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フォルクスワーゲンの人気コンパクトSUV「T-Cross」を中古で買う際のおすすめモデルとは?

フォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)

フォルクスワーゲンが誇るコンパクトSUVT-Cross(Tクロス)」は、2019年に日本発売以来、中古車市場でも高い人気を誇り、VWの国内販売を支えています。

本記事では、Tクロスの魅力や特徴を詳しく解説しながら、「コンパクトSUV」「輸入中古車」「初めてのSUV購入」などを検討中の方に役立つ情報をお届けします。

Chapter
中古車はこれからが旬。フォルクスワーゲンが生んだ人気コンパクトSUV「T-Cross」
T-Crossのスペックとサイズ感。ポロとの違いは?
巧みなパッケージングでクラストップレベルの後席と荷室の広さを確保
T-Crossのグレード別比較とおすすめ仕様
ファミリーユースにも最適なTーCrossはコストパフォーマンス重視の方にもおすすめ

中古車はこれからが旬。フォルクスワーゲンが生んだ人気コンパクトSUV「T-Cross」

フォルクスワーゲン T-Cross (Tクロス)

近年の輸入コンパクトSUVのなかで、着実に登録台数を増やしているフォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)

日本上陸は2019年11月で、まずローンチエディション「TSI 1st」と「TSI 1st Plus」の受注を開始。2020年1月から販売が開始されました。

登場から5年が経ち、中古車市場にも多く出回りはじめているフォルクスワーゲン最小のコンパクトSUV、Tクロスはこれからが買いどきです。

以下では、中古で狙いたいTクロスのおすすめグレードについて解説します。

T-Crossのスペックとサイズ感。ポロとの違いは?

フォルクスワーゲン Tクロスは、2020年から3年連続で"輸入SUV販売台数ナンバー1"に輝いた人気モデルです。

Bセグメントハッチバックであるポロと共通のプラットフォームとパワートレインを使うTクロスのボディサイズは、全長4,140mm×全幅1,760mm×全高1,580mmというもので、ハイルーフ車対応の機械式駐車場に対応しています。

5.1mの最小回転半径と少し高めの着座姿勢と視界により取り回ししやすく、初めての輸入車、初めてのSUVとして打ってつけといえる存在です。

搭載されるパワートレインは、1.0L直列3気筒ガソリンターボと乾式7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせで、駆動方式は2WD(FF)のみ。

最近の乾式7速DSGは、初期のようなトラブルは減っているようですが、中古車で購入する場合は要チェックポイントといえます。

動力性能は、最高出力85kW(116PS)、最大トルク200Nmというスペックよりも力強く感じられるのが美点で、WLTCモード燃費は16.9km/L(登場時。現在は17.0km/L)となっています。

ガソリンが高止まりするなか、プレミアムガソリンを指定する点も織り込み済みとしたいところです。

巧みなパッケージングでクラストップレベルの後席と荷室の広さを確保

室内はアップライトな着座姿勢になり、後席は着座位置が高く前方視界も良好です。

パッケージングの良さも美点で、全高を高くすることで、前後席の頭上まわりや後席の足元スペースを確保しています。

後席は140mmのスライドが可能で、荷室容量は通常時455L。後席を前倒しすれば最大1,281Lまで拡大します。

後席のスライド機構という利便性の高さに加え、輸入コンパクトSUVのなかでもトップクラスといえる広さを確保しています。

T-Crossのグレード別比較とおすすめ仕様

フォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)TSI 1st Plus

中古車市場では、ローンチエディションである「T-Cross TSI 1st」、「T-Cross TSI 1st Plus」も出回っています。

前者には衝突被害軽減ブレーキを含めた「フロントアシスト」が備わり、後者は内外装のカラーコーディネイトを選択できる「デザインパッケージ」が用意されているほか、車線維持機能やハイビームアシストなどが加わります。

受注開始から約1年後の2020年12月には、ローンチエディションが一部改良を受け、デジタルメータークラスターのActive Info Display(アクティブインフォディスプレイ)、 最新世代インフォテイメントシステムのDiscover Media(ディスカバーメディア)がそれぞれ標準化されました。

現行のカタログモデルの販売が開始されたのは2021年3月で、「TSI Active」と「TSI Style」を設定しました。

アダプティブクルーズコントロールは、前者がオプション、後者に標準。さらに、後者にはルーフレールやコンフォートスポーツシート、17インチタイヤなどを標準装備していて、充実装備を享受できます。

フォルクスワーゲン T-Cross (Tクロス)

さらに2021年5月にはスポーティグレードの「TSI R-Line」を追加

スポーティな内外装に加えて、レーンキープアシストシステムのLane Assist(レーンアシスト)や駐車支援システムのPark Assist(パークアシスト)などの運転支援システムがセットになる「セーフティパッケージ」を標準装備しています。

長距離移動が多い方、あるいは駐車に不安があるという人におすすめの仕様といえますが、標準装備の215/45R18タイヤは、少しオーバーサイズ感があり、乗り心地は硬めです。

ファミリーユースにも最適なTーCrossはコストパフォーマンス重視の方にもおすすめ

フォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)

T-Crossは、後席と荷室の広さ、実用性も考えると、初めてSUVを選ぶ方や小さな子どもがいるファミリー層にも最適な輸入コンパクトSUVです。

高速道路での高い操縦安定性や直進安定性の高さも美点で、小さくてもフォルクスワーゲンらしい魅力にあふれています。

装備やタイヤサイズによる乗り心地などは、17インチを履く「TSI Style」がベストバランス。ニーズに応じてアダプティブクルーズコントロールや車線維持機能などを装備したパッケージングオプション装着車を選びたいところです。

中古市場でも状態の良い車両が多く、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめの1台です。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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