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水冷911ではじめるポルシェライフ。996、997、991、ベストな中古911を探せ!

ポルシェ 911 (997)

1963年のデビュー以来、ポルシェというブランドにとって特別な存在となっている「911」。

1997年のタイプ996からエンジンが水冷式になり、それ以前の空冷911とは趣が異なりますが、RRレイアウトに、非常時には4人乗れる室内などは変わらず。

むしろ始めての911には、中古価格の安さや取っつきやすさという点ではおすすめという声もあるほど。ここでは、そんな996をはじめ後継の997、ひとつ前の世代となる991の中古車を考察します。

Chapter
半世紀以上守り続けるRRレイアウトにあこがれる
911がタイプ996から水冷式になった理由とは
丸目ヘッドランプに回帰した997型911
軽量化によるパフォーマンス引き上げが 図られた7代目991型911
中古で911を選ぶなら維持費まで考えた購入計画を立てよう

半世紀以上守り続けるRRレイアウトにあこがれる

ポルシェ 911

ポルシェのアイコンである911は、1963年にデビューしました。いわゆるナローポルシェです。その後、911は930、964、993と進化し、1997年に水冷エンジンを積んだ996にバトンを渡します

次いで2004年には、丸目ヘッドライトに回帰した997が登場。後期型では、エンジンが直噴式に変わったほか、AT車にはいわゆるデュアルクラッチトランスミッションのPDKとなり、今日的に進化しました。

2011年に登場した991は、ホイールベースを約100mm延長、フロントのトレッド幅も拡大され、ボディがひと回り大きくなった印象です。

現行型は、2018年にデビューした992で、エンジンは991の後期型から継続するダウンサイジングターボですが、各部の改良によって高出力化されています。

初代のデビューから現在まで、エンジンの排気量や冷却方式は変わっても、水平対向6気筒エンジンをリアオーバーハングに搭載して後輪を駆動するRR(リヤエンジン・リヤドライブ)レイアウトをかたくなに守ってきたポルシェ 911。

ここでは長年あこがれているという方のために、いま中古車で買いやすく、維持もしやすい初代水冷エンジンの996から7代目911にあたる991を解説します。

911がタイプ996から水冷式になった理由とは

RRレイアウトを採用するポルシェ911は、軽量かつ圧倒的な吹け上がりを誇る空冷式エンジンを伝統としてきました。

しかし、燃費をはじめ、排気ガスや騒音などの環境規制といった時代の要請と、エンジン冷却の高効率化、燃費も含めたパフォーマンス向上などを狙い、タイプ996から水冷式の水平対向エンジンにスイッチしました。

涙目型のヘッドランプが目を惹く、996の日本発売は1998年。水冷3.4Lエンジンは、クランクケースとシリンダーヘッドを刷新し、DOHC化されたのもポイント。トランスミッションは、6速MTとティプトロニックと呼ばれるトルコン式ATが用意されました。

ボディサイズは全長4,430mm×全幅1,765mm×全高1,305mmとなり、安全性と居住性がアップしました。

2002年のマイナーチェンジでは、カレラのエンジンを3.6Lに拡大、同時にヘッドランプのデザインが変更されました。

2025年11月時点の中古車物件数は少なめ、平均価格は700万円近くになりますが、NAのカレラであれば300万円台からみつけることができます。

丸目ヘッドランプに回帰した997型911

丸目になったタイプ997は、2004年夏に発売されました。

デザイン面での象徴であるリヤエンドが力強い造形になったボディは、前後トレッド幅の拡大にあわせて、全長4,425mm×全幅1,810mm×全高1,310mmと全幅が大きくなりました。

エンジンは、996の後期と同じ3.6LとカレラS用に3.8Lが用意されました。

2008年にマイナーチェンジでは、エンジンが直噴になるとともににATはトルコン式のティプトロニックからPDKに変わりました。マイナーチェンジ後の後期型は、テールレンズのデザインが異なります。

997型の物件数は、年代が新しいこともあり、996型よりも選択肢は多くなっていますが、平均価格は約750万円やや高め。カレラは400万円台後半から見つけることができます。

軽量化によるパフォーマンス引き上げが 図られた7代目991型911

7代目911にあたる991は、材料置換などによる軽量化によるパフォーマンス向上がトピックで2011年に登場。

ボディサイズは、全長4,491mm×全幅1,808mm×全高1,295mm(欧州仕様値)に、ホイールベース2,450mmというもの。

997に比べて、ホイールベースで100mm、全長は約65mm延長されるとともに、フロントトレッドが拡大されたことで、ロー&ワイドな印象を強めました。

エンジンは、ダウンサイジングされた3.4Lと3.8Lで、トランスミッションは7速MTとPDK。2015年にマイナーチェンジを受けて、エンジンはカレラ、カレラSともに、ライトサイジングターボの3.0Lになりました。

より年代的に新しくなる991は、物件数が一気に増えますが、平均価格も1300万円オーバー。カレラは、600万円台から見つけることが可能です。

中古で911を選ぶなら維持費まで考えた購入計画を立てよう

ポルシェ 911 (997)

ポルシェ911に限らずスポーツモデルは、タイヤ交換ひとつとってもそれなりの出費がともないます。

初めての911は、イニシャルコストにのみ注目するのではなく、ランニングコストも考えて、モデル決めを行うことが幸せへの第一歩です。

また購入する店舗選びも重要で、認定中古車を含めて、多くの911を扱ってきた専門店など、信頼できるお店を探せるのかも大切になってきます。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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