低価格の中古車を選ぶ指標6つ|購入する際の注意点も紹介
中古車選びは新車選びとは違い、年式や走行距離など多くを考慮しなければなりません。
そのため、「何を基準に選んだら良いかわからない」と迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、低価格な中古車選びの指標を6つ解説しています。
この記事を読めば、価格の低い中古車を購入する際に失敗するリスクを減らせます!
ぜひ役立ててみて下さい。
- Chapter
- 低価格の中古車を選ぶ指標とは?
- 低価格の中古車を購入する際の流れ4ステップ
- 低価格の中古車を選ぶ指標6つ
- 低価格の中古車を購入する際に注意すること
- 低価格の中古車の買い時
- 中古車に試乗する際のポイント4つ
- 低価格の中古車を選ぶ指標について学んでしっかりと選ぼう!
低価格の中古車を選ぶ指標とは?
中古車選びはメーカーや車種だけでなく、年式や走行距離も含めて多くのことを考慮しなければなりません。
そのため、何を基準に選んだらよいか迷う方も多いかと思います。
そこで以下では、大まかな中古車購入の流れ、低価格な中古車を選ぶ指標、注意点について解説します。
低価格の中古車を購入する際の流れ4ステップ
低価格の中古車を購入する際の流れは、以下の4ステップです。
1: 欲しい車を売っている販売店を探す
2: 保険などの費用面を把握して検討
3: 必要な書類を記載して提出
4: 手続き・購入完了
1: 欲しい車を売っている販売店を探す
低価格な中古車を購入する流れの1つ目は、「欲しい車を売っている販売店を探す」ことです。
中古車の場合、年式や走行距離を妥協すれば、選択肢がかなり広がります。
そのため、先に予算や車のジャンルを決めて販売店を探せると、スムーズに中古車を購入できます。
2: 保険などの費用面を把握して検討
低価格な中古車を購入する流れの2つ目は、「保険などの費用面を把握して検討」することです。
最近は「支払総額」で値段が書かれているものが多いですが、その総額以外にも費用は発生します。
たとえば、任意保険は支払総額に含まれていません。
また、メンテナンスや車検費用が追加でかかる場合もあります。
そのため購入費用に加えて、こうした保険やランニングコストも把握したうえで検討することが大切です。
3: 必要な書類を記載して提出
低価格な中古車を購入する流れの3つ目は、「必要な書類を記載して提出」することです。
中古車購入のためには、さまざまな書類が必要になります。
普通車の場合は、車庫証明書・印鑑証明書・自動車検査証・自賠責保険証明書・委任状が必要です。
また、軽自動車の場合は、住民票・自賠責保険証明書・自動車検査証明書・委任状が必要です。
4: 手続き・購入完了
低価格な中古車を購入する流れの4つ目は、「手続き・購入完了」です。
購入契約を結び、すべての書類の提出が終われば、販売店が手続きを進めます。
整備付車両であれば点検や整備が行われた後、納車の日取りを決めることになります。
この流れで進んだ場合、手続きや購入完了まで1週間から2週間程度かかります。
つまり、購入契約が完了してから納車までには、一般的に1週間から2週間ほど必要となります。
低価格の中古車を選ぶ指標6つ
では、低価格の中古車を選ぶ際、何を指標にすれば良いでしょうか。
ここでは、以下6つの指標を紹介します。
1: 車の状態
2: 装備品を厳選する
3: メンテナンスされていたか
4: グレードの高さ
5: 走行距離
6: 購入する店舗
1: 車の状態
指標の1つ目は、「車の状態」です。
どれだけお得に購入できても、期待通りの状態でないと、高い買い物したと後悔する可能性があります。
車は消耗品のため、一般的に使用年数が長いほど、販売年数が経っているほど、劣化は進んでいます。
そのため、車の状態、特に使用年数や販売年数を確認するようにしましょう。
2: 装備品を厳選する
指標の2つ目は、「装備品を厳選する」です。
装備品は、販売価格に大きく影響します。
純正カーナビやETC車載器を必須と考える人もいれば、サンルーフや本革シートを重要と考える人もそれぞれいらっしゃいます。
すべてを盛り込むのは難しいため、譲れない装備品を厳選して、選ぶ指標にしましょう。
3: メンテナンスされていたか
指標の3つ目は、「メンテナンスされていたか」です。
中古車は新車と比べて、どうしても故障のリスクが高くなります。
とはいえ、これまでちゃんとメンテナンスされてきたか、事故歴はないかをチェックすることで、故障しやすい車ではないとある程度見極められます。
整備記録簿を見れば、前のオーナーのメンテナンス状況がわかりますし、事故歴も販売店に尋ねられるでしょう。
4: グレード
指標の4つ目は、「グレード」です。
一般的に、同一車種でもグレードが複数用意されています。
グレードが異なると、外装や内装、安全装備などに違いが生じるため、価格もそれぞれです。
外装や内装にそれほど差を感じないのであれば、標準グレードを選択すると良いでしょう。
多くの場合、中古車はメーカーオプションを後から取り付けられないため、グレードの検討は必須です。
5: 走行距離
指標の5つ目は、「走行距離」です。
走行距離は、「1年で1万キロ程度」が基準といわれています。
しかし、走行距離が多い=質が低いとは言い切れません。
走行距離が多くても、しっかりメンテナンスされていれば質の高い状態を保っていることもあります。
反対に、年式と比べてあまりにも走行距離が少ない場合、ずっと車庫で放置されていて、メンテナンスされていない可能性があるため注意が必要です。
6: 購入する店舗
指標の6つ目は、「購入する店舗」です。
購入先を厳選することで、中古車に潜むリスクを下げられます。
きちんと情報公開している店舗や全国チェーンのお店などは、ある程度信頼できるでしょう。
また、購入する店舗によって在庫や質が異なってくるので、中古車を選ぶ指標として「購入する店舗」を選んでから、車選びに移行するというのもひとつの方法です。
低価格の中古車を購入する際に注意すること
低価格の中古車を選ぶ際、注意すべき点は以下2つです。
・車検がどれくらい残っているか
・走行距離はどのくらいか
車検が残っていれば、次の車検までは追加費用がかからず、納車後すぐに乗れます。
反対に車検が残っていない場合、本体価格が安くても車検費用が追加でかかり、結果的に支払総額は高くなるでしょう。
また、年式と比べて走行距離が多い場合、故障のリスクは高くなります。
低価格の中古車の買い時
中古車の価格相場は需要と供給のバランスで変動しているので、同程度・同車種でも購入時期によって価格が変わることがあります。
では、低価格中古車の買い時はいつでしょうか。
一般的に「4月、5月」「3月、9月」は買い時とされています。
「4月、5月」は、中古車の需要が落ちるため、中古車販売店が価格を下げて1台でも多く売ろうとするからです。
また、「3月、9月」は決算期や中間決算期のため、値引きセールなどのキャンペーンが行われているためです。
中古車に試乗する際のポイント4つ
中古車は新車と違い、車のコンディションに差があるので、見た目や画像だけでは判断が難しいです。
そのため、試乗してその車の走りを自分の目で確認することをおすすめします。
試乗する際のポイントとして、以下の4つが挙げられます。
1: スムーズな使用ができるかチェック
2: 車内の状態をチェック
3: 機器の動作チェック
4: 外装のキズなどをチェック
1: スムーズな使用ができるかチェック
1つ目は、「スムーズな使用ができるかチェック」することです。
エンジン、ドアなどの動作をチェックしましょう。
エンジンはスムーズにかかるか、異音はしないかなどを確認して下さい。
もし問題があった場合、これらは修理費用が高額になる分野ですので重要項目と言えるでしょう。
また、ドアや窓の動作もチェック必須です。
ひとまず、動かせるものは色々と動かしてみることをおすすめします。
2: 車内の状態をチェック
2つ目は、「車内の状態をチェック」することです。
とくに、シートやミラーの状態、車内の匂いなどをチェックします。
シートの汚れはなかなか落ちにくいです。「あとでキレイにしておきます」と販売店に言われたとしても、真に受けず、試乗した状態で判断することが大切です。
また、車内の臭いも染みつくものなので、なかなか取れないことを覚えておくとよいでしょう。
3: 機器の動作チェック
3つ目は、「機器の動作チェック」です。
ブレーキや安全装置といった機器が、正常に作動しているかチェックしましょう。
電気系統としてほかにも、パワーステアリング、ウィンカー、ワイパー、ライト類、エアコン、オーディオ、電動スライドドアなどもチェックするとよいでしょう。
可能な範囲で作動させられるものはすべて作動させてみて、チェックしてみることをおすすめします。
4: 外装のキズなどをチェック
4つ目は、「外装のキズなどをチェック」することです。
外観はもとより色味、ボンネット内など、車全体をチェックすることが大切です。
傷やへこみ、ボディの色あせなどは、ある程度修復されて販売されていますが、細かい傷やへこみはそのままということも少なくありません。
あとからキズを見つけて、がっかりするのも残念ですので、購入前にしっかりチェックしましょう。
低価格の中古車を選ぶ指標について学んでしっかりと選ぼう!
低価格の中古車は新車や高額中古車とは違い、リスクがそれなりに存在します。
しかし、指標を持って選べばお得な買い物のチャンスでもあります。
今回の記事では「低価格な中古車を選ぶ指標」を6つ取り上げました。
ぜひ、ポイントを学んで、よいお買い物にお役立てください。