中古でBMW X3を買うならこの年式がオススメ!

BMW・X3は、SAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)の第2弾としてX5に続いて市場に投入されました。
3シリーズクラスのSUVであり、現在は2024年に発表された4代目が販売されています。
ボディは代を重ねるごとに大型化していて、現行型は3シリーズセダンを大きく上うわ回り、全幅は1.9mを超えています。
どの世代をの選ぶかで取り回し性は大きく異なります。
スポーティな走りと内外装が魅力のシティ派SUVの典型的モデル

2004年6月に日本デビューを飾ったBMW X3(E83)。
長めのフロントノーズ、短めのリヤオーバーハング、ロングホイールベースが印象的なスタイリングのボディサイズは、全長4,565mm×全幅1,855mm×全高1,675mmで、荷室容量は480L~1560Lとなっています。
エンジンは、シルキー6こと直列6気筒ガソリンのみで、排気量は「2.5i」が2.5L、「3.0i」が3.0L。駆動方式は新開発となる4WDの「xDrive」で、BMWらしく50:50の前後重量配分による卓越したハンドリングも享受できます。
比較的、取り回ししやすいサイズが美点ですが、最終モデルでも販売終了から15年近い年月が経っていることもあり、中古車の物件数は少なめです。
SUVらしく逞しいスタイリングと、1年半後にディーゼル仕様を追加

7年ぶりにフルモデルチェンジを受けた2代目(F25)は、2011年3月に発売されました。
ボリューム感を増したフロントマスクが印象的で、初代よりもSUVらしい逞しさに満ちています。
ボディサイズは、全長4,650mm×全幅1,880mm×全高1,675mmで、荷室容量はクラストップレベルの550L~1600L。最小回転半径は、ボディサイズ拡大もあり5.7mに達しています。
ただし狭い住宅街や駐車場で、若干余し気味といえるサイズ感という印象です。

いっぽうで、8速ATと組み合わされる3.0Lの直列6気筒ガソリン(NAとターボを設定)は、とくにターボ車の豪快な加速が魅力。
2012年5月には、xDrive 28iが3.0LのNAから直列4気筒の2.0 L直噴ターボにダウンサイジングされ、さらに2012年9月には、待望のクリーンディーゼル(2.0Lターボ)が追加されました。

2代目になると中古車市場の物件数が一気に増え、選択肢が増えます。人気はディーゼルエンジン搭載車の20d系で、ロングドライブの機会が多い人にもディーゼルはオススメ。
なお、2014年6月のマイナーチェンジで、精悍な顔つきになると同時に、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、サイドビューカメラなどが標準装備されています。
できれば、マイナーチェンジ後モデルを狙いたいところです。
安全装備が大幅に進化した3代目がベストチョイス

3代目(G01)は、2017年10月に発表されました。より存在感を増したキドニーグリルを中心に迫力あるフロントマスクが印象的です。
最小回転半径は、5.7mと2代目から変わっていないものの、全長4,720mm×全幅1,890mm×全高1,675mmという巨体で、1.9mに迫る全幅は駐車場事情なども含めて、織り込み済みで指名する必要があるでしょう。
荷室容量は450-550L~1,600Lで2代目とほぼ変わっていません。
エンジンは、2.0Lガソリンターボ、2.0Lディーゼルターボを設定し、2018年にはハイパフォーマンスモデルで、3.0Lディーゼルターボを積むM40、2019年には最上級スポーツ仕様のX3 M系を追加しています。
さらに、2020年には、X3初となるプラグインハイブリッドを追加。EVとして一充電あたり44kmの走行が可能です。

2024年末に、4代目となるX3(G45)がデビューしましたが、中古でタマ数が多いのは先代の3代目です。年代的にも新しく、先進安全装備も大幅にアップデートされていることもあり、価格は高値安定という印象。
先進安全装備の進化、充実ぶりからしても予算が許せば、3代目を狙うのが無難です。
パワーユニットでは、ディーゼルの20dが人気でトリム(グレード)別では、Mスポーツが定番となっています。