ワゴンR中古車の維持費の種類7個と年間合計金額の目安!内訳と節約方法も紹介
「スズキの車といえば」と聞かれたら、ワゴンRはかなり早い段階で出てくるでしょう。家計に優しく、乗り心地も快適な車として人気な車種の1つです。
今回はワゴンRの中古車を購入する場合に焦点を当て、どのような維持費がどのくらいかかるのか、また維持費を節約する方法をまとめました。
- Chapter
- ワゴンRはどんな車?
- ワゴンR中古車にかかる維持費の種類7個
- ワゴンRの新車・中古車にかかる維持費の違いはある?
- ワゴンR中古車の維持費を抑えるポイント
- ワゴンR中古車の維持費を試算して購入を検討しよう
ワゴンRはどんな車?
初代のスズキ・ワゴンRは1993年に登場しました。
それまでの軽自動車が持つ「経済的=小さい」というだけの価値観の転換に大きく貢献し、当時としては革新的な広い居住空間とスタイリッシュなフォルムが大きな話題になりました。
その結果、軽自動車で初めて1994年次RJCカー・オブ・ザーイヤーを受賞しました。
出典:スズキ デジタルミュージアム ~スズキ四駆車の歩み~|スズキ
ワゴンR中古車にかかる維持費の種類7個
では最初に、ワゴンR中古車にかかる維持費について解説します。
チェックする項目は、ガソリンを含む車周りにかかる費用をはじめとして税金関係、そして保険関係についてです。
なお、ここではモデルケースとして、「30才・ゴールド免許・年間走行距離6,000km・20等級の場合」という内容で試算してみます。
1:税金
軽自動車にかかる税金としては「自動車重量税」「軽自動車税」「環境性能割」の3つがあります。
車検の残りの有無や、排気量によって異なりますが、計算方法は全国で統一されています。
「自動車重量税」については、軽自動車は一律で課税されます。
「軽自動車税」についても一律ですが、車検の残りがある中古車を購入した場合は必要ありません。
「環境性能割」は、廃止された自動車取得税に変わって2019年10月より課されるようになった税金となります。
出典:No.7192 自動車重量税のあらまし|国税庁
2:車検費用
車検費用はいくつかのもので構成されています。
大きく分類すると、点検費用・手数料等で構成される車検基本料と、重量税・自賠責・印紙代で構成される法定費用の2つに分かれます。
このうち、法定費用については金額が決まっているので、どこで車検を受けても変わりません。
一方の車検基本料については車検を受けるお店により、若干の違いが生じます。
出典:自動車検査・登録ガイド|国土交通省
3:保険料
維持費として忘れてはいけないのが保険料です。
自動車保険には「自賠責保険」と「任意保険」があり、自賠責保険は車検の際に必ず入らなければなりません。
任意保険の金額は、最初に提示した「30才・ゴールド免許・年間走行距離6,00km・20等級の場合」という条件で保険料を試算した場合、25,000円程度と言われています。
任意保険は、会社によってまとめて払ったりネットで申込をしたりすると割引になるプランも用意されているので、自分に合った方法で試算してみましょう。
4:ガソリン代
一番身近な維持費といえばガソリン代でしょう。
2017年式ハイブリッドタイプのワゴンRを年間6,000km使用すると想定すると、1年間で50,000円程度かかるといわれています。
ただし、乗り方や型式によっても燃費は変わりますので、購入を検討している型式で試算してみましょう。
5:駐車場代
他に、毎月の支出として大きなものでは駐車場代があります。
自宅に駐車場がついている方は必要ありませんが、月極で契約する場合は維持費として試算する必要があります。
地域によって駐車場代の平均は異なりますが、都市部においては10,000〜30,000円程度の駐車場代がかかりますので、計算に入れておきましょう。
6:オイル代
他、毎月ではありませんがオイル交換費用がかかることも念頭に入れておく必要があります。
では、どれくらいの費用がどれくらいの間隔で必要か、確認していきます。
オイルの推奨交換頻度としては3,000kmごとに交換することが望ましいとされているので、年に2回、5,000円程度がかかる計算となります。
また、オイル交換の2回に1回はエレメントも交換することが推奨されており、こちらは2,000円程度が年に1回必要という計算になります。
したがって、オイル代としてはエレメント交換も含むと、年間に12,000円程度が必要と把握しておきましょう。
7:メンテナンス・消耗品代
最後にメンテナンス・消耗品代についてチェックしていきます。
これまでに紹介してきた費用の他にも、例えばタイヤ交換の費用や、法定点検費用なども必要になります。タイヤや、ワイパーブレードも3年に1回度は交換が見込まれます。
これらを踏まえると、1年あたりのメンテナンス・消耗品代として1年あたり15,000円程かかる計算になります。
ワゴンRの新車・中古車にかかる維持費の違いはある?
ワゴンRをこれから購入しようと検討されている方は、新車にしようか迷われている方も多いでしょう。新車と中古車では、購入後の維持費にどのような違いがあるでしょうか。
一番すぐに気が付く部分は車検時期の違いです。
新車で購入した場合は3年間車検がありませんが、中古車を購入した場合は3年に満たずに車検時期がきます。しかし、これは例えば未登録車を購入するなどで防げる差になります。
また、その他税金面の優遇措置なども、最新モデルの中古車であれば新車と変わりなく受けられます。
そういう意味では、中古車より新車の方が一概に維持費が少ないという訳でなく、中古車の場合も上手に選択すれば維持費を抑えることは可能と言えます。
ワゴンR中古車の維持費を抑えるポイント
ワゴンR中古車の購入にあたって、上手に維持費を抑えるポイントは何があるでしょうか?
ここからはポイントごとに維持費の抑え方を解説します。
1:ゆったり運転
まずは運転の方法から考えた維持費を抑えるポイントです。
運転上大事なことは、ゆったり運転をすること、つまり定速で余裕をもった速度の運転を心がけることです。これにより、燃費効率が向上し、ガソリン代の削減につながるため、維持費が抑えられます。
2:不要なものは載せない
次の維持費抑制ポイントは車両重量についてです。
余分な荷物を載せているとエンジン回転数が上がり、燃費が悪くなります。そのため、不要なものは車に載せないということが大切です。
3:急発進・急減速はNG
急発進・急減速は燃費を悪くする行為のため、控えることでガソリン代の節約につながります。
また燃費という観点だけでなく、エンジンに対する負荷も軽減されますので、車検時等での部品交換費用も抑えることができます。
安全上の効果も高いですから、ドライバーの皆さんには是非とも推進していただきたいものです。
4:任意保険を見直す
保険の見直しも維持費抑制のためには効果的です。
人間にかける生命保険の場合も同様ですが、その時々に必要な保険に適切に入っているかをチェックしましょう。
主に運転するのは誰なのか、どのくらいの使用頻度か、車両保険に入らなければならないほど高額な車なのか、複数の保険会社で比較しているか、などの項目から保険を見直すのがおすすめです。
適切に保険を見直し、内容を更新することで保険料も十分に節約できます。
5:メンテナンス費用を節減
定期的なメンテナンスは車を長持ちさせる上で大切なポイントです。
どこで何をどのようにメンテナンスするのか、きちんと把握しスケジューリングすることでコストは抑制できます。
例えば、タイヤ交換などはタイヤ専門店で交換するのと、ディーラーで交換するのでどれくらいコストが違うか、具体的に把握した方が良いでしょう。
6:車検代を節約
車検基本料については、店舗ごとに設定された技術料なども入っています場合があるため、どこで車検を受けるかによって差が生じます。
中には早割と称して、車検基本料の割引をしてくれる店舗もありますので、比較してみると良いでしょう。
ワゴンR中古車の維持費を試算して購入を検討しよう
ワゴンR中古車の維持費について、様々な角度から試算してみました。
車両を購入する際には、新車と中古車の比較により、車両の取得価格を節約し、これらの年間維持費に回すことも可能であることが考えられます。
ワゴンR中古車に興味のある方は、本記事を参考にして購入を検討してみてください。