中古でスズキ・ワゴンRスティングレーを買うならこのモデルがおすすめ!

スズキ・ワゴンRは、軽ハイトワゴンの先駆者として、市場を牽引してきました。
それ以前もキャビンだけを高くした三菱ミニカトッポもありましたが、ワゴンRはスタイリングやパッケージング、デザインやマーケティングも含めて画期的といえます。
その後ダイハツ・ムーヴが登場するなど、軽ハイトワゴン市場の流れを形成。
「スティングレー」は、3代目ワゴンRに2007年2月に初設定されたスポーティな仕様です。
オラオラ系の迫力フェイスとは 一線を画すスポーティ系として誕生

2007年2月、「クールフェイス ワゴンR」を掲げて3代目ワゴンRに追加されたスティングレーは、スポーティ系、カスタム系といえる位置づけのモデルです。
横基調で二重構造スケルトンタイプのフロントグリルとディスチャージヘッドライトによる精悍な顔つきが特徴で、ボンネットの先端を高め、立体感のあるフロントバンパーにより押し出し感を演出。
とはいっても、現在の「オラオラ」系の迫力フェイスとは異なり、ワゴンRの美点である上質感は損なわれていない印象です。
エンジンは、自然吸気(NA)のほか、直噴とポート噴射のMターボを設定。組み合わされるトランスミッションは、全車4ATになります。
4代目ワゴンRの登場時に、最初から設定されたスティングレー

2008年9月、4代目ワゴンRが登場。スティングレーとしては、2代目になります。
顔つきは、スポーティ系らしい個性を主張する厚みのある仕上がり。サイドまで回り込んだヘッドランプに、スケルトンクローム仕様のフロントグリルが横一文字に配されていて、包まれ感のある空気をまとっています。
リヤビューは、高級感あるアルミ蒸着塗装が施されたリヤコンビネーションランプが目を惹きます。

内装では、インパネシフトの採用により前席シート間のウォークスルーが可能になったのがトピックス。
パワートレーンでは、NAエンジンの改良によりトルク感と燃費を向上。エンジンは、新ターボの搭載により自主規制値いっぱいである64PSを達成しています。
この2代目スティングレーも物件数はわずかながら残っていて、比較的お手頃な価格になっているようです。
価格面での買い得感があるのは5代目

5代目ワゴンR(スティングレーとしては3代目)は、2012年9月に登場。
キリッとした目つきのスティングレーは、ボンネットを厚みが増し、スティングレーの特徴であるスケルトングリルを採用。
さらに、丸目4灯イメージのヘッドランプを横一文字に配置しています。
そして、スモールランプに連動して点灯するLEDイルミネーションをフロントグリルとヘッドランプに備えるなど、上質感の演出にも余念がありません。
また、燃費対策として、ボディの軽量化、スズキ独自の減速エネルギー回生技術「エネチャージ」の採用のほか、アイドリングストップ中でも冷風が送られる「エコクール」の採用など、独自技術により快適性も高められています。

3代目ワゴンRに初めて追加されたスティングレーは、物件数も少なく、年代的にも古いためあまりオススメできません。
4代目もタマ数は少なく、性能や機能面から最も推奨できるのは5代目ワゴンRのスティングレーになります。
2017年2月に6代目になり、ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッドが設定されるなど、さらなる燃費向上が盛り込まれています。
アイドリングストップからのエンジン始動時の音や振動を抑制するなど、ライバルよりも快適な面も多くなっています。
さらに、先進安全装備である「セーフティパッケージング」や「全方位モニター付メモリーナビゲーション」などもオプション設定されています。
スティングレーの物件数は少なめですが、予算が許せば、先進安全装備付の現行型を選ぶのが安全面からも理想的といえます。