子育て世代が「後悔しない車選び」をするためのコツを紹介!

それまで車を持っていなくても、子どもが産まれるのを機にマイカーの購入を検討し始める方は多いのではないでしょうか。
車はあると便利ですが、選び方によっては後々不満が出てきたり、後悔してしまうこともあります。
本記事では、高い買い物だからこそこだわりたい車選びについて、子育て世代向けに上手な選び方やコツをご紹介します。
子育て世代に車は必要?

結論を言ってしまうと、子育てにおいて車があると何かと便利であることは確かですが、必ずしもマイカーが必要かどうかは各家庭によって異なります。
例えば、公共交通機関が多く集まる街中であれば、必要な時だけレンタカーを借りたり、カーリースなどを利用するという選択肢もあるためです。
マイカーならではのメリットを挙げるならば、いつでも自由に車が使えるのは大きなポイントです。
子どもが小さいうちは車が寝かしつけに活躍することもあります。ドライブしながら夜泣きが落ち着くのを待つ…というのはレンタカーではなかなか難しい使い方で、マイカーならではと言えます。
もちろん、ベビーカーなどの荷物が多くなりがちなお出かけでも快適に移動できるのは言わずもがな。
また最近は公共交通機関を使うのを控える方も多く、そんな時の移動手段としては車が最適です。
後悔しない車選びのために押さえておきたいポイント4つ
せっかく車を購入するなら、後悔ができるだけ無いようなものを選びたいですよね。そのために重視したいポイントを4つの項目にまとめました。
家族構成に合った車はマスト
まずは、家族全員が乗れる車でなくては話が始まりません。
4人の家族と7人の家族では乗車人数が大きく異なり、選べる車の幅も変わってくるため、必ず確認する必要があります。
人数だけではなく、乗る人の体格に合った室内空間かどうかもチェックしておきたいポイントです。
例えばミニバン一つを取ってもコンパクトサイズから3ナンバー、5ナンバーまであり、室内や座席間の広さも車種ごとに異なります。これは実際に乗ってみなくてはわからないことも多いため、可能であれば家族全員で試乗して確かめておきたいところです。
車の使用用途を明確に
同じ乗車人数であっても、どんなシーンで車を利用するかによって欲しい性能や装備などが変わってきます。
例えば、日々の通勤や送り迎えがメインなのであれば、燃費の良さや子どもが乗り降りしやすいことを重視する方は多いでしょう。
アウトドアやレジャーにも活用したい場合は、走行性能や荷室の広さにこだわりたいところです。
このように「いつ、誰が、何人」乗るのかを考えることで、自ずと欲しい車の条件は定まってきます。
誰が運転するかも考慮しよう
女性の場合だと、大きい車を運転するのは不安だったり、運転技術に自信がないという方もいると思います。
そういった方であれば、周りとの間隔が掴みやすく小回りが利く軽自動車やコンパクトカーの方が向いている場合があります。また、運転支援機能が充実している車を選ぶことで運転に対する不安が多少軽減されます。
誰が運転するかによっても欲しい機能は変わってくるため、運転する人の要望を確認した上で選ぶのがおすすめです。
金銭面も重要!家計を考えた車を選ぼう
車を購入した後は、税金や燃料費、車検代、保険費用などさまざまな維持費がかかります。
かかる維持費は選ぶ車種によって金額が変わってくるため、その後の家計を気にするならばできるだけ維持費が安くつく車を選ぶのが重要です。
維持費の安さだけで考えるなら、税金も車検代も安く押さえられる軽自動車が選択肢となるでしょう。足として使えれば十分という方であれば、金銭面を重視して車選びをするのがおすすめです。
また、燃料費を押さえたいのであればガソリン車よりもハイブリッド車やディーゼル車を検討しましょう。
購入時の費用もできるだけ押さえたいのであれば中古車の購入を検討するのがおすすめ。
中古車といっても使い古されたものばかりではなく、登録済み未使用車なども多く掲載されています。よほどのレア車種でなければ新車よりも安く車を購入できるため、初期費用を押さえたい方はぜひチェックしてみてください。
子育て世代におすすめの車をピックアップ
大人数がどこに座っても快適なホンダ・ステップワゴン

5人以上が乗るなら、3列シートを備えたミニバンがメインの選択肢となります。中でも子育て世代におすすめしたいのがホンダ・ステップワゴン。
無駄を徹底的に省くことで、1列目から3列目までどこに座っても余裕がある快適な室内空間を実現しています。
子育て中の家族に嬉しい機能が豊富なのもポイント。
スライドドアのステップ高は390mmと小さな子どもやお年寄りまで楽に乗り降りできる低さとなっているほか、ドア下に足をかざすだけで自動でドアを開けてくれるハンズフリースライドドアの設定が可能なので、荷物や子どもの抱っこで両手が塞がっていても簡単に操作できます。
また、縦にも横にも開く「わくわくゲート」は、車の後ろが詰まっている狭い駐車場などでも荷室のドアを開くことができます。3列目シートを収納すると、ベビーカーをそのまま積むことも可能。ここから後席への乗り降りだってできてしまう優れものです。
燃費性能が抜群のトヨタ・アクア

4〜5人乗車で日常使いがメインなら、小回りが利いて運転しやすく、ゆったり座れるスペースがありながら荷室も十分のコンパクトカーがおすすめです。
狭い道も多い日本では多くの車種が販売されていますが、今回はトヨタ・アクアを紹介します。
特に魅力的なのは、WTLCモード燃費が全グレードで30.0km/Lを超えるという驚きの低燃費性能。
アクアは現行型の全モデルがハイブリッドエンジンを採用しており、世界トップレベルの低燃費だけではなく力強い走りも実現しています。
また、頭上空間の広さにもこだわったゆとりのある後席や静粛性を高めたボディなど、大人も子どもも快適に過ごせる空間が作られているのが特長。
フラットで広々としたラゲージスペースがあるのはもちろん、座席周りに多数の収納スペースを用意しているのも嬉しいポイントです。
コンパクトながら機能性の高い、優等生な一台です。
まさに「家族の乗り物」スズキ・スペーシア

「ザ・かぞくの乗り物」というキャッチフレーズでお馴染みのスズキ・スペーシア。軽自動車でありながら、家族全員で乗っても満足の広さと機能性を備えています。
現行型の2代目モデルでは、先進の安全装備や運転支援機能をより充実させたのが大きなトピック。
スズキセーフティサポートによる予防安全技術のほか、万が一の衝突被害を軽減するためのボディ構造やエアバッグ装備など、安全性に重点を置いた軽自動車となっています。
また、常に安全に運転するための基本的な機能も充実。ドアミラーの位置やピラーの形状などにより視認性を向上したり、視認性がよく操作しやすいメーターやディスプレイなどが揃っています。
もちろん、広くて使いやすい空間やスムーズかつ低燃費な走りも特長の一つ。豊富なデザインはかわいいものから大人っぽいものまで揃うので、選ぶのも乗るのも楽しい車としても人気です。
もちろん、好みの車に乗るのが一番!
ここまで、後悔しない車選びのコツや子育て世代におすすめの車を紹介してきましたが、結局は「自分が気に入った車に乗る」のが最も大切です。
全員が同じ条件を元に車選びをするならば、街中には代わり映えしない同じような車種しか走らなくなってしまうはずです。論理的に考えて車を選ぶことももちろんおすすめなのですが、最終的な決め手はそれ以外の「その車ならではの魅力」なのではないでしょうか。
後からしまった…と思わないために、後悔しない選び方のポイントは気にしつつも、ぜひ自分のお好きな車を探してみてくださいね。