人の遊び心を満たすプレミアム・輸入オープン
- オープンカーの中古車選びは一期一会
【150万円以下】 手軽に楽しむライトウェイトスポーツ・軽オープン
比較的個体数の多い「ダイハツ コペン」「ホンダ S660」が狙い目
150万円以下では、ダイハツ コペンとホンダ S660の軽オープンスポーツの2台が現実的な選択肢です。
2代目コペンは、Robe(ローブ)をCero(セロ)の外板パネルを前後、もしくはフロントだけ、リアだけで交換できる「DRESS-FORMATION」というユニークなサービスを用意しています。
初代、2代目ともにオープンスポーツとしては豊富なタマ数が揃っているのも魅力です。
初代でも走行距離が短いなど状態のいい個体やカスタマイズ済みモデルは、150万円を超える個体もありますが、150万円以下でも低走行距離の物件が多く残っています。
スタイリングに惚れているのであれば、2002年に誕生した初代モデルでも良いでしょう。
2014年登場の2代目は走行距離の少ない物件も多く、スタリングはローブやセロを中心に、XPLAY(エクスプレイ)も散見されます。
対する生産を終了したホンダ S660は、150万円以下でも十分に狙えるいっぽうで、新車同様の個体やカスタマイズ済みモデル、ホンダアクセスによる「モデューロX」仕様、あるいは「無限」仕様などは、400万円を超える驚くべきプレミアが付いているケースもかなりあり、「どうしても!」という指名買い以外はあまりおすすめしません。
希少なミッドシップ軽スポーツのS660に乗りたいのであれば、150万円〜300万円の価格帯まで見据えて探したいところです。
大穴は、トヨタのライトウェイトミッドシップ「MR-S」
トヨタの2シーターオープン(手動ソフトトップ)のMR-Sは、MR2の後継的役割を担い1999年10月にデビューしました。
最高出力103kW(140PS)を発生する1.8L直列4気筒(1ZZ-FE型)をミッドシップに搭載し、後輪を駆動します。トランスミッションは、5速MT、6速MTに加え、シーケンシャルマニュアルトランスミッションのSMT(5速と6速があり)を設定していました。
車両重量は960kg〜1,010kgで、ライトウェイトスポーツといえる範囲に収まっています。
なおトランクがないため、手荷物などはシート後方に設けられたラゲッジボックスに積む必要があります。
2026年9月現在の中古車平均価格は、約135万〜145万円程度。初期型から中期型は、10万km超の個体でオイル上がりなどのエンジントラブルが報告されているほか、排気系、SMTの故障、幌の劣化などがおもな注意点です。
【150万円〜300万円】 走りも装備も妥協しない実力派モデル
バランスの良さで狙うなら「マツダ ロードスター」一択!
予算「150万円〜300万円」で狙いたいのは、マツダ ロードスターです。この価格帯であれば、現行ND型が十分に視野に入ります。
ロードスターも当然ながら新車同様の低走行距離や、デモカーあがりなどのカスタマイズ済みモデルは高値になっていますが、あせらず探せば300万円以下でも程度のいい個体に巡り会えます。
走りにこだわる方は、軽量化で走りを磨き上げた「990S」のほか、「S レザーパッケージ」「S スペシャルパッケージ」なども300万円以下でかなり流通しています。
またリトラクタブルハードトップのロードスターRFもソフトトップと比べると少ないものの、200万円台で走行距離の短い物件が見つけられます。
市場では、上級グレードの「VS」が中心で、その下の「S」、最上級の「RS」の順に出回っています。
「日産 フェアレディZ」は、大幅改良前のZ34型を狙いたい
2024年2月現在、予算「150万円〜300万円」「300万円〜」の両方から選べるのが、2008年デビューの日産 フェアレディZ(Z34型)です。
初代Zを彷彿とさせるスタイリングをまとった2022年8月発売の現行モデルも同じZ34ですが、こちらは改良型を意味するRが付いてRZ34型と呼ばれます。
このRZ34型にはいまのところオープンモデルの用意はありません。そのためフェアレディZでオープンモデルを狙うのであれば、2022年7月以前のモデルということになります。
Z34ロードスターはモデルライフが長かったこともあり、中古車市場でのタマ数が豊富、5〜7万kmの走行で200万円〜300万円前後という個体が見つかります。
Cクラスをベースとしたメルセデス・ベンツのオープンモデル「SLKクラス」
Cクラスをベースに、電動リトラクタブルハードトップの「バリオルーフ」を備えるメルセデス・ベンツ SLKクラス。
2011年5月に日本に上陸した3代目SLKは、ルーフを閉じればCクラスクーペに迫る快適性を享受できます。
なお、3代目は2016年2月のビッグマイナーチェンジを機にSLCに改名。SLCの中古車流通量は30〜35台程度と少ないものの、3代目SLKクラスは、130〜140台程度流通しています。
おすすめのグレードは、2013年8月〜2015年7月モデルの「SLK 200 AMGスポーツパッケージ」。流通量が多く、「AMGスポーツパッケージ」や「レーダーセーフティパッケージ」などの装備や価格とのバランスにも優れています。初期型でトラブルが報告されているトルコン付ATの「7G-TRONIC PLUS」の熟成も進んでいます。
3代目の注意点は、バリオルーフ関連、初期〜中期の「SLK 200」に搭載される直列4気筒ターボエンジンなどとなっています。
ロングノーズ&ショートデッキ、古き良き姿を継承する「BMW Z4」
輸入車では、メルセデス・ベンツやアウディ、SUVのレンジローバーまでありますが「150万円〜300万円」「300万円〜」の両予算で狙いやすいのが先代BMW Z4です。
流通量自体はそれほど多くはないものの、ファーストカーとして使われる割合が少ないためか、比較的走行距離が短い個体が多いのがポイント。
GRスープラとブランド違いの兄弟車である現行型は少なく、価格も400万円台が中心です。
本格スポーツとしての進化は圧倒的なので、オープンでありリアルスポーツを指名するのであれば、現行Z4も視野に入れると良いでしょう。
【300万円以上】 大人の遊び心を満たすプレミアム・輸入オープン
マニア垂涎の的本格スポーツの「ホンダ S2000」
1999年4月に発売されたホンダ S2000は、同社の本格派スポーツカーらしい走行性能を備えています。
フロアの中央に強固なセンタートンネルを通し、前後から「X」字型に繋ぐハイリジッドXボーンフレームを採用し、オープンカーながらクローズドボディ顔負けのボディ剛性を確保。
フロントに搭載される2.0Lの自然吸気(NA)エンジンは、レッドゾーンが9,000rpmからという高回転型。最高出力は8,300rpmで184kW(250PS)に達し、1リッターあたり125PSという当時世界最高レベルのスペックを誇っていました。
開発主査を務めた上原 繁氏は、初代NSXの開発でも知られ、筆者もインタビューしたことがありますが、とくに操縦安定性へのこだわりをうかがった記憶があります。
現在の中古車価格は高騰していて、プレミア状態が続いています。低走行距離の物件だと700万円を超える個体もあり、コンディション重視を基本にどれだけ予算を掛けられるのかがポイントになります。
オープンカービギナーでも乗りやすい3代目「MINIコンバーチブル」
MINI コンバーチブルは、取り回しのしやすいサイズで、軽オープンスポーツモデルに次いでビギナーでも狙いやすいモデルといえます。
初代は2004年に登場し、2009年の2代目、2016年の3代目、2024年デビューの4代目とバトンを受け継いでいます。
2026年9月現在の狙い目は、先代の3代目。現在の中古車流通量は300台前後で推移していますが、7割から8割程度を3代目が占めていて、低走行距離の物件も流通しています。
軽快で必要十分な動力性能を得られる1.5L直列3気筒ターボの「クーパー」、鋭い走りも重視するのなら2.0L直列4気筒ターボの「クーパーS」を狙いたいところです。2016年〜2017年式は、幌(ソフトトップ)のトラブルが報告されています。
オープンカーの中古車選びは一期一会
オープンカーは、ダイハツ コペンやホンダ S660、ポルシェ ボクスターといった専用モデルのほかに、フィアット500CやBMW 3シリーズカブリオレ、メルセデス・ベンツ Cクラスカブリオレなど、いちバリエーションとして設定されているケースもあります。
もともとが日本ではニッチなマーケットということもあり、流通量が少ないモデルも多く、車種によっては出会うこととさえ困難というケースも少なくありません。
とはいえ走行距離は短めで、車庫も屋根付きだったなど、状態が良い個体が見つかりやすいのも事実。ソフトトップの場合は、幌の状態などを入念にチェックしましょう。































