ソロキャンプにおすすめのコンパクトなクルマ5選

アウドドアレジャーに最適な季節といえば、春と秋です。昼も夜も過ごしやすい春と秋は、ソロキャンプにもおすすめ。
寝るときに窓を全開にする必要もないので、熊やカラスに狙われることもなく、またセキュリティ的観点からも最適な季節なのです。
そんなソロキャンプに使えるおすすめを、いま売れてるクルマのなかから5台ピックアップしました。
- Chapter
- ソロキャンプの醍醐味は、ふらっと出かけて、好きな場所で休めること
- トヨタ ヤリスクロス
- スズキ ハスラー
- ホンダ N-VAN
- スズキ ジムニーシエラ
- ホンダ ヴェゼル(初代)
- まずは相棒探しから始めよう
ソロキャンプの醍醐味は、ふらっと出かけて、好きな場所で休めること

1日の気温が20度前後の春と秋は、攻撃的な虫も減って、キャンプにも最適です。
キャンプ場は、日本中、さまざまな場所にありますが、多くは公共交通機関でアクセスしづらい海沿いや山の中にあります。
そんなキャンプ場所までの移動手段として活躍してくれるのがクルマ。ここでは、日常の相棒として使いながらソロキャンプでも活躍するおすすめのクルマを紹介します。
トヨタ ヤリスクロス

ヤリスクロスは、トヨタを代表するコンパクトSUVです。
取り回しが良く燃費性能にも優れるヤリスクロスは、ボディサイズ以上に室内が広く感じられるのもソロキャンプに向いている理由です。
容量390Lのラゲッジは、リアシート使用時でも幅1,400mm×奥行き820mm×高さ732-850mmというサイズで、ソロキャンプには充分な大きさ。
トランクのデッキボードは、上下2段にセットすることができるので、フロアの高さ調整はもちろんのこと、上段にセットすればボード下の隙間を小物スペースとして使うことができます。
またリアシートを倒して、フロントシートを最前端にセットすれば、奥行き1,740mmの空間を確保することができます。床面をフラットにする工夫は必要ですが、車内でのソロキャンプも可能です。
リアシートは4:2:4の分割可倒式で、4名乗車で長尺ものを積載できるのもポイント。オプションながらハンズフリーバックドアの設定もあるので、日常のアシとしてもおすすめ。
アウトドアレジャーはもちろん普段使いにもバランスのいいヤリスクロスは、老若男女すべてのソロキャンパーにおすすめです。
スズキ ハスラー
トールワゴンとSUVを融合した軽クロスオーバーとして誕生したスズキ ハスラー。
初代が大ヒットしたのは記憶に新しいところですが、現行型の2代目(MR52S/MR92S型)になってもその人気が衰えることはなく、安定した販売を続けています。
180mmという高めの最低地上高に、SUVのような自由長の長いサスペンションを装備していますから、林道など轍があってちょっと荒れたような場所でも床下を擦る心配がありません。
トランク容量は260Lですが、リアシートをすべて倒せばおよそ530Lまで拡大。さらにフロントシートをたためば、大人が余裕で横になることができる空間が現れます。車中泊では、マットなどで凸凹を補正することで快適に寝ることも可能です。
なかでも「タフワイルド」というグレードは、シートに撥水加工が施されているので、汚れが拭き取りやすいこともポイント。サーフィンやスキーなど、アウトドアレジャーで濡れた道具も気にすることなく積み込めます。
ホンダ N-VAN

ホンダ N-VANは、商用の軽バンですが、遊び心のあるエクステリアデザインが大自然のなかでもおしゃれに見えるところがポイントです。
室内は、助手席とリアシートにダイブダウン機構を採用していて、床面がフラットになることが特徴。その奥行きは最大で2,635mm!と、大人が横になって伸びをしても余裕の広さです。
助手席側のスライドドアは軽バンでは初めてとなるドアインピラー構造を採用。室内にはユーテリティーナットが28箇所設置されており、棚をつけたり、パイプや金具の固定も容易にできるほか、タイダウンフックも8箇所ついて、バイクや自転車のトランポなどにも使えます。
公式サイトでは、バーカウンターの作り方なども掲載されていますので、自分好みのN-VANに仕立て上げてソロキャンプにチャレンジしてください。
スズキ ジムニーシエラ

スズキ ジムニーシエラは、軽自動車のジムニーよりも車幅が170mm、全長が155mm、全高が5mmそれぞれ大きくなっていますが、ボディ自体はジムニーと共通です。
それでもジムニーシエラを推す理由は、1.5Lエンジンのパワーと太いタイヤによる安定感が、ソロキャンプやアウトドアレジャーを楽しむときの中長距離ドライブや、悪路を走って目的地に行く際に軽自動車のジムニーよりも圧倒的なアドバンテージを発揮するからです。
前述したようにボディはジムニーと共通なので、室内の広さはミニマムで、車中泊にはむきませんが、ラゲッジ容量は通常で211L、リアシートを倒せば352Lまで拡大するので、ソロキャンプ程度の荷物なら十分な広さです。
また本格クロカン車両なので、川沿いの砂利道や林道など、ミニバンなどでは分け入ることができない場所にも行けるので、自分だけの特別な場所で満天の星空の下、ソロキャンプを楽しむのもアリでしょう。
飽きのこない無骨なデザインは、長く付き合う相棒としても最適です。
ホンダ ヴェゼル(初代)

ホンダ ヴェゼルは、コンパクトなボディのSUVです。現在は、2021年に発売された2代目(RU系)が販売されています。
初代(RV系)、2代目ともに、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる空間効率がポイント。多彩なシートアレンジによって、若干の工夫は必要になるものの、大人の男性でも車中泊可能なスペースを生み出すことができます。
なかでもおすすめは、中古価格のこなれてきた初代。とくに後期モデルは、先進安全装備のHonda SENSING(ホンダ・センシング)を標準装備しています。
パワートレインは、ガソリンとハイブリッドが用意され、ハイブリッド Zグレードはリッターあたり21.0kmの低燃費も魅力です。
まずは相棒探しから始めよう

ソロキャンプの醍醐味は、思い気ままに移動して、気に入った場所で休むことができることです。
そのための相棒はなんでもOKですが、コンパクトな車体のほうが狭い道で不安無く運転できますし、なにより燃費も良くて経済的です。
今年、ソロキャンプデビューを考えている方は、そんな観点からお気に入りの1台を探してみてはいかがでしょうか?