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大人4人がゆったり座れる100万円以下で探すおすすめステーションワゴン5選

トヨタ カローラツーリング

後部座席直後にリアガラスがなく、リアシートのゆったり感はセダンよりうわ回るステーションワゴン

ハンドリングにも優れ、たくさんの荷物を乗せて移動できるので、長い休みを利用したロングドライブにも適しています

100万円という予算でも、いろいろな車種がありますので、よりどりみどりで選べるのもうれしいですね。そのなかからオススメの5台を解説します。

Chapter
ライバルも多く、豊富な選択肢も魅力
国産ステーションワゴンとして異例の大ヒット:スバル レヴォーグ
5ナンバーサイズの扱いやすい万能選手:トヨタ カローラフィールダー
美しいデザインと胸のすく走りが融合:マツダ アテンザ
ステーションワゴンの王道:BMW 3シリーズ ツーリング
全身スカンジナビアデザインをまとった希少なワゴン:ボルボ V60
全方位でバランスのとれたステーションワゴンは万人におすすめできるカテゴリー

ライバルも多く、豊富な選択肢も魅力

スバル レヴォーグ 初代 2014

室内と荷室がひとつ続きになったステーションワゴンセダンのルーフを後方に伸ばしたデザインで、リアゲートを備えています。

セダンのトランクスペースは、奥行きはあっても高さがないので載せるものにはある程度、大きさの制約がありました。

しかしステーションワゴンであれば、荷室高もある程度あり、さらに奥行きもセダンと同等、もしくはそれ以上のサイズで、たくさんの荷物を積み込むことができました。

かつてはラゲッジスペースに予備のシートを備えたモデルなどもあり、クルマの使い方が広がりました。

同じようなボディタイプとしてバンがありますが、ざっくり言えば質素な内装とリアシートの商用車がバン、乗用車がワゴン=ステーションワゴンということになります。 乗用車と同じ仕様なので後部座席でもゆったりと座れますし、大きな荷物を載せなくてはならないときは、座席を倒してラゲッジスペースを拡大するこも可能です。

日本では、スバルのレガシイ ツーリングワゴンが大ヒットしてステーションワゴンブームになりました。代表的なモデルは、レガシィのほかに、トヨタ クラウンワゴン(エステート)、日産 ステージア、ホンダ アコードワゴンなど。

輸入車ではメルセデス・ベンツのCクラスワゴンをはじめ、フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント、アウディのA4アバント、BMW 3シリーズツーリングなどがあります。

ステーションワゴンは軽自動車や輸入車も含めて選択肢は広いので、燃費など経済性を重視したり、内装やデザイン重視で輸入車を選んだりすることもできるカテゴリーと言えるでしょう。

国産ステーションワゴンとして異例の大ヒット:スバル レヴォーグ

スバル レヴォーグ

スバル レヴォーグは、2014年に初登場しました。現在は2020年デビューの2代目に進化していますが、100万円以下で狙うのは初代の初期型にあたる2014年〜15年モデルです。

エンジンは、1.6Lと 2.0Lの水平対向4気筒ターボで、前者は最高出力125kW(170PS)と最大トルク250Nm。後者は最高出力221kW(300PS)と最大トルク400Nmを発生。

トランスミッションと駆動方式は、全車CVTとフルタイムAWDの組み合わせ。

予防安全システムのEyesight(アイサイト)を装備するほか、シートヒーターやワイパーヒーターなど、寒冷地や悪路で使うことの多いユーザーでステーションワゴンを選択する人は、とこのレヴォーグを選ぶケースが多いようです。

リアシートの居住性も高く、2箇所のUSB電源が用意されているのもこの年式ではありがたい装備となっています。

ちなみに1.6Lモデルはレギュラーガソリン、2.0Lモデルはハイオクガソリン指定となっていますが、たくさん積載して使用することが多いシチュエーションが考えられる場合は2.0Lをおすすめします。

また現行の2代目レヴォーグは、エンジンが1.8Lにダウンサイズされたこともあり、もっとも高出力なSTiスポーツEXでも最高出力は202kW(275PS)。数値上は先代モデルのほうが上です。

さらにレヴォーグには、STiはもとより多くのパーツメーカーからカスタマイズパーツがリリースされていますので、自分好みのカスタマイズを楽しめるのも魅力になっています。

5ナンバーサイズの扱いやすい万能選手:トヨタ カローラフィールダー

トヨタ カローラフィールダー

5つのバリエーションがラインナップされる現行トヨタ カローラのなかにあって、カローラフィールダーはビジネスユース向けというポジションですが、ツーリングが発売される以前は、市場のステーションワゴンニーズに応えるモデルとして、“W×B(ダブルバイビー)”や“エアロツアラー”といったグレードも用意されていました。

パワートレインは、1.5Lと1.8Lのガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドで、シフトはCVTをメインに1.5Lは5速MTも選択可能。駆動方式はハイブリッドはFFのみ、ガソリン車はFFとフルタイム4WDが選べました。

走行距離が10万キロ前後であればフェイスリフトを受けて、よりシャープな印象になった2017年以降もターゲットになります。

また前期モデルにはToyota Safety Sense C、後期モデルにはToyota Safety Senseが搭載されていて、プリクラッシュセーフティ、パーキングサポートブレーキ、レーンデパーチャーアラートが搭載されています。

積載容量はリアシートを使用した場合は413Lとゴルフバック4つを積載可能。リアシートを倒すと872Lに拡大します。

美しいデザインと胸のすく走りが融合:マツダ アテンザ

マツダ アテンザ 3代目 2012

マツダ アテンザワゴンは2012年にデビューし、2019年に世界共通のMAZDA6に名称が変更された後も2024年4月まで生産されたロングセラーです。

100万円以下で購入できるのは、アテンザ名で販売されていた2017年式以前のモデルで、エンジンは2.0Lと2.5Lのガソリンと2.2Lディーゼルの3つ。

駆動方式は、ガソリンがFF、ディーゼルはFFとフルタイム4WD。トランスミッションは、6速ATを基本に、ディーゼルのみ6速MTが用意されていました。

イメージカラーであるソウルレッドとの相性も抜群の魂動デザインをまとったボディサイズは、全長4,800mm×全幅1,840mm×全高1,480mm。

ヨーロッパではDセグメントのBMW 3シリーズツーリングや、メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴンがライバルになります。

ラゲッジ容量は、リアシートを使用した状態でも501L、倒した状態では1,648Lと広大なスペースを確保します。

フロントデザインが変更され、インテリアも素材の変更などで質感が変わった2018年モデルでは、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」のMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)が全車速追従機能付きに、LEDユニットの20分割化により夜間視認性を工場させた「アダプティブLEDヘッドライト」を採用。

くわえて「アドバンストスマートシティブレーキサポート」の夜間における精度を向上させました。

安全装備、内外装デザインなど、前期後期で微妙にことなるアテンザワゴン(MAZDA6)は、自分に必要な装備を見極めて、実車を見ながら検討するといいかもしれません。

ステーションワゴンの王道:BMW 3シリーズ ツーリング

BMW 3シリーズ ツーリング F31 2012

国産ワゴンが減少するなか、日本で安定した人気のステーションワゴンモデルといえば、BMW 3シリーズツーリングです。

100万円以下で購入できるのは、2012年から2019年まで販売された先代のF31型の2.0Lターボを積んだ320iと2.0Lディーゼルターボの320dで、排気量の大きな328iや330iはまだまだこれからといった状況。

スタリングパッケージは、運が良ければMパフォーマンス製パーツが装着されたMスポーツが見つかります。

ボディサイズは、全長4,625mm×全幅1,800mm×全高1460mmと都市部でも苦にならない大きさ。500Lというラゲッジ容量で、シートを折りたたむと1,510Lという広大なサイズはいざというときに活躍します。

F31型ツーリングは、LEDヘッドライトやフォグライトは全車標準装備ですし、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」も搭載され、ACCも当然ながら装着されているので国産車と比較すると同じ年式でみると魅力的な装備が搭載されているのもドイツ車ならではといえるでしょう。

全身スカンジナビアデザインをまとった希少なワゴン:ボルボ V60

ボルボ V60 R-design 2016

ボルボのステーションワゴン V60は、2011年デビューの先代(FB/FD)モデルが100万円以下で購入できます。

一世を風靡したかつてのボルボ製ステーションワゴンのように、質実剛健を絵に書いたスタイリングではなく、「ダブルウェーブ」と呼ばれる車体側面の抑揚のあるキャラクターラインが特徴のスポーツワゴンです。

全長4,640mm×全幅1,845mm×全高1,480mmというボディサイズながら、リアが絞り込まれたデザインによってラゲッジ容量は430Lと少々小さめです。

いっぽうでボディは、イメージ通り全幅が大きいので、購入前には普段置く駐車場に入るかの確認は必要そうです。

エンジンは、初期が「ドライブe(後にT4に変更)」の1.6Lターボと、「T6」の3.0Lターボ。2014年に「T5」に積まれて導入された新世代エンジンの2.0Lターボは、出力違いの「T4」もラインナップ。

さらに2.0Lエンジンにターボ+スーパーチャージャーを装備した「T6」、1.5Lターボの「T3」、2.0Lディーゼルターボの「D4」など豊富。

駆動方式はFFを基本に、上位グレードになるT5とT6にフルタイム4WDを用意。トランスミッションは、全車8速ATです。

スカンジナビアデザインを取り込んだ内装は、すっきりとクリーンなイメージ。ボルボならではの大柄なシートは、長距離運転などの疲労も軽減されます。また予防安全もボルボ独自の「シティセーフティ」を標準装備。

歩行者検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキシステムの「ヒューマンセーフティ」は、一部グレードに標準装備。その他はオプション設定でした。

ディーセルエンジン搭載車のD5の4WDモデルも100万円以下で購入出来るので、マルチに使えるステーションワゴンを探しているユーザーは、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

全方位でバランスのとれたステーションワゴンは万人におすすめできるカテゴリー

トヨタ カローラツーリング

ステーションワゴンは、セダンと変わらない安定した走りと高い積載性、さらに都市部に多い機械式駐車場も使える全高(ボディサイズ)など、全方位的にバランスのとれたモデルといえます。

国産メーカーではミニバンやSUV人気に押されて減少傾向にありますが、一度使ってみれば、その使い勝手の良さに驚くはず。この機会にステーションワゴンに乗り換えてみませんか?

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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