メルセデス・ベンツの入門車種を比較!Aクラスセダン vs CLAクーペ

メルセデス・ベンツのハッチバックモデルであるAクラスと同じMFA2プラットフォームを使う兄弟車には、Aクラスセダンのほかに、CLAクーペとCLAシューティングブレークが存在しています。
そのなかから4ドアモデルであるAクラスセダンとCLAクーペをピックアップして徹底比較します。
- Chapter
- Aクラスのセダン版は予想以上に実用的
- 大人でも実用になる後席を確保するCLAクーペ
- 中古車には2.0Lターボ×4WDの250系も残っている
- AクラスセダンとCLAクーペはスタリングの好みで選べ
Aクラスのセダン版は予想以上に実用的

国産車、輸入車を問わずプレミアムなコンパクトセダンが減りつつあるなか、アウディA3セダンとともにCセグメントの貴重な存在であるメルセデス・ベンツ Aクラスセダン。
ボディサイズは、全長4,565mm×全幅1,800mm×全高1,430mmで、マンションなどに多い幅制限1,850mmの機械式立体駐車場にも入庫可能。最小回転半径は5.0m(A35 4MATICは5.4m)で、狭い道でのすれ違いなどでも気を使うことはありません。
前後席ともに低めの着座位置になりますが、大人4人での乗車も無理なく可能。
後席座面は、臀部の収まりがよく、座り心地も良好。床面から座面前端までの高さが低めですが、前席下に足を入れることができます。
頭上空間はそれなりですが、セダンらしい確かな居住性を確保しています。
また、キャビンとラゲッジを隔てるリヤバルクヘッドがあるセダンらしく、安心感だけでなく、静粛性の面でも有利で、後席に人を乗せる頻度が多い方にもおすすめです。

現在のパワートレインは、A180(2WD)の1.3L直4ガソリンターボ、A200d(2WD)の2.0L直4ディーゼルターボ、メルセデス‐AMG A35 4MATIC(4WD)の2.0直4ガソリンターボの3タイプ。
タウンユース中心であれば最高出力100kW(136PS)/最大トルク230NmのA180でも必要十分なはずで、高速道路を使ったロングドライブが多いのならディーゼルのA200dがおすすめ。
AMG A35 4MATICは、225kW(306PS)/400Nmを誇るハイパフォーマンス版で、より走りを楽しみたい人向けの仕様となっています。
大人でも実用になる後席を確保するCLAクーペ

流麗なフォルムが美点のメルセデス・ベンツ CLAクーペは、4枚ドアを備え、大人でも座れる後席空間を確保しています。
身長171cmの筆者が運転姿勢を決めた際の後席は、膝前にこぶしが縦にひとつ半、頭上には手のひら2枚ほどの余裕が残ります。
ブームから定番化したSUVなどと比べてしまえば、開放感までは期待できないものの、十分実用になる広さを確保しています。
ただし着座位置が低く、後ろ下がりに弧を描くルーフラインもあって、乗り降りでは身体を屈める必要があります。
荷室容量は460Lを確保し、405LのAクラスセダンよりも大容量となっています。
いっぽうでボディサイズは、全長4,685mm×全幅1,830mm×全高1,430mmと、全幅がややワイドで、駐車場の横幅に制約がある場合は、Aクラスセダンのほうが停めやすくなっています。

現在のパワートレインは、Aクラスセダン同様、1.3L直4ガソリンターボ、2.0L直4ディーゼルターボ、メルセデス‐AMG用の2.0L直4ガソリンターボという設定。
メルセデス‐AMG用の2.0L直4ガソリンターボは、最高出力225kW(306PS)/最大トルク400NmのCLA 35 4MATICに加えて、最高出力310kW(421PS)/最大トルク500NmのCLA 45 4MATIC+も設定しているのが特徴です。
よりハイエンドなスポーツ仕様を指名したいのであれば、45 4MATIC+も用意するCLAクーペが適任です。
中古車には2.0Lターボ×4WDの250系も残っている

中古車市場のAクラスセダンは、すでにカタログ落ちしている2.0Lガソリンターボ×フルタイム4WDのA250 4MATIC セダンも含めてそれなりに流通しています。中古平均価格は300万円弱です。
ただし2021年に発売されたプラグインハイブリッドのA250e セダンは、ほとんど出回っていません。
いっぽうCLAクーペは、カタログ落ちしているCLA250 4MATICの流通量は少なめで、1.3LガソリンのCLA180や2.0LディーゼルのCLA200dが多くなっています。中古平均価格は350万円を下りません。
AクラスセダンとCLAクーペはスタリングの好みで選べ

今回比較した2モデルは、同じプラットフォームを使いながらも異なる点も多くあります。
しかし当然ですが、4ドアセダン、4ドアクーペというボディ形状の違いが決定的な違いであり、ボディサイズやパワートレーン、荷室容量などの違いが気にならないのであれば、エクステリアの好みに応じて選択する手もありでしょう。