中古でBMW 5シリーズを買うならこの年式(型式)がオススメ!

2023年5月にフルモデルチェンジを行ったBMW 5シリーズは、欧州のプレミアムEセグメントに分類される高級セダンで、ステーションワゴンのツーリングも設定されています。
広い室内と堂々たるデザインや走りの良さが魅力の5シリーズについて、ここではセダンに的を絞って、中古車で選ぶ際のおすすめのモデルを紹介します。
「ビジネスアスリート」を謳う現行5シリーズもモデル末期に

2023年5月、フルモデルチェンジを受けた新型BMW 5シリーズの導入記念モデルの先行発売の受付が公式オンラインサイトで開始されました。この8代目のデリバリーは、2023年の第四四半期以降とアナウンスされています。
それまで現行型となる7代目5シリーズは、2017年1月にデビューしました。
全長4,975mm×全幅1,870mm×全高1,480mmという堂々たるボディサイズに、530Lという大容量を誇るトランクを確保し、大人4人が乗っても窮屈さを抱かせない広々したキャビンが広がります。
さらに、先進安全装備も充実していて、狭い道で対向車とすれ違いができない際に、35km/h以下であれば、来た道を自動でバックする機能なども用意されています。

「ビジネスアスリート」を謳い、スポーティな内外装はもちろん、圧倒的といえる高速域での安定感、山道での軽快なフットワークも兼ね備えています。
豊富なパワートレーンも魅力で、トルクフルで必要十分な動力性能が得られる2.0Lディーゼルターボ、軽快な走りが光る2.0Lガソリンターボ、4.4Lガソリンターボを積む“Mモデル”があります。
さらに充電できるプラグインハイブリッド(PHEV)も含め、FRと4WDを用意するなど、多彩なニーズに応えてくれます。

街乗り中心であれば、2.0Lガソリンを積む「523i」、プラグインハイブリッドの「530e」で十分に満足できるはずで、高速道路を使ったドライブもストレスなく楽しめます。
さらに、ロングドライブの機会が多いのであれば、燃料が軽油ですむうえに、巡航も得意とするディーゼルエンジンを積む「523d」を選択する手もあります。
グレード別では、ノーマル仕様に加えて、スポーティな「Mスポーツ」、文字どおり高級感が漂う「ラグジュアリー」を設定。
駆動方式やエンジンは、降雪地域や非降雪地域か、乗り方次第などである程度絞れるはずで、グレードはお好み次第ですが、「Mスポーツ」が履くMスポーツサスペンションは(5シリーズがランフラットタイヤを履くことも含めて)、かなり硬めの乗り心地になるので、織り込み済みで手を出す必要があります。
なお現行型は、デビュー直後の2017〜2018年式であれば、250万円くらいでもそれほど走行距離を重ねていない個体があるようです。
先代を狙うのであれば、2013年9月のマイナーチェンジ後がおすすめ

現行型(G30)もモデル末期ということもあり、先進安全装備の充実ぶりからしても、もっともおすすめしたいモデル。
それでももっと安価に手に入れたいのであれば、先代のF10型を狙う手もありますが、物件が少なく、ある程度選択肢が限られてきます。
先代を選ぶ場合は、2013年9月のマイナーチェンジ後モデルをマストにしたいところです。
前車接近警告機能、歩行者検知機能付の衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報からなる「ドライビングアシスト」が全車に標準化されています。さらに、ハイブリッドの「ActiveHybrid 5」本格スポーツの「M5」なども設定されています。
BMWは人気のSUVをのぞき、中古車になると価格が大きく下がる、という声も一部であるようですが、逆に言えば中古車であればお得に買える傾向にあると言えるでしょう。
現行5シリーズセダンも2017年式、2018年式を中心に、300万円を切る物件が多く流通しています。
モデル末期になったいま、価格の変動があるかもしれませんが、買い時になっているといえるでしょう。