大人のドライバーにおすすめする2ドアクーペ・7選
本来、2ドアクーペといえば”豪華で走りの良いGT(グランドツーリング)”といったモデルが多く、優雅で余裕のあるライフスタイルを表すモデルでした。
しかし、スタイリングの自由度と実用性を兼ね備えたクロスオーバーSUVなどが増えたこともあり、パーソナル感の強い2ドアクーペが年々減りつつあります。
ここでは、そんな2ドアクーペの魅力と中古で狙いたいおすすめを7台紹介します。
- Chapter
- 2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説
- ラグジュアリー感が漂うレクサスRC
- 現行リアルスポーツ、トヨタ GRスープラ
- 日産 フェアレディZは先代モデルが狙い目
- いま乗らないと後悔する!?生産終了のアウディTT
- 実用性の高さで選ぶならメルセデス・ベンツ Cクラスクーペ
- スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツクーペの2代目:トヨタ GR86
- 実用になる後席が美点で、多彩なパワートレーンも魅力のメルセデス・ベンツ Eクラスクーペ
2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説
2ドアクーペの魅力は、なんと言ってもそのスタイリングの良さにあります。
リアドアを持たないため、セダンと同じ全長であっても、伸びやかで、後方に向かってルーフが傾斜するシルエットを描くことができます。あるいは、ロングノーズ&ショートデッキを採ることもできます。
また車高を低く抑えられるという利点もあります。一般的には、車高が下がり、重心高も下げられれば俊敏性も増します。前面投影面積も小さくなり、空気抵抗が減り、最高速や燃費の向上なども期待できます。
いっぽうでリアドアがないぶんボディの開口部が小さくなることで、ボディ剛性を高めやすいなどの利点もあります。ホイールベースが短くできるため、回頭性が高く、剛性の面でも利点があります。
いっぽうでデメリットは、後席があるモデルの場合、後席へのアクセスが困難で、実質エマージェンシー的な使い方になること。
また低い位置に床面とシートが設定されることで、前席の乗り降りでも身体の上下動が大きくなります。
さらに大きなドアパネルのため全開時にはスペースを取ることになりますし、公共の駐車場などではとなりの車両との間隔も気になります。
荷室高も低く、オーバーハングも短いので積載性への影響や後方視界も小さくなりがちといった面があります。
そういった理由から、万人におすすめというわけにはいかないのが2ドアクーペでもあります。
以下では、そんな2ドアクーペのなかでおすすめの5台を紹介します。
ラグジュアリー感が漂うレクサスRC
レクサス RCは、サイズ感と物件数の多さ、価格の面からもおすすめです。
レクサスのコンパクトなセダン、ISがベースで、ボディは全長4,700mm×全幅1,840mm×全高1,395mmと比較的取り回ししやすいサイズに収まっています。
2.0LターボのRC200t/RC300、3.5L V6のRC350、2.5L+モーターのハイブリッドのRC300hと、パワートレーンの選択肢も多く、動力性能や燃費重視など、予算とニーズに応じて選択できるのもポイント。
グレードは、スポーティな内外装と引き締まった走りが光る「F SPORT」の人気が高くなっています。
現行リアルスポーツ、トヨタ GRスープラ
BMW Z4の兄弟車になり、リアルスポーツといえる存在になったトヨタ GRスープラは、まだタマ数が少なく高値安定状態ではありますが、国産の本格スポーツを狙う人には外せない選択肢です。
「RZ」に加わったMTがまだまだ流通量が少ないのは残念ではあるものの、3.0L直列6気筒を選べば圧倒的な加速フィールを、2.0L直列4気筒を選択すればノーズが軽く、想像以上の軽快感を享受できます。
日産 フェアレディZは先代モデルが狙い目
日本を代表する2ドアスポーツカーである日産 フェアレディZも見逃せない存在です。
2022年8月発売の現行モデルは、物件数が少なくしかも高値安定となっています。しかし、先代であれば物件数も多く、200万円以下でも手に入ります。
ただし、チューニング済みの個体も多く、より念入りにチェックする必要はありそう。
FRスポーツカーらしい回頭性の高い走りを比較的低い速度域でも味わえるのが美点で、本格的なスポーツカーでありながら毎日気軽に乗れる面もあわせ持っています。
ATのほうが若干多く流通していますが、MTも積極的に選びたいモデルです。
いま乗らないと後悔する!?生産終了のアウディTT
輸入車では、生産終了が発表されたアウディ TTの物件数が豊富で、乗りどきを迎えています。
パワートレインは、1.8Lと2.0Lのターボがあり、組み合わせるトランスミッションは初年度が6速AT,以降はいずれも7速AT。駆動方式は、FFとフルタイム4WD(クワトロ)が用意されました。
走りは、FFであっても十分にスポーティな印象。4WDであれば高速道路での高い走行安定性も享受できます。
最終の3代目でも価格はこなれていて、しかも走行距離の短い個体がみつかります。
実用性の高さで選ぶならメルセデス・ベンツ Cクラスクーペ
輸入車で実用性の高さも兼ね備えるモデルなら、2021年まで販売された先代(S205)メルセデス・ベンツ Cクラスクーペがあります。
乗降性とシート(座面)の低さをのぞけば、実用に堪える後席を備え、ラゲッジも広く、大人2人旅であれば困ることは少ないはず。
先進安全装備の充実ぶりも魅力で、積載性の高さも含めてロングドライブにも連れ出せる存在となっています。
スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツクーペの2代目:トヨタ GR86
2021年10月デビューのトヨタ GR86は、初代トヨタ 86と同様に、スバルとの共同開発モデルで、スバル BRZとの兄弟車です。
2代目の現行型は、スポーツ系である「GR」ブランド専用モデルになっています。
ボディサイズは、全長4,265mm×全幅1,775mm×全幅1,310mm。後席は「2+2」レイアウトの域を出ず、子どもなら着座できますが、荷物置き場として割り切る方が多いようです。
容量約231Lの荷室は、タイヤ4本の積載が可能で、サーキット走行などにも対応します。
パワートレインは、2.4Lの水平対向4気筒エンジンが搭載され、トランスミッションは6速AT、6速MTから選択できます。
2023年の一部改良以降、MT車にも「アイサイト」が搭載されるなど、安全性、利便性の高さも向上しています。
実用になる後席が美点で、多彩なパワートレーンも魅力のメルセデス・ベンツ Eクラスクーペ
W213系といわれる5代目メルセデス・ベンツ Eクラスのクーペモデル(C238)は、2017年5月に日本に上陸しました。
後席は足元も頭上も比較的広く、身長170cmの筆者でも短時間であれば実用になる印象です。いっぽうで、後席は乗降性には制約があり、開放感も考慮すると長距離の着座だと疲れを誘いそう。
荷室容量は405Lと実用的で、後席も前倒しできますので、2人旅の荷物であれば十分に積載できます。
「E200」は、前期型が新世代の2.0L直列4気筒ターボ、後期型は1.5LターボにモーターアシストのBSGの組み合わせとなり、ダウンサイジング化と電動化が盛り込まれました。
そのほか2.0L直噴ターボの「E300」、3.5L V6ツインターボを積む「E400 4MATIC(4WD)」、3.0L 直列6気筒ターボと「EQ Boost(M256)」の「E450 4MATIC(4WD)」、最速モデルである「Mercedes-AMG E53 4MATIC+(4WD)」などを設定しています。
優雅さと豊かさを兼ね備えた2ドアクーペは、メリット、デメリットが比較的分かりやすいのが特徴です。
購入は、スタイリングに惚れることが第一歩になるでしょう。その後に、走りや実用性などを検討するのが王道といえそうです。




































