最高出力が大きい車ランキング!馬力が高い車とは?

自動車のスペックとして用いられる”馬力”。馬力とはいわゆるパワーのことで、それぞれの車種ごとで大きく異なります。
今回は、スーパーカーで有名なフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、ハイパーカーを開発したアストンマーティン、自動車大国ドイツからポルシェの5メーカーから、馬力の大きいトップ9を紹介します。
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- 自動車の”馬力”とは?
- 最高出力が大きい車種ベスト9
- 馬力の高さを体感しよう!
自動車の”馬力”とは?

馬力とは、いわゆるパワーのことで、大きければ大きいほど重量のある物体をより遠くにより早く移動させることができます。
自動車の馬力は、スペック表の”最高出力”の項目でチェックすることが可能で、この数値の大きさ=馬力の大きさを表しています。
馬力が大きいと速度を出しやすく、高速道路などでも気持ちの良い走りが体感できるのが魅力です。
馬力(最高出力)を表す際、日本ではメートル法に基づく仏馬力が用いられ、「ps(pferde starke:ドイツ語)」という単位で表記されます。
また、1秒間に75kgの重さの物体を1メートル動かす力を1馬力としています。
最高出力が大きい車種ベスト9
1:フェラーリ F80(1200ps)

2024年にフェラーリの創立80周年に向けて発表されたスペチアーレが「F80」です。
799台の限定モデルで、パワートレインは電動ターボである”eターボ”を組み込んだ3.0L V型6気筒エンジンに、フロントモーター×2、リアモーター×1のプラグインハイブリッドで、システム最高出力は1200PS。駆動方式はフルタイム4WDが採用されます。
そのパフォーマンスは、0-100km/h加速を2.15秒でこなし、最高速は350km/hとアナウンスされています。
最高出力 | 1200ps |
0-100km/h加速 | 2.15秒 |
最高速度 | 350km/h |
2:フェラーリ SF90 ストラダーレ(1030ps)

スクーデリア・フェラーリの創設90周年にあわせて発表されたフェラーリ初のPHEVモデルが、SF90 ストラダーレです。
ちょっとややこしいのですが、F80はフェラーリ社創立80周年、こちらはフェラーリのレースチームの創設90周年を祝ったものです。
4.0LのV8ツインターボエンジンと3基の電気モーターを組みわせたプラグインハイブリッドは、フロント左右にそれぞれ駆動用モーターを1基づつ配置し、のこる1基をミドシップされるエンジンと8速デュアルクラッチギアボックスのあいだに設置されます。
エンジン単体でも最高出力780ps(574kW)を発揮。それにフロント135ps(99kW)×2基、リア204ps(150kW)のモーターを組み合わせシステム最高出力は、なんと1030ps(735kW)を発生します。
最高出力 | 1030ps |
0-100km/h加速 | 2.5秒 |
最高速度 | 325km/h |
3:ランボルギーニ レヴエルト(1015PS)

ランボルギーニ初のハイブリッド・スーパースポーツカーとして、2023年にデビューしたモデルがレヴエルトです。
ミドに搭載される最高出力825PS/9,250rpm、最大トルク725Nm/6,750rpmをそれぞれ発生する新開発の6.5L V型12気筒エンジンと、フロントに最高出力150PS、最大トルク350Nmのモーターを2基、リアに最高出力150PS、最大トルク150Nmのモーターを1基搭載。
それに3.8kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせて、最高出力1015PSを発生。それを4WDで路面に伝えます。
カーボンモノコックにフロントのサブフレームもカーボンで成形したボディは、乾燥重量1,772kg。価格は6600万円から。
最高出力 | 1015ps |
0-100km/h加速 | 2.5秒 |
最高速度 | 350km/hオーバー |
4:フェラーリ 812GTS(800ps)

2019年発売された、最高出力800ps/8500rpmを誇る、812スーパーファストのオープンモデルです。
812スーパーファストをベースにボディの後部が再設計されているものの、ベルリネッタと同じくらいラゲッジスペースが確保されているのが特徴。
また、ルーフは速度45km/h以下であれば14秒で開閉可能で、812スーパーファストに採用されたエンジンを踏襲しています。フェラーリの中でもトップクラスの性能を誇る一台です。
最高出力 | 800ps |
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0-100km/h加速 | 3.0秒未満 |
最高速度 | 340km/h以上 |
4:マクラーレン セナ(800ps)

マクラーレンF1で、数多くの記憶に残る活躍をしたドライバー、故アイルトン・セナの名前を冠したロードモデルが、マクラーレン セナです。
その名前に恥じないマシンとして、設計、デザインされたセナは、マクラーレンのロードカーのなかでもっともパワフルな4.0L V8ツインターボエンジンをミドに搭載。
そのスペックは、最高出力800ps/7,250rpm、最大トルク800Nm/5,500-6,700rpmをそれぞれ発生します。
カーボンファイバーとアルカンターラが多用された室内には、折りたたみ式のドライバー用ディスプレイとセンターにはインフォテインメントスクリーンを配置。シートは、幅の広いツーリング仕様も用意されていました。
2019年には、最高出力を825PSに引き上げた、レース専用車のセナGTRが登場しています。
最高出力 | 800ps |
0-100km/h加速 | 2.8秒 |
最高速度 | 340km/h |
5:ランボルギーニ アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ(780ps)

2011年から販売されている”アヴェンタドール”の最新モデルです。
その最高出力は780ps/8,500rpmと、ランボルギーニ史上最強にパワフルな走りと謳われており、ランボルギーニの市販車向けとして最も高性能なV12自然呼気エンジンを搭載した最後のモデルとして、2021年に発売されました。
無駄のない洗練された見た目とパフォーマンスが調和した1台として、多くの車好きの注目を集めています。
最高出力 | 780ps |
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0-100km/h加速 | 2.8 秒 |
最高速度 | 355 km/h |
6:マクラーレン 765LT(765ps)

マクラーレン伝統のロングテール(LT)シリーズから出た最新モデル「765LT」は、2020年に発売されました。
同メーカーで人気モデルである”720S”をベースに、ドライバー重視の設計が施されており、また、720Sより80kgも軽量化されているため、より速度のある力強い走りを体感することができます。
自動車とドライバーが一体となる楽しさを味わえる1台です。
最高出力 | 765ps |
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0-100km/h加速 | 2.7秒 |
最高速度 | 330km/h |
7:アストンマーティン DBS 770 ULTIMATE(770ps)

「DBS」の名称で販売されるモデルとしては3代目となる車で、2018年に発表されました。
DB11をベースに開発されているものの、専用設計されている箇所が多く、オリジナルさが魅力です。
当初のスーパーレジェーラは、最高出力725PSで登場しましたが、2023年に最高出力を770PSに引き上げた限定モデルの770 ULTIMATEを発表。最高速度340km/hを誇ります。
手作業で綿密に仕上げられた美しさと野性的なパフォーマンスが享受できる1台です。
最高出力 | 770ps |
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0-100km/h加速 | 3.4秒 |
最高速度 | 340km/h |
8:ポルシェ 911 ターボS

ポルシェのフラッグシップモデルとして、50年以上愛される人気車種です。
トレードマークの丸めのヘッドランプと車体形状はそのままに、最高速度は320km/h、0-100km/hの加速タイムわずか2.7秒(ローンチコントロール時)と、さらに磨きをかけた走りをみせてくれます。
どの世代でも常に一級品の走行性能を実現させてきた1台です。
最高出力 | 650ps |
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0-100km/h加速 | 2.7秒 |
最高速度 | 330km/h |
馬力の高さを体感しよう!

市場にはまだまだ馬力の大きいモデルがたくさん出回っています。
特に輸入車に多いのですが、なかには1000psを超えるものも存在します。
一般道では、なかなか馬力を実感できることが少ないかもしれませんが、憧れの高級スポーツカーの走りを体感してみるのもおすすめです。