日本で世界イチ売れてる!土屋圭市も大好きな アバルト 695 のマニュアル車をワインディング試乗! 131ラリーをオマージュした内外装を相沢菜々子 工藤貴宏が徹底解説

今回ご紹介するのは…アバルト 695 トリブート 131ラリー。
アバルト 595は以前にも藤木由貴さんとご紹介して、大変好評でした。
今回の695は、595からさらにアップデートされたモデル。
さらに、前回はATでしたが今回はMTを試乗! 世界中でアバルト595および695が最も売れている国は…実は日本なのです。
小さくてかわいくて、乗ってみると刺激的な走りを楽しめる、いわば「リトルダイナマイト」。
今回試乗する限定モデルの「トリブート 131ラリー」は、70年代にラリーを席巻した「フィアット131アバルト ラリー」という車種をオマージュしています。
その内外装と刺激的な走りを徹底解説します!
- Chapter
- アバルト595が進化して695に…?!
- 695と595の違いとは?
- アバルト595・695は世界中でも日本で一番売れている!
- 131ラリーって何?
- エクステリアの特徴は?
- コンパクトボディだけど荷室の大きさは?
- リアシートで挟まれる?! 後部座席の広さをチェック
- サベルト製シートにアルミペダル!レーシングカーのような雰囲気
- エンジン音をチェック!ノーマルと思えないエキゾースト!
- 試乗インプレッション!ガツンとくるエンジンが楽しい!
- ぜひ一度は乗って欲しい五感で運転を楽しめるちびっ子ギャング!
- アバルト 695 トリブート 131ラリーの解説を動画で観る
アバルト595が進化して695に…?!




今回は、アバルト 695 トリブート 131ラリーをご紹介!
前回紹介したアバルト 595からバージョンアップして、アバルト 695に進化しました。
パワー自体は前回ご紹介した車両が特別仕様車であったため、変わらず180馬力ですが、様々な箇所がバージョンアップされているんだとか。
果たしてどのような進化を遂げたのか、徹底検証していきます!
695と595の違いとは?





まずは、アバルト 595から695へどのように変化したのか見ていきます。
一番大きな点は、ノーマルのパワーが、165馬力から180馬力に進化したところです。
また、ブレンボ製のフロントブレーキキャリパーが全車標準装備となっています。
内装に関しても、一部にアルカンターラ張りが施され、上質になりました。





そんな進化を遂げたアバルトですが、気になるお値段は……517万円と、しっかりお高めな価格。
というのも、この車両が少し特別な仕様であることも関係しています。
今回の車両は、『アバルト 695 トリブート 131ラリー』という、マニュアル車のみ展開の特別仕様車です。
前回マニュアルに乗りたがっていた土屋さんもこれにはにっこり、大満足です。
アバルト595・695は世界中でも日本で一番売れている!




販売台数は、名前にちなんで世界限定695台!
その内なんと200台が、日本での販売に割り当てられています。
それもそのはず、本国を超えて日本が世界で一番アバルト595、695が売れている国なんです。
日本で大人気の車で、カーイベントなどではよく見かける車種になります。
131ラリーって何?




ちなみにこのアバルト 695 トリブート 131ラリーの”131ラリー”とは、いったいどのような意味なのでしょう?
これは、70年代終わりから80年代の頭まで活躍したアバルトが造り出したラリーカー・フィアット 131をベースに、アバルトがラリー用に造った市販車というところからきています。
そこからインスピレーションを受けて、今回のアバルト 695が生み出されました。
エクステリアの特徴は?





外観は非常にコンパクトで可愛らしい見た目です。
フィアット131の特徴的なオーバーフェンダーを継承して、この車両も控えめに片側5mmずつ張り出しています。
それに合わせて、サイドステップもフェンダーに合わせた専用のものが付いています。
また131ラリーのマークもボディに施されていて、アクセントになっていますね。




そして何よりも目を引くのが、やり過ぎなくらいに立ち上がったリアスポイラー。
12段階の角度調整機能付きで、0〜60度まで目盛りがついています。
写真は一番立ち上がった状態になっているので、是非試乗の際はご自身の好みに合わせて調整してみてください。
コンパクトボディだけど荷室の大きさは?




荷室の大きさはというと…コンパクトなボディであるためさすがに広くはないものの、以外と空間は確保されています。
90Lのスーツケースは惜しくも入り切りませんでしたが、もう少し小さめのものであれば難なく積めそうです。
段差はありますが、後席を倒して荷室スペースを広げることもできます。
リアシートで挟まれる?! 後部座席の広さをチェック



リアシートはやはりかなりの狭さ!
かろうじて、運転席の下に足を伸ばせる程度です。
86BRZと同じくらいのスペースで、後席があるだけ有難いと言ったところでしょうか。
サベルト製シートにアルミペダル!レーシングカーのような雰囲気




シートは、ホールド性に優れた安定感のあるサベルト製で、アバルト131ラリーのシルエットがデザインされています。
助手席の方にも131ラリーのシルエットが施され、非常におしゃれですね。




ステアリングには高級なセンターマーキングが入っており、飛び抜けて設置されたブースト計は昔の追加メーターのようです。
そして何より何より魅力的なのが、レーシングカーのようなアルミペダル!
ゴムが一切介在していないため、少しのたわみもないダイレクトな操作ができます。
シフトノブも同じアルミ製で、車内は全体的にレーシーな雰囲気です。
エンジン音をチェック!ノーマルと思えないエキゾースト!




エンジンルームを開けるとぎゅうぎゅうに詰まった毒サソリがお出迎え。
早速エンジンかけてサウンドを味わってみます!
レコードモンツァという純正アクセサリーのようなマフラーが入っており、ノーマルでも申し分ないエンジンサウンドです。
ノーマルモードとサソリモードのサウンドの違いを是非動画本編で試聴してみてください!
試乗インプレッション!ガツンとくるエンジンが楽しい!





スポーツカーらしく、足は硬めですが不快ではない質感で、個性のある走りを味わえます。
豪快な毒サソリエンジンの楽しさ全開で、アクセルのレスポンスもよく、数多くファンがいるのにも納得してしまいます。
エンジンサウンドも良ければエンジンの吹け上がりもいい、まさに五感で味わえる車でした。
ぜひ一度は乗って欲しい五感で運転を楽しめるちびっ子ギャング!




アバルトは面白い!!と全員断言してしまうほどの実力を見せつけられました。
魅せ方や演出の仕方がイタリアらしい、アバルトならでは個性を感じます。
冒頭で、日本限定200台の販売とお伝えしましたが……残念ながら、そちらは既に売り切れているようです。
しかし他の695シリーズもありますから、気になった方はそちらも見てみると良いかもしれません。
皆さんも是非機会があれば是非試乗してみてください!
アバルト 695 トリブート 131ラリーの解説を動画で観る

アバルト 695 トリブート 131ラリーの詳しい解説は、下のリンクからご覧ください!