お得に買うための中古車商談のコツ5つ!成立前に確認しておきたいポイントも解説
中古車はもともと安価なため、値引きを交渉するのが難しいと考えている方は多いのではないでしょうか。
最近ではオンライン商談を導入するお店が増えてきたため、今一度商談時のポイントを押さえておきたいところです。
この記事では、中古車をお得に買うための商談のコツを紹介しています。自分の気に入る車両をできるだけ安く手に入れたいと検討中の方は、ぜひ読んでみてください。
- Chapter
- 中古車購入で値引きの商談は可能?
- お得に買うための中古車商談のコツ5つ
- 中古車ディーラーと新車ディーラーでの商談の違い
- 中古車商談時に確認しておきたいポイント
- 商談のコツを押さえて、お得に中古車を手に入れよう!
中古車購入で値引きの商談は可能?
中古車は新車と比べたときの価格の安さが魅力ですが、そこから値引きをしてもらい、更に安く買うことができるのであれば、それに越したことはないですよね。
中古車でも、交渉次第で値引きや無償サービスを受けることは可能です。ここでは、中古車をお得に買うための商談のコツをご紹介します。
中古車の値引き額の相場はいくら?
中古車の値引きの相場は、車体価格の約3〜15%が目安です。金額で換算すると、約2〜20万円と考えておくと良いでしょう。
もちろん、車体価格や年式・走行距離・オプションの有無などによりますが、1つの目安として頭に入れておいて商談に臨むことがおすすめです。
お得に買うための中古車商談のコツ5つ
では、値引き相場を押さえたうえで、実際に中古車をよりお得に買うためには、どのように商談を進めていくと良いのでしょうか。
これから紹介するコツを押さえて、特に中古車を買うこと自体が初めての方は、うまく商談を進められるように準備しましょう。
1:商談のタイミングを見計らう
中古車の価格は需要と供給のバランスによって決定されます。ボディタイプの人気傾向やモデルチェンジ、景気によって価格が変動するため、確実に安くなるタイミングというのは存在しないに等しいと言えます。
しかし、値引き交渉をしやすい時期や、価格相場が下がる時期は存在します。そのタイミングを狙うことで比較的安い価格での購入が可能になります。
■値引きが狙いやすい時期はいつ?
値引きが狙いやすいのは、決算期と車購入の需要が下落する時期と言われています。
決算期は3月・9月頃に当たります。この時期は販売台数を増やしたいお店や営業担当者が増加し、値引き交渉がしやすくなると言われています。
車購入の需要が下落する時期は、決算期後の4〜5月頃、大型連休後、ボーナス前の5月・11月頃、車の年式が1年古くなる1月頃です。
中でも、4〜5月頃は、新生活に向けて車を手放した人たちの車が店頭に並び始め、需要の下落だけでなく供給も上がるため、特に狙い目の時期と言えるでしょう。
2:大きい金額から値引き交渉を始める
「ドアインザフェイス」という交渉術をご存知でしょうか。最初に大きな要求を提示し、断られた後に小さな要求を提示すると、相手は一度断ったという罪悪感から、承諾しやすくなるという交渉術です。
この交渉術を利用し、商談でも、金額の大きな交渉から順に行っていくのがコツになります。例えば、25万円の値引き交渉からスタートし、10万円で着地をさせるというのも有効です。
他にも、車体価格の値引き交渉から始め、修理やオプション品のサービス、諸費用の値引きなど比較的安価な交渉という順で行うのも良いでしょう。
3:今日中に車を決めたいという意思表示をする
「今日中に車を決めたい!」という意思表示は、値引き交渉に効果的と言えます。
自分は冷やかしの客ではないということを伝えることで、早いタイミングで値引き交渉に応じてもらえる可能性が高まるとされています。また、この客を逃したくないという心理が働くことから、値引き交渉が通りやすくなる場合があります。
4:本体価格の値引き以外で交渉する
車両の本体価格の値引きを断られたり、少額しか値引きしてもらえなかったりした場合、代わりに無償サービスを交渉してみましょう。
中古車は、タイヤやバッテリー、フィルターなどの交換時期が近い場合があるので、その無償交換を交渉したり、ボディに傷がついている場合は無償補修を交渉したりしましょう。
5:諸費用が減額できるか交渉する
諸費用とは車を買う際に車体価格以外にかかる費用を指し、「法定費用」と「代行費用」の2種類に分けられます。交渉可能なのは代行費用の方です。
車両登録や車庫証明は、自分で手続きすることができるので、それが面倒でなければ、これらの代行費用は抑えることが可能です。
また、値引きしてもらえる可能性のある費用に、洗車やクリーニング費用、整備費用などがありますので、ぜひ交渉してみてはいかがでしょうか。
■諸費用を削る際の注意点
諸費用は、お店側が自由に決定できるという決まりがあります。よって、車体価格を安く抑え、諸費用で利益を取ろうとするお店に注意しましょう。
金額と内訳を確認し、必要で削ることができない諸費用と削ることができる諸費用をしっかりと見極めましょう。
中古車ディーラーと新車ディーラーでの商談の違い
一般的に新車は、車体価格から10%ほどが値引きの相場ですが、前述の通り中古車は、3~15%と幅があります。これは、走行距離や年式、修復歴などで車両の本体価格も値引き率も変動するためです。
また、中古車は元々の本体価格が安価なため、値引きされにくいという特徴もあります。
新車と中古車ではこのような違いがあるため、中古車ディーラーでは本体価格のみにとらわれず、1台ごとのコンディションを踏まえて商談を進める必要があります。
中古車商談時に確認しておきたいポイント
中古車は新車と異なり比較的安価では購入できますが、知らない誰かが乗った後の車です。よって、事前に確認しておきたいポイントを怠れば、思わぬ追加費用がかかる可能性があります。
ここでは、商談時にきちんと確認しておきたいポイントをご紹介します。
本体価格以外の諸費用まで提示を求める
中古車を買う際は、車体価格のみが支払の総額ではなく、ここに諸費用が乗ってきます。諸費用も含めた支払総額になっているか、また不自然に高い諸費用となっていないかを確認しましょう。
諸費用はお店側が自由に決定できるものなので、ここで利益を取ろうとするお店もあります。
よって、交渉を始める際には販売店側に諸費用の内訳の提示を求め、理解や納得ができるまでその内訳の説明を求めることをおすすめします。
もともとの価格が安い場合はなぜ安いのか理由を聞く
もともとの価格が中古車相場よりも安い車両もあります。その理由は様々で、走行距離や年式、事故歴や修復歴、不人気車など様々です。
その中で特に注意しないといけないのが、事故歴や修復歴がある格安車でしょう。
このような車は、たとえ安い価格で購入できたとしても、その後すぐ修理が必要になって追加費用が発生したり、大事故に繋がったりする危険性が高まると言われています。
外観だけでは判断がつかないケースが多いため、必ず車両のスペックを販売店側に確認するようにしましょう。
商談のコツを押さえて、お得に中古車を手に入れよう!
中古車とひと口に言っても、その車両ごとにコンディションも価格も様々です。ここでご紹介した商談のコツをぜひ活かして、価格も品質も満足のいく1台を探してみてください。
また、自分が購入を検討している車種をよりお得に求めたい場合は、お店選びから商談、購入までの手順やポイントを事前に調べておくことをおすすめします。