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200万円で買える福祉車両にはなにがある?

トヨタ ヴォクシー 福祉車両

200万円の予算で福祉車両の購入を考える。という場合は、一度に乗せる人数は何人か、介護を必要とする方が車いすから車のシートに移乗することができるのか、ファミリーカーとしての機能を求めるのかなど、ユーザー自身の利用実態に合わせて選ぶということになります。

しかしこれまでたくさん車に乗ってきたという方でも、福祉車両は見るのも走らせるのも初めてという人が大半だとおもいます。

そこでここでは、200万円の予算で、福祉車両を選ぶときのポイントを解説します。

Chapter
200万円の福祉車両は業務向け?

200万円の福祉車両は業務向け?

トヨタ ヴォクシー 福祉車両

200万円台はミニバンが中心

トヨタ ノア

高齢化社会を反映して、福祉車両の販売台数も年々増加しております。病院や老人福祉関連施設の送迎では、通常のミニバンやワゴンで代用している場合もありですが、車いす利用者を運ぶ際には専用の福祉車両を使っています。

いっぽうで家族の介護をご家庭で行っている場合、要介護者の移動のために福祉車両を購入するケースも増えています。

そういった場合の福祉車両は、ワゴンやミニバン、軽自動車といった箱型のクルマの後部にスロープをつけて車いすを運び込むことを簡単にしたり、電動リフト機能のあるシートを装備して車いすから移乗させて乗車させます。

100万円台の予算ですと、福祉車両はもっぱら個人向けで、軽自動車や小型トールワゴンが中心。200万円以上なら、ファミリーでも業者用でも利用可能なミニバンが中心になります。なかには車椅子を2台搭載できるような車両もありますが、これはほぼ病院や施設などの送迎用です。

車種としては、トヨタ ノアやシエンタ、日産自動車のセレナやバネットなどがあります。

福祉車両の価格を左右するものとは

日産 セレナ C26 福祉車両

福祉車両の場合、中古車はその仕様用途から、走行距離や年式といったものよりも装備が価格を左右する傾向があります。

たとえばリアシート部分に車いす利用者をスロープを使って乗車させる車両に、車いす用の電動ウィンチがオプションで付いていれば高額になりますし、電動のリフトが装備されていればさらに価格はアップします。

またリフトアップシート車は後部のラゲッジスペースに車いすを格納するわけですが、この車いすを格納するために荷室に引き上げる機能の有無も価格に反映されます。

これら電動装置の有無で価格が変わる理由は、車いすの重量にあります。従来のスチール製車いすなら15kg以上、軽量なアルミ製でも10kgを下回る車いすは無いというのが現状です。

それに人を乗せてスロープを上ったり、リフトアップシート車では車いすを畳んでラゲッジに持ち上げて固定する必要があるので、なるべく電動サポートはついていたほうが良いのです。

ここ数年、いずれのメーカーも福祉車両に注力をしていることもあって、使いやすさが向上している傾向にありますが、数年前の福祉車両は介助者のことを考えた設計がなされていません。なので、走行距離よりもオプションの有無で販売価格に差がついています。

200万円台の予算で福祉車両を購入するという場合は、選択肢も豊富ですので、乗車人数やサイズによって選ぶことも可能。利用実態を勘案し、車両を選択する。といった購入の仕方になるでしょう。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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